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≪ タ・プローム Ta Prohm ≫

スポアンの巨根に破壊される姿をそのまま残す遺跡

アンコールワット、アンコールトム周遊(1)
2007/05〜06
アンコール遺跡






創建年代 : 1186年
創建時は仏教寺院だったが、後にヒンズー教に改宗される。
東西1000m×南北700mの敷地





巨木 (スポアン) の根が石組みの間で成長し、破壊が進行中。
一部修復されているが、大半がそのままの姿で残されている。


整備された遺跡よりも、、遙かに遺跡探検気分が味わえる。






西塔門が正面入口


西塔門前は、お土産屋、駐車場


西塔門の表面は崩壊が激しい




西塔門を裏から見ると、観世音菩薩の四面塔が明確、


西塔門横を通過し、森の中を数百m歩く。



西門の上部は崩れ落ちそうである。  崩れ落ちた石はそのままの状態。




修復中の構造物は数ヶ所 見られた。





遺跡破壊する巨木は、ガジュマル系の 榕樹・スポアン





崩壊した石は、整理して積んであるのではなく、、崩壊したままの状態。








細部の彫刻は、繊細であり、多彩でもある。





寺院内部は広大であり複雑。


うごめき立ち上がる大蛸





↓ これらの根は、、正に侵略の意図を持って這い回って行く、という姿である。 ↓

快晴の日差しの下で見ているから、陽気に記念写真を撮っていられるが、
これが、曇天や雨で薄暗ければ、、妖怪に見えるだろう。





↓ 現地のツアーで同行した人達 ↓





デバターは彫が深い
数多くのデバター、仏像等、レリーフ彫刻が数多くあったが、
この遺跡では、、それどころではなく、巨樹の根の侵略の数々に驚かされる。






これもまた、、凄まじい光景だ。






↑ 巨大な造型に圧倒されるが、、細部には繊細な仏像の数々、、、 ↑








暗い回廊の中は、、細い根っこが走る。
砂岩なので、湿気は多い。 ドンドン成長するのだろう。








数々の回廊を通り、塔、祠堂を巡る。 ガイドさんが居なければ迷う事間違いなし。






まるで大蛇のようである。  大きな石積を押しのける様がありありと見て取れる。
薄暗くなれば、、動きだしそうな巨根の動き







スポアンの根は、隙間に入り込み、やがてめくり上げ、ズリ落とす。




上下関係の厳しい宗教界、偉い人は高い位置、、枠に位置するナーガ













圧倒される光景である。






↑の光景を外側から見る。 ↓




今までの ” 遺跡観光 ” の概念を 強烈に越えてしまった体験である。


カンボジアの近年の歴史や、、一般住民の生活、、町の光景 と
重なり合って あるいは、、対比 となって、

単なる観光旅行を超えて、貴重で刺激的な体験となった。
今後、これだけの 異界の遭遇を体験できるだろうか?



2度目のタ・プローム訪問 0711




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