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≪北イタリア、フランス、ベルギーの旅 (3) ≫


コモ湖遊覧 vs ガルダ湖 大いなる相違
Lago di Como ( 幅 4.4Km ) VS Lago di Garda ( 幅Max 17.5Km )
2006/05



Lago di Como
コモ湖遊覧船から 湖岸の風景




北イタリア湖水地方で、紹介されている湖は多い。
芸術探索ではなく、のんびり保養観光には縁のない私には、、
全部を周遊する無駄は出来ない。

ミラノからコモ湖 and ヴェローナからガルダ湖と
2箇所を各1日で遊覧する事で、湖水地方観光のイメージを得ようと企画。
思いもつかない素晴しい所であれば、、新たにのんびり宿泊企画をすれば良い。

★ ★ ★ ★ ★ ★

ミラノ宿泊で、コモ湖は日帰り。
私鉄ミラノ北(ノルド)駅から、コモ湖湖岸に駅があるコモ北 ( Lago Nord )駅まで。 往復

FSミラノ中央駅からだと、速いけれどEC等特別運賃、
しかもコモ湖岸から離れた駅に着くので不便。

地下鉄ガリバルディ駅からカルドナ駅まで、Linea2線に乗ったけれど、
NewYorkの地下鉄の如く、混雑、汚い、、朝8時半のラッシュアワーだから当然の事か!


1時間足らずで
私鉄ノルド線はコモ湖岸に着く。

往路は、停まらない駅もあったけれど
帰路は停車駅が多くやや遅かった。


↓ コモの街 (北東に歩いたフニコラーレ駅前からの展望) ↓
残念ながら曇天で遠景は霞んでいる。








船着場は沢山ある。
中央付近に、湖に突き出た切符売場の建物がる。
ここで、時刻表を得て、、適当な所まで往復し遊覧する事にする。

あまり奥まで行っても同じ様な景色に思える、、
視界は快適とは言えない、、




縦軸が行き先、、横が時間順便名



小型船だ。
40分弱のURIOまで行き、、
散策、食事
そして帰る事にする。

船着場は、便によって違うから、、聞くしかない。

チケット売場では、指定した便はないと言い
次便の船着場を教えてくれるが、、
その船着き場に行くと、、向こうの船着場で
希望の便が出ると言う。

大急ぎで、別の船着場に向かい、、無事乗船。

チケットは、行き先指定のみで、
便名指定ではないので、どれに乗っても良い。

( チケット売場で別の便を教えた理由は判らない。 )



コモ湖は幅が狭い。
両岸に山が迫っている。
山肌に沿って、大小様々な建物が、、点在 and 密集。




快晴でないのが残念であるが、、
中距離の展望、、両岸の展望は得られたので満足するしかない。

適度に涼しい風、、
変化に富んでいるとも言えるし、、
同じような風景の繰り返し、、とも言える遊覧。










ホテル、、別荘、、教会、、様々な建物が落ち着いて密集している。





まもなく URIO









URIOに下りては見たが、、

バールとリストランテが1軒のみ、、、
人通りは無し、、、


帰りの便を予定して、昼食を




湖岸の展望の良いリストランテ






思いのほかマトモな料理である。



海鮮サラダ
時間がゆったりとは行かないので
夫婦で、上の2品と飲み物のみ。

クレジットで払おうとすると、、、
55ユーロの請求でサインしろと、、、
ナヌッ!とクレームをつけると
明細の伝票と、、30ユーロの現金を持ってきて
55ユーロのクレジットにサインしてくれと、、

2人で25ユーロ(\3,600)の昼食でありました。

数組しかいない客、、
忙しくて間違えたとは言えないだろう。
料理がマトモであっても、、善人とは限らない。

この手の出来事はよく出くわすが、、
少しの加算なら、目をつぶるが
今回は倍額の請求なんだから、、見逃せない!






↑ 船着場から見たリストランテ ↑


程なく、船が、、、
偶然にも、来た時と同じ船。




往復1時間20分の湖上遊覧。

これで十分である。
何時間もかけて最奥部まで行っても
新たな感銘には出くわさないだろう。

ロマンチックな気分になれる人との船旅なら、、
長い方が良いかもしれない。







ガイドブックに、ブルナーテ山からの展望が良い
と、、フニクラーレに乗る。

コモ湖に着いたのが10時なので
湖上遊覧より前に、フニクラーレに乗る。


フニクラーレ山頂駅からの街の展望




山頂駅を下りて、下がったり上がったり
展望場所を探したが、、、
何処とも視角が狭い。

晴れていたとしても、、
視角がこれじゃあ、、不満である。

コモ湖が広く見渡せない。
建物の間から
コモの街が辛うじて見えるだけ。


駅周辺を歩いてみた。  何もない。
ガイド表示もない。

山上駅が、、山の頂上ではない。
南西斜面、、周囲は住居群。
コモ湖が見通せる北方向は、、、山の斜面。
歩いて展望台を探せるような距離ではない。


↓ 最も高そうな所を見上げる。
あの塔なら間違いなく
コモ湖全体の展望は良いだろう。

が、、歩いて行ける距離ではない。
公開されているとは限らない。




←の塔を、、船で遊覧中に撮影した。 ↓

船からこう見えるのだから
塔からは、、絶景のはずである。

フニクラーレでは時間を無駄にした。
ガイドブックには、、
「安易に展望が良い」と書くな!
書くなら地図を添付しろ!
と投稿した。


こじんまりとした教会の見学のみで、、下山する。

フニクラーレからの方が、、コモの街は良く見える。



◇-◇ 往復切符 ◇-◇

私鉄ノルド線で、コモ湖まで往復と言ったのだが、、
1枚しかくれず、6.9ユーロ(\1000)なので、 てっきり片道の切符だと思った。
2人分をクレジット支払い。

帰路、コモノルド駅でミラノまでが、、、なんと
3.45ユーロだったので、、誤解に気が付いた。
こちらの駅ではクレジット支払いは不可。


ミラノからコモ湖往復切符
A=往路,R=復路

R が Returnの略と は気が付かなかった。

今後は、、1枚の往復券の確認は大丈夫だ。

FSの切符は、、2人往復と言うと
1枚に2Adultの往路 and
2Adultの帰路1枚、別々になる。

コモ湖遊覧の往復は
CIRCOLARE 循環と表示



ガルダ湖では、、
デセンツァーノ〜シルミオーネ
往復が、、A、Rで記載。








■ ■ ガルダ湖 ■ ■



↓ デセンツァーノ・デル・ガルダの町 (FS車窓から) ↓

数日前、ミラノからヴェローナに移動する時に、車窓から撮ったのだが、、
この時は、遠くに写っているのが何処だか気にもならなかった。

↓ 上の部分拡大画像 ↓
行った後だからよく判る、、シルミオーネの町、半島が写っている。





ガルダ湖行きは、宿泊地ヴェローナを、朝チェックアウトし
ヴェローナ駅に荷物を預けて、鉄道でデセンツァーノへ。

帰路、ヴェローナ駅で荷物を取り、鉄道でヴェニスのメストレへ。



↑ デセンツァーノ・デル・ガルダの町 ( 船からの展望 ) ↑


デセンツァーノ・デル・ガルダのFS駅から、港町まで真直ぐ徒歩で20分。
バス便もあるが、何番に乗って何処で降りるかが判らなかったので歩いた。

FS駅前通りは住宅街


徒歩20分で賑やかな港町

でも、観光客はホトンドいない、、
湖が見える



デセンツァーノの町は、ドゥオーモにティエポロの 「 最後の晩餐 」 がある。

よく耳にするガルダ湖を見に行こう、、という単純な発想のみなので
事前の情報収集をしていなかったので、他の観光名所は知らない。

町に入れば、直ぐにドゥオーモは判る。

ドゥオーモの小さな入口





↓ ティエポロの 「 最後の晩餐 」 ↓

教会内には沢山の絵画、、
「 最後の晩餐 」と判別するには苦労する。




港に出る。



レジャーボートが圧倒的に多い。



デセンツァーノの町並み





コモ湖は幅が狭く、、両岸に山並みが迫って、見応えのある光景であったが、
ガルダ湖の南部であるこの辺りは、、幅が15km以上だ。
湖岸は平野で、、高い山はない。 広大な湖の光景のみ。

もっと北の、中間部、北部に行かなければ、山岳美、リゾート風景は無さそうだ。
と言っても、、特に見たい光景の情報はない。

近くの細い半島の町、シルミオーネ往復する事を思いつくだけで精一杯。

↓ 船からシルミオーネの町を見る。 ↓
温泉がある。 スカラ家の城塞があるという情報のみ。

中々、良き光景である。


右がスカラ家の城塞
予想外に密集した町並みではないか、、





シルミオーネに着いて驚いた、、、
何と言う賑やかさだ〜

↑ 北部へ向かう観光客 ↑


町は観光客で溢れている。
観光、観光、、店店で溢れている。



観光目玉といえば、、、
温泉地とスカラ家の城塞のみ
なのに、、この賑わいはなんだ!!

京都の清水坂と同じで
密集した店とごった返す観光客が
観光気分を醸し出す
ただそれだけのようだ。







狭いメインストリートに細い脇道



スカラ家の城塞



スカラ家の城塞

↓ 陸地で見るより、、船から見る方が遙かに良い。 ↓




↓ 驚いたのは、、ジェラート屋のド派手なディスプレイ ↓


どの店も、、大きい、、競うようにド派手なディスプレイ




ジェラート食べて、、昼食をとって、、町を散策、、
と言っても、、小さな教会を覗いて、、湖を眺めて、、
ありふれた土産物屋を素通りして、、

満足いく収穫の少ない観光である。


観光客は、、シルミオーネに集中し、デセンツァーノは閑散。

ヴェローナからバスでシルミオーネにダイレクトに来れば良いのだ。
デセンツァーノに行きたければ、、ここから船で往復すれば良い。

ガルダ湖を見たというだけで、、次に繋がる収穫はなかったが、、
もっと北部に行かなければならないのかも知れない。 行っても同じかも知れない。

「 リゾートでノンビリ 」 というのは、全く興味のない私には気の抜けた地域でありました。


、、、、コモ湖でも、、ガルダ湖でも、日本人にはホトンドあわなかった。
西洋人観光客のみだった。






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