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≪ アンベール城 (ジャイプル) ≫

Amber Palace, Jaipur
Rajasthan

2度目のインド旅行12日間 (23)
2010-11-20 〜 2010-12-01






ジャイプル市内のホテルに2連泊。
今日は、朝 8:00 に出発し、
郊外のアンベール城、ジャイガル要塞
ジャイプール市内の天文台、宮殿を巡る。





ピンク・シティを出て北上すると、直ぐに ジャル・マハル湖、そして湖水の中程に建つ WATER PALACE が見える。





ジャル・マハル湖と水中宮殿の光景は、、、

2008/12 の旅行で、、デリー  →  アウランガーバード の飛行機から地上を眺めていて、
↓ 驚きをもって見た光景である。 ↓


                                                    2008/12/24,  09:42 撮影

ただ、、この時は場所の特定など出来る訳はなく、、、何処だろう? 行ってみたい〜 と思うのみ。

そして、、アンベール城観光の途中に、地上からこの光景を見た時も、、
機上から撮った写真と同じ場所だとは、、思いもよらない。
帰国後の旅行記作成の為に、↑の衛星写真を切り取った時にも、気が付いていない。

旅行記作成後に、初めて気が付いたのである。

今なら、GPSに World Map をインストールしたのでリアルタイムで居場所は判る。


                                                    2008/12/24,  09:42 撮影
↑  左の格子状の道路の街がピンク・シティ、ジャイプルである。

山並みを走るジャイガル要塞、、明るい部分がアンベール城である。   ↓

                                                    2008/12/24,  09:42 撮影
上空から、自分の目で見た場所を、、自分の足で歩いた、、現地の人達と触れ合った、と言う実感は、、
視点を変えて体感したとして、
その土地が、、自分のテリトリー内として、、親しみが湧き、体験が肉となり血となる。



ジープ乗場から見上げた、ジャイガル要塞(勝利の城) と アンベール城




アンベール城







アンベール城に登るには、、象に乗る or ジープに乗る or 歩く の3つの選択肢

2008/12 は象で登った (2008/12のアンベール城旅行記へ

今回は、ジープをチャーター

GPS軌跡

城の北側から登る。







城の裏手に廻ると、、ジープは渋滞、、、チェックポイントであった。




アンベール城裏手の登り道途中から、、ジャイガル要塞を見る。  (西南〜北方向)




ジグザグに登り高度を上げる。   ジャイガル要塞の長城は、尾根を長々と走っている。 万里の長城の都市版である。








駐車場から、、宮殿の裏門にあたる 月門 チャンド・ポール まで少し歩く。










アンベール城は、1592年に、マン・スィン1世が建造し、
中心のジャイ・マンデル殿は、1639年に、ジャイ・シング王が建造。
1727年、サワーイ・ジャイ・スィン2世が、平地のジャイプルへ遷都するまで、王都であった。



宮殿の前庭 ジャレブ・チョウク、  第1番目の庭(広場)





宮殿内への入口 獅子門 スィンポール  退色してはいるが、華麗に描かれている。




獅子門の上から前庭を見下ろす。 右端が太陽門 ↓
第2の広場、 一般謁見の間横から ガネーシャ門を見る



第2番目の広場から 第1番目の広場を見る。  左に月門、右に太陽門、、、背後の山並みには長城が延々と、、

赤砂岩に白のアクセントのアグラよりは、遥かに落ち着いた色彩である。



ガネーシャ門、、、  ここからが私的な住居空間となる。




この明るさがとても魅力的、、ラージプート族の文明の高さや上質の感性を感じる。
イスラム教のムガル帝国のアグラでは、感じる事のなかった親近感である。






第3の中庭、、ここは、、緑豊かな庭、、、対面がガネーシャ門の裏面、右が勝利の間ジャイ・マンデル




マハラジャの私的空間、、優雅な舞に音楽、華麗なる食卓、、美女数多、、、
現実は、そんなに甘いものばかりではないだろうが、、

当時の人々の様子を、目の前の現実と重ね合わせて夢想するのも一興である。









壁は、、光沢のある柔らかい色彩、、




多彩な瓶の形の模様、、




勝利の間ジャイ・マンデル




勝利の間ジャイ・マンデル内部  (謁見の間)


まとまりがあるとは決して言えないが、、華やかな雰囲気である事は間違いはない。


往時は、、ここに絨毯が敷き詰められ、、調度品が並び飾られていたのであろう。



模様は、、花を中心とした植物をあしらったものばかり、、、
文学的な情景を展開したものがあっても良さそうなのだが、、、
16世紀のラージャスタンに、、文学は???












↑ 修復中 ↑

←  マハラジャ、侍女、、少しは情景的、、





工芸的には、、手の込んだものだが、、芸術的とは???
イタリア・ルネッサンス的なものを、芸術的だと感じる世界にいる私にとって
インドの石窟寺院の彫刻には、、大いに魅力を感じ、惹き付けられるが、
工芸的な華麗さだけなのには、、その技量に感心するのみ。



↓  階上に上がる。  ↓




ガネーシャ門の上部




何処までも何処までも華麗である。  人物、情景はなく、、装飾的な植物デザインばかり。








掃除のオバサン、、ずっと休憩中、、、9:54

写真を撮ると  「 money 」 と手が出る。



北方向、、、長城のうねりが異国的、、歴史的、、、ムガル帝国との緊張感を想像する。




窓を通して見れば、、より一層、、歴史を感じる。




北の方向、、、デリー方向である。  下に象の道、、、




象の道




南の方向、、ジャイプル方向




西南の方向、、、ジャイガル要塞




西北の方向、、、ジャイガル要塞とそれに続く長城、、、




西の壁面の裏は、、出口に向う通路。

ここに土産物屋が並んでいる。








宮殿の私的空間のもう一層奥は、、
ザナーナー・マハル、、、ハーレムである。

中庭を中心に周囲に、居住空間が小分けされている。







ハーレムの個室の壁には、、単純な絵が、、、、
前回は、、カーマスートラ的な絵を2つ見つけたのだが
今回は、、どこだか、、判らなかった。







ハーレムでポーズするには、、似合う人と、、年齢にも制限がある。











ハーレムを去り、、帰路に着く
↑  前回は、、大皿を売っていたので、、期待していたのだが、、  ↑
期待したものは無く、、、がっかりだったが、、、
手ぶらで帰るのもモッタイナイので、
手頃な小皿の値段を聞いたら、、、
やたらと吹っかけてくるので、、
「 1$ 」 と言って立ち去った。
10m程離れた所で、背後から 「OK!OK!」の声。
商談成立である。

単なる記念の買物なのだが、、もう少し大きい皿にしておけばと、、反省しきり。


↓  トイレを済まし、、ジープへ、、、  ↓
ジャイガル要塞(勝利の城)へ向う。









アンベール城を下りた国道沿いの店舗で、、前回見つけたド派手な傘、、

今回は是非 購入するぞ! と予定していたが、、
ジャイプル市内で買うチャンスがなかった。

バス走行中に、ピンク・シティ城壁の外で、、駐車スペースがある地域に
数軒、、この傘を売っているのを、往路に見付けていたので
帰路に、、無理やりに停車してもらったのだが、、

下車して、、見てみると、、

三角形に切った生地が
全くデザインを考慮せずに
図柄の途中で切って、、
つないでいるだけ。

全く魅力がないのである。

しかし、、
無理して停車してもらったので
妥協して1本購入。
しかも、、値切る時間もない。


マトモなものが買えずに、、悔しい思いで、、、
↓  前回撮ったアンベール城を下りた国道沿いの店舗の写真を見ると  ↓

なんと、、なんと、、全ての生地が、、絵に納まるように裁断されている。





↓ 今回車窓から撮った街の写真から拾い出してみると ↓
マトモなデザインが結構ある、、、タマタマ停車して寄った店が最悪だったのである。



「 よしッ   もう一度、マトモなのを買いに行くぞ ! 」 と
次の ラージャスタン州 旅行の動機付けの小さな要因となっているが、、、

ラージャスタン州 旅行 は、、個人で行くのは難しいそうだし
大手旅行社の企画なんて無さそうだし、、、

ラーナクプル や アーブ山 のジャイナ教寺院 への思いは、、
募る一方である。




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