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≪ 知的な陳氏書院、穏やかな仏教寺院の光孝寺、六榕寺 (広州) ≫


広州市内 (3)


広州起点に中国一人旅、鉄道移動に挑戦 (11)
2012/04/03 〜 2012/04/10










■  陳氏書院 = 陳家祠 は、清朝末期(1890年) の建物で、広州地域の陳氏一族が、
科挙試験の受験などで、同族を支えあう為に建設されたもの。





幹線道路の中山七路に大きな敷地で面している。  地下鉄 陳家祠駅の真前。







入場料は10元

建物は、、中庭を挟んで、3列に並んでいる。




最前列の中央 正庁





正庁前から、、中山七路方向を見る。  広州中央域の街並みだ。





屋根の上の塑像群、、、仏山の石湾鎮製




仏山市の祖廟でも同様のものを見たが、、陳氏書院の方が遙かに、見応えがある。


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一軒毎のユニットで構成されているが、、ストーリーまでは関心が行かない。

壁の壁面のレリーフの精巧さは、、明らかに屋根に勝っている。







これらの色鮮やかさは、、修復されているのだろう。

明るい雰囲気は、、健全、陽性、、のイメージだ。








↓  前中後列と3列の建物が、、廊下で結ばれている。  奥行は深い。  ↓





正庁から中に入る。




中庭との壁が無く、、、、全ての空間が明るい。



彫刻は繊細だけでなく、、知的な感性に満ち溢れている。

敷地内のいづれの場所にいても、、、居心地はとても良い。

庭も、装飾も、華美ではなく、節度あるものなのが、、とても好ましい。




←  正庁の扉絵  ↓



観光客は、、わずかだが、殆どが中国人と思われる。






中庭、、、2列目の中央、聚賢堂  これが陳家祠の中心である。


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聚賢堂の屋根、、廊下の屋根、、と華麗に彩色された塑像群、、
節度ある庭の樹木とのバランスで、、清潔感溢れる空間となっている。



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聚賢堂





↓   聚賢堂から前列の正庁を振り返る。   ↓

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中央以外の建物は、、再現陳列や商品の陳列





SHOPは、、技巧の凝った高級品から手頃な土産物まで種類は多彩だ。










        ↑        緑、、華麗な屋根の彩色、、、人の少なさもあり、、我が家に居る様な心地よさである。       ↓


強烈さはないが、気持ちの良い一時を過ごし、、光孝寺へ向かう。

地下鉄だと、、少し歩いて戻らなければならないので、、バスで東へ。










■  光孝寺  へは、、バス停 西門口で降り、光孝路を北に上る。






光孝路 は、、程々に、飲食店、雑貨店、、線香等のお参り用品、、




光孝寺が見えてくる。





光孝寺前から光孝路を振り返る。





光孝寺  正門








光孝寺は  広州で最も大きな仏教寺院。







親しみのある造りである。















参拝者は多い。






本堂



ゆったりとした境内に、、程よく賑わう参拝客



















本堂内の ご本尊


お堂内に流れていた 「 ナムアミド〜 ナムアミド〜 」 と繰り返すだけのお経が、とても気持ちが良かったので、録音した。
穏やかな響きが、、宗教施設に相応しい。
日本のお経のように、、気張りが全く無い。







境内のショップなので、、録音したお経を聞いてもらい、CDを求めようとしたが、、お経CDなんて無いらしい。











本堂裏





























ここでも、線香を購入したのだが、、、
なんと、仏山市の祖廟の半額である。





光孝寺を幸福な気分で去り、六榕寺へ向かう。

東に歩いて移動。





光孝寺の前を東西に走る浄彗路には、、仏教関連店舗が並んで居る。


じっくりと探せば、魅力的な仏像に出会いそうである。







浄彗路から海珠北路に出て、、福泉街を東に向かう。



海珠北路は、、電気工事、設備、、等の機械類の店舗が亜融合している。




福泉街は、  路地なんだが、、結構庶民的な店が点在していた。




■  六榕寺 も仏教寺院。   6世紀創建の古刹。

9層の仏舎利塔は、57mの花塔 (宋代の建立)



ここは有料であった。









↓  宋代の建立  と言うが、、新しい建造物にしか見えない。   立て膝の仏像の表情が魅力的だ。  ↓
















狭くはないのだが、、、光孝寺の雰囲気と比べると、、窮屈な印象を受ける。























境内の奥では、、お年寄りの溜まり場、、カード遊びだ。







中国の仏塔は、、

もう既に多く見学し、、

登ってもいるので、、

感銘はなにも無い。




六榕路にも、、多くの仏具屋が並んでいる。

ただ、、六榕寺は違和感の無いなじんだ仏教寺院なのだが、、

六榕路の仏具屋には、  チベット仏教の仏像が前面で多く売られている。










チベット仏教の仏像





歓喜仏を見つけたのだ、、、それも2体、、、


最初の言い値は、、780元
手持ちの元が少なかったので、相当に値切ったが、
590元までしか下げて来ないので、、
現金を下ろして又来ると去る。

翌日、、帰国の当日に、、
2体で、、1000元に値切ってやろうと、出かけたのだが、、

社長が出てきて、、仕入れ伝票をチェック、、
なんとなんと、、1体 690元に値上がったのである。

残念ながら、、手ぶらで帰国する事に、、
しかし、、珍しく特殊なものだと思っていた歓喜仏が
普通に販売しているのを知った事は、、有益な情報だ。



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