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写真豊富な のぶながワールド

≪ 気持ち良く美味三昧 ERBETTA ≫

宝塚逆瀬川のイタリアン エルベッタで楽しんだ1ヶ月分の写真集





『 幸運の女神 』 が舞い降りているとしたら、、、


そんな都合の良いモノが居る筈がないのだが、

人生を注意深く生きていると
良い事に次から次へと遭遇する時期がある。

勿論、、逆もあるが、

誰にでも良いも悪いもチャンスは公平にある。

悪いモノを遠ざけるように意識し、
善いモノに関心を持ち、、すばやく掴む習慣を持てば
人生の楽しみは多くなる。


昨年辺りから、、 ≪良い出会い≫ が増えている。
当然、そういうものに近づこうとしているからであるが、、

良き仲間が増え、、、
日常的な事なのだが、、気持ちよく食事をさせてくれる店にも遭遇した。

何十年とレストランで食事はしてきた。
有名店にも入った。
気に入った店もあった。

しかし、、昨年4月から週に1度行きだして、、1年になる。
こんなに長く通ったお店は初めてである。
通うといっても、、お昼の定食を頼むだけである。
メインが付いて¥1575円。 ドルチェは別なので¥315円の追加。
合計¥1890円の昼食だから、贅沢なものでは決してない。

初め内は、、前回のメニューと重ならないように、メインを代えてくれていた。
この程度なら、、今までにも何度も経験していた。

しかし、、いつの間にか、、おまかせ料理に変わっていった。
何が出てくるかは判らない。  これがまた楽しみである。

4月だけ許可をもらって写真を撮らせてもらった。
7回分の全食事である。

** 阪急逆瀬川のオステリア・エルベッタ **

  


≪ 2006年4月7日 ≫




前菜である。 イタリア風にアンティパスト

鯛のあら煮と春の温野菜

鯛のあらといっても身はたっぷりある。

野菜は、丁寧に煮られ旨みたっぷり。

盛付けも神経が行き届いている。


鯛のあらだから、
定食で数を出せるモノではない。


パスタは毎日5種類から選べる。



あんこうの胃袋とトマトのスパゲッティ




メインディシュは
茶美豚ロースのカツレツ



パン粉と香草の衣が旨い油を含み、、程好い香ばしさである。
豚に限らず、鶏、肉、、何でもパン粉焼きは美味しい。


大きいのである。
サイズが判るようにフォークを添えて撮った。



バラのフレーバーのジェラート



ドルチェは、、オプションだが
セットメニューにはパンとコーヒが付く。





逆瀬川への所用が、、4月から週2回になったので、
幸せな昼食も週2回となった。


≪ 2006年4月11日 ≫



アンティパストは、、魚貝のフライ

いい蛸、蛸、筍、アスパラ、貝柱、白身魚、香草と多彩
シンプルに塩味とレモンの風味。

新鮮な素材を適温に調理し、、塩味、 実に旨い。
熱々の揚げ物を、サクッサクッと衣、
貝柱、蛸、白身、、柔らかさと共に素材の味が歯に絡む。
アスパラ、、筍もサクッサクッと

これがメインディッシュだっておかしくない。




イカ墨パスタは、、アサリと鮭が大量に絡む




メインは、子羊のパン粉焼き、豆もやし、焼き筍

前菜に、筍のフライがあったが

メインには、、焼いた筍である。

焼き目が明確、

豆もやしの長い線が
メリハリとなる盛付け。


卵の黄色と白身、、緑の生野菜
彩りに隙がない。


ストロベリーのソルベ
チョコレートケーキが下敷きに、、





≪ 2006年4月14日 ≫



北海道かぼちゃのパンナコッタ




いいダコとセロリのトマト煮込みフェットチーネ


香草パン粉の香ばしいジューシーさと粒マスタードの存在感


丹波地鶏の香草パン粉焼き+菜の花

香草パン粉焼きは、包む素材に関わらず、、甘い、、、







苺のトッピングが嬉しい
カンパリ&ヨーグルのソルベ








                シエナのマンジャの塔から

私は、、イタリアが好きである。
その芸術が好きである。
何度訪れても、、新たに驚異的な発見をする。
帰国する時は、、知った満足感よりも
まだまだ知らない事が残っているという
底無しの無力感というか、半ば諦めというか
そういう種類の充実しない状態になってしまう。


イタリアが好きだから
だから、イタリア料理が好きだ、、という訳ではない。
イタリア現地のパンをはじめとして
日本の方が遙かに美味い。

日本のイタリアレストランが好きなのである。
日本のフレンチレストランは
素晴しいけれど、高くて満腹感がない。
だから、、イタリアンの機会が圧倒的に多い。





≪ 2006年4月18日 ≫



鯛のカルパッチョ、アーモンドスライス、苺、アサツキ、ビネガー+からし和え

実に美味い、、心地良い酸味に辛味
和食のお造りよりも、、カルパッチョが間違いなく好きである。

同じ生の素材なのに、、創意工夫に溢れ、味の可能性が広がっている。







ツナ、白菜、青菜のトマトソースのリングイネ

ショートパスタも選べるが、私はロングパスタだ。
口の中のほうばり感が満足に繋がる。

ショートパスタを噛んでいると何故か口が寂しい。




メイン料理は、、

なんと食欲をソソル盛付けであろうか、、



丹波地鶏の巻き焼き、肉のパテ、ジャガイモ、サツマイモ、半熟卵、りんごサラダ、粒マスタード、青物

丹波地鶏の巻き焼きの香ばしさと
口の中の満足感。

肉のパテまで付いている。

半熟卵は、、一口でほうばりたくて、、
フォークに乗せるのに苦労する。
フォークで刺して壊しては楽しさ半減だ。


りんごサラダの酸味が新鮮、、、

サツマイモ、ジャガイモ、粒マスタード
なんと多彩な味、味、味


カンパリ&ヨーグルトのソルベ



デザートにジェラート、ソルベ
これがないと食事が終わった気がしない。







食事をするのに、、、1時間では終わらない。

一人一人丁寧に調理、、盛付け、、である。
満席であっても同じだ。
客をさばこうという気は全くない。

客が少ない時は、、
より手間をかけた料理が出てくる。
客が少なくても、、1時間では終わらない。

お昼の休憩時間には、、食べられないのだ。

時間の余裕のある人だけが満足する。


座っていると、、背後で声がする。

『 わ〜、、キレイ 』
『 お〜いしい〜 』

ホトンド毎回、、客の驚きの声が聞こえる。







雑誌にも紹介されている。

DANCYU

料理天国2006年4月号

COOKTOKK4月号

北摂の名店** etc


シェフは、、岡尾岳史 (1976年生まれ)

テレビにも度々登場する。


テレビでの1場面

4〜5週にわたって放映されていた。







岡尾岳史さん

お店でも同じ表情、、


若くて独身、、オーナーシェフ



必要以上に近寄るオバサン秋野




早めに来れば来れば別だが、、
事前に予約した方が良い。

1度満席になれば、、、1時間以上席は空かない。








≪ 2006年4月18日 ≫




パルメザンチーズをミルクで固め、、だったか?忘れてしまった。





シンプルなトマトソース







スズキのグリル、筍のグリル

ホクホクと焼き上げられた肉厚のスズキ
香ばしさと、身が柔らかくくずれる口の中

下に肉厚の筍

明確な焦げ目、、
噛み応えと
ジューシーさ

正に筍ステーキである。

スズキの肉との対比が
快感だ。


ウーロン茶のジェラート







≪ 2006年4月25日 ≫



今日は、、一品多い。
前菜前の一皿

ありがたい。

豚足とテールの煮こごり固め、粒マスタード

ありふれた素材ではない、、
個性的なのは大歓迎





これが前菜、、

鰯のマリネ、苺を潰したもの、パルメザンチーズの牛乳固め



鰯は3枚、、美味しそうな盛付け

下の赤いのが苺を潰したもの、白い塊がパルメザンチーズの牛乳固め
アーモンドスライスに香草

和の刺身よりは遙かに美味い。
創意工夫が楽しめる。





新たまねぎと牛スジトマトソースのパスタ




蛍烏賊、サーモン、貝柱、牡蠣のフライ、菜の花添え




奥の上が蛍烏賊

下が大きな牡蠣

手前上がサーモン

下が貝柱

手前に卵の上に蛍烏賊


嬉しくなってくる。



グァバのソルベ







お昼のスタッフは現在、、3人だけ。

シェフの岡尾さん

客席係の今 拓之さん

そして、両方を手伝うご婦人1人。



心配りの優しい
今 拓之さん

常に全てが丁寧だ。

今日の料理を説明してくれる。




シェフの岡尾さんとは、、
ペルージアでの飲み友達だそうだ。

修行中、留学中にペルージアで知りあい
飲み友達に !

各地で修行する岡尾さんが、
ペーザロ郊外のお店を辞める時に
代わりに 今拓之さんが勤めたそうだ。

当然にイタリア語は達者。

イタリアの話には、何でも乗ってきてくれる。
頼もしい限りである。

青森出身という近さんは
話し方が真直ぐに感じる。
気を使わずに話ができる。


お2人が修行したペーザロの街は
私の好きな街。


ロッシーニの生まれた街。
毎年夏には、ロッシーニフェスティバルが催される。
1996年にオペラ3公演観劇して以来
未だに毎年パンフレットを送ってくる。



エルベッタのお2人とは、、楽しい所で接点があった。

嬉しい出会いである。


4月の料理は未だ続く、、、、



≪ 2006年4月28日 ≫




地鶏の燻製、サラダ仕立てマスタード味

シットリと柔らかく、、ほのかな酸味にマスタードの風味

どんな肉、魚を食べても、、
満足の柔らかさ、火の通り具合だ。
仕事にゆるみが無い。




三田牛スジ肉と新たまねぎのラグー
フェットチーネ








茶味豚のグリル





苺のソルベ




大満足である。




4月に楽しんだのは、、7回。

日常的な支払いで、、これだけ満足させられて
幸せッ と思わずにはいられない。


岡尾さんと今さんの出会いが、、
今のお店で、日常的レベル以上に
我々を楽しませてくれる。

ここに出会えたのも、、私にとって嬉しい出会い。

イタリアが取り持つ、、私にとっては幸せな出会いである。


        フィレンツェのジョットの鐘楼から見たサンタクローチェ教会


初めてイタリアに行ったのは、、30年くらい前。

イタリアは私にとって、故郷のようなもの。
日本以上に愛着がある。
オペラ、美術と、、VIVAイタリア
そして日本のイタリアンリストランテ


運命の幸せの出会いというものがあれば、、
私にとって、イタリアはそれだ。




『 幸運の女神 』 が舞い降りているとしたら、、、

それは、、 『 今だ 』


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