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≪ バベルの塔、教訓と絵画集 ≫
The Tower of Babelブリューゲルの作品初め、教訓として心すべきテーマであるバベルの塔の建設。 |
Frans Francken U,1581-1642, Joos de Momper U, 1564- 1635 ベルギー王立美術館蔵
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↓ Frans Francken & Joos de Momper U のバベルの塔には、、↓ 赤い炎、黒い煙、窯、、 レンガやアスファルトの描写であろう。 働く多くの人達、、出来上がりつつある壮大な塔 未完成である部分は強調されていないで、 創造中の作業部分が前面に出てきている。 前向きに表現されている好感の持てる芸術作品である。 ↓ そして、、有名なブリューゲル ↓ ウィーン美術史博物館で圧倒的に存在感を誇るブリューゲル所蔵品の一枚。 Pieter Prueghel ( 1525-1569) , 1563 , 114x155cm, 岩山の上に建築されているようである。 クレーン、、背景の町並み、帆船、、描かれた時代の風景。 未完成部分が強調されている。 未完の部分が廃墟のようにも見える。 意図した事なのか? 混乱して中止のイメージが強い。 教訓色が強くなる。 私がウィーンを訪れたのは、1995/05 ↓ 高校2年の娘に海外旅行の仕方を教える為に連れて行った。 ↓ ブリューゲルはバベルの塔を3点描いている。 ↓ 1563 , 60x74.5cm , Museum Boymans-von Beuningen , Rotterdam ↓ 塔の建築は進んではいるが、、 暗雲たちこめ、景色も暗く活気が無いが、 人は沢山描かれている。 2点しか現存していないようである。 ↓ Abel Grimmer ( 1570-1619 ) ↓ 上の絵を真似したような絵 ↓ Bertha Palmer Lane, 1932 背景に高層建築建ち並ぶ都会が、、、 壮大な塔であるバベルの塔が、引き立っていない。 反ってグロテスクな印象を与えてしまう。 細かく描かれてはいるが、、 絵に引き込まれる要素に欠ける。 ↑ 下層部分が角ばり、、全体に現代のビル建築のイメージに近い。 細かく描かれ、、整備された道路までが、、 神代の寓話ではなく、現代に近い寓話の印象を与えている。 ↓ フランドル派 17世紀初頭 50cm X 71.5cm プラハ国立美術館蔵 |
Van Cleve Hendrick Van Cleve ( 1525-1589) Lucas van Valckenborch , 1594 Marten van Valckenborch T ( 1534-1612 ) Nuremberg | |
French Bible, 1250 |
41x28cm, London, 1423 |
Gustav Dore , 1866 |
M. C. Escher |
高くそびえる巨大な塔を描けば良いのではない。 人間を細かく描けば良いわけでもない。 何処まで深く考え、、何を訴えるのか! 芸術作品は、、千差万別である。 感動できる作品に出会うのは、、少ない。 求めて、出会うことが出来れば、大いに味わおう。 出会いから、その後の生き方に有意義な影響、、 機会を与えられるのではなく、、自ら求め 自ら認知して、啓蒙される。 日々の自覚で、人格、品格は大きく差がでる。 |
現代のバベルの塔と意味づけたくなるが、 これは、全く異なる警鐘であろう。 |
ルーブルに バベルの塔 があっただろうか?? 思い出せないのだ。 確認に行かねばならないだろう、、、、 思考が思いがけない方向に飛んでしまった。 |
この頁は、横幅1024ピクセルを前提としています。 今回が初めてです。 800ピクセルで見る人も、まだまだ居られると予想されますが、 大きな画面では、800ピクセルの頁は貧弱に見えます。 当方も、少しずつ横幅1024ピクセルを前提とした構成にする予定です。 <2006/12掲載> |
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