≪ 芦生、三国峠、上谷、杉尾峠、シンコボ、野田畑谷 ≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記                芦生探検(3)
感動の共有、のぶながTOPページへ
■ コース=生杉林道駐車場 → 三国峠 → 枕谷 → 下谷 → 上谷 → 杉尾峠 → シンコボ →
    → 野田畑谷 → 地蔵峠 → 生杉林道駐車場

2006年6月10日〜11日  天候=曇り

■ 所要時間=1日目 3時間、  2日目 6時間          2日分合計 9時間

≪標高差 250m≫ 標高差は意外と少ない。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪三国峠775.9m≫≪シンコボ811.4m≫>


■ 10日朝10時にJR高槻駅集合、こごせ号とハラッチ号で、生杉終点駐車場へ
  同行者(敬称略): PIKKU、こごせ、どんかっちょ、SUMIE、ハラッチ、ぐりーん、ぐー、のぶなが
       11日参加: KISSYAN、法香

4/23の四国山行の後、渓谷美の中、\1800の天婦羅蕎麦を食べながら、決まった山行。
次から次へと、山行が決まる仲間である。








芦生は、深い原生林、点在する巨木と、緩やかな沢
山登りとは違う魅力を味わう場所。

そっと訪れて、遠慮がちに自然を楽しませてもらう場所。

と思っていたのだが、、いきなり、90人の団体さん!
これが、地元の高島市関連の募集とか、、







駐車場手前の東屋が三国峠への登山口。

いきなり、30分弱の急登である。

今日の行程は、軽いもの、、
ここさえ越せば、ただ散策のみ。



山頂付近の木が刈られていたので展望が得られるが、、
成長しているので、、直ぐに展望は遮られるだろう。

三国峠から東の展望
左手の百里ヶ岳方面から、真東に蛇谷ヶ峰

西の展望は無かった。

この地域の 「峠」 とは山頂の事で、鞍部を通る峠を意味するのではないようだ。






三国峠から枕谷へ下る。



この地域は、イワカガミ(イワウチワ?)、銀竜草、、
余程の適応地なのだろう、、私の記憶では最多だ。
















長治谷を過ぎ、、巨木探索に、、


神社の境内等にある巨木とは違い、
原生林で見る巨木は、、
他の動植物と共生、共存、競勢、、

見れば見る程に、教訓を得られる。

今日の最大の楽しみは、、大カツラの木。

林道を歩く。








見過ごせばそれまでだが、、
立ち止って、親しみを感じてよく見ると
1本1本、、それぞれが個性的
風雪に耐え抜き、生きている痕跡が露わだ。



↓ いよいよお目当ての大樹 ↓

上流からの勇姿



下流から













速足で通り過ごしても、森林浴で感銘を受けるだろ、、
1本1本に堪能しておれば、、日が暮れる。


生きると言うことを、自然から学び取る事象に満ち溢れている。

この地への探索は、暫く続きそうである。


明日は長靴で、、沢




杉尾峠、シンコボ周回、、






野田畑湿原










原生林に沢が流れる、、
景色は一様ではない。

水の勢いが強い場所、
巨木が立つ場所、
低木が生存できる場所、

水場があれば、、生き物が違う。
カエル、イモリ、、、
鳥の声、、









自然の中の人間は小さい。
いつも感じることだ。
知っている事より、、
知らない事が遙かに多い。

思い上がる事はない。

大自然に親しむようになって得たものは、謙虚さかもしれない。





水は少ないようだ。

モリアオガエルの卵

こんなに高い位置にあるとは予想外。


僅かな水溜りの上







人一人入れる洞があった。



由良川源流を越える、、細い、、



杉尾峠 標高750m




↓ 杉尾峠から北西の展望 ↓

日本海が見える。 高浜方向





地図を見ると  双耳峰の青葉山、 頭巾山(ときんやま) の名が見えるのだが、、、










杉尾峠からシンコボまで、、、迷いやすいそうだ。







アップダウンを 4〜5回繰返す。


尾根は気持ちが良い、、








根来坂峠の展望が得られた。




野田畑峠への分岐から北西へ5分入るとシンコボ

シンコボ山頂 811.4m


年齢は、、バラバラ
歩くのもバラバラ、、、
考えている事も、、多分バラバラ

でも、、同じ山の喜びを共有しているからだろう、、
昨年から、、何度一緒に歩いただろうか、、

またまた、、誘われる、、誘い出す。



野田畑峠への分岐に戻り、、
少し尾根を歩き、、野田畑谷に下る。





ここからは、昨年通った道。














11:30 オープンサンドで昼食

女性が多いと、、食事は多彩、、華やかさが増す。


↓ 通過するのでなく、留まって見ると、、↓


様々な命が見えてくる。
光を受ける青い葉、、

倒木に生きる苔、、





生活の連鎖、、命の連鎖
生存の為に、他の生き物を食べ
生殖し子孫へと繋ぐ。

例え害虫と呼ばれようと、、彼等は生きる為、、







高い山に登って大展望、、なら
地球の在り様が見えてくる。

深い森に入ってたたずむと、、
それぞれの生き様が見えてくる。


折角、大自然にであったのだから、、
ゆっくり学ぶ事を楽しもう。









長治谷キャンプ場、、
大自然の中の唯一人間の場だ。




地蔵峠から駐車場への途中からの生杉方面の展望
左端が百里ヶ岳方向






6月9日に掲示されたそうだ。
地蔵峠の標識。




野生生物による食害と病害虫
入林者の増加に伴う歩道の踏み固め、、、


よく読んでみると、、鹿や猿などの野生動物の害が先にある。
入林者ではなく、「入林者の増加」 とある。

地元関連の90人の団体の入林、、、
須後側の姿勢と生杉側の姿勢とは対立しているらしい。


ここでも問題は複雑に入り組んでいる。

自分に出来ることは、、節度をもって自然に接する事だろう。
芦生に限った事ではない。




同行のどんかっちょ!さんの山行記へ


■ ≪私の山登り観≫ ■
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?



   のぶながTOPへ       ≪我が登山歴へ≫
   前画面へはブラウザの<戻る>で戻って下さい。