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≪ メヘラーンガル砦 ・ ジャスワント・タダ ≫

Jodhpur
Meherangarh Fort , Jaswant Thada

ジョードプル (1)
3度目のインド、ラージャスターン州 の街々 (1)
2011-12-18 〜 2011-12-24







↑  旧市街サダル・バザールにある時計塔から見上げたメヘラーンガル砦  ↑


↓  ジャスワント・タダの前庭から見るメヘラーンガル砦  ↓





↓  ジャスワント・スィン2世の廟 ジャスワント・タダ  ↓





■ ラージャスターンとは、ラージプート族の国、王者の国。
ラージプート族は、ヒンドゥー教であり、
各部族が覇権を争い、各地に王国を築いていた。
イスラム教のムガル帝国時代には、ウダイプルを除き、
半独立国となってしまったが、、誇り高き部族である。


■ ジョードプルは、マールワール王国の首都として
ラーオ・ジョーダ王が、1459? or 1475? 年に造られた。
ジョーダ王に因んでジョードプルと呼ばれる。

メヘラーンガル砦も、ラーオ・ジョーダ王が造営開始。


■ ジャスワント・タダは、ジャスワント・スィン2世の廟
1899年の建築。


■ ウメイド・バワン宮殿は、ウメイド・スィンが1929年に
造営開始し、現在もマハラジャの住居となり、一部が
宮殿ホテル、博物館として開放されている。



 → 色線は持参のGPS軌跡 →
     Google Earth と合成



↓ メヘラーンガル砦=標高 339m、 ジャスワント・タダ=標高 319m、 時計塔=標高 255m ↓  

メヘラーンガル砦は、旧市街の中心 時計塔 から標高差 84mの丘に立つ。


メヘラーンガル砦は、北から南西に曲がった構造。
宮殿部分は北の1/3を占める。
砦でもあり、メヘラーンガル城、宮殿でもある。
城壁は、、旧市街を囲む広い範囲に築造されている。

ジャイプルのピンクシティに対し、ブルーシティと呼ばれる旧市街は、
砦の西・南西方向が顕著に ”青” を呈し、東方向は、青の印象は薄い。





北北東から見たメヘラーンガル砦




ジャイ・ポール(勝利の門)



↑ ジャイ・ポール(勝利の門)から見上げると、、巨大さは見えないのだが、 ↑
↓ 入場して、北西面から見上げると、、聳え立つ壮大さが強烈である。 ↓





ジャイ・ポール(勝利の門)が
正面入口で、場内に入り
直ぐ左側にチケット売場がある。



ジャイ・ポール(勝利の門)の壁画は色鮮やか、、頻繁に補修されているのであろう。





場内
インド人、西洋人観光客と程好い混み具合

少女の左手にぶら下がっているタグは、カメラ撮影許可証
彼女とは場内でも度々遭遇する。
大人入場料 =300R
学生・シニア =250R
写真撮影FEE =100R
エレベータ片道 =20R

エレベータは、20R=30円なので、往路は屋上まで利用し
見学しながら順次下って来るのが良い。
下りの長い坂を歩いて、、これを最初に登るのはキツイと感じた。
城内に違和感無く取り付けられたエレベータの最上階


エレベータの最上階は、広いテラスで、、宮殿部分の1階にあたる。






宮殿は、3〜4階で、数多くの中庭を囲んで構成されている。


最初に見る部分なのだが、、この面は、、補修がおざなりで、、、廃墟のようだ。




↓  このテラスからの市内の展望は素晴しい。  ↓

東方向、、、 中央やや右の遥か遠方に 現在の宮殿 ウメイド・バワンが見える。

光線の加減かも知れないが、ブルーシティの青が目立たないのだが、、



現在の宮殿 ウメイド・バワン




現在の宮殿 ウメイド・バワンの望遠画像、、宮殿の裏面である。 一部が宮殿ホテル、博物館として開放されている。




↓  旧市街の中心、サダル・バザールと時計台  ↓




やはり ブルーの占有率は小さい。




各戸の望遠画像、、、生活が垣間見える。




屋上と言うには、、壁の存在が大きい。  屋根無し部屋の様である。




絨毯・敷物を干している家がとても多い。  また屋上に居る人影も多い。
庭のスペースが無いから、、屋上が憩いの場所なのだろうか?








↓ テラスから 西の展望  ↓

下に見える通路が徒歩でくだった帰路、、、 門はローハ・ポール(鉄の門)?


西方向の町は、、ブルーシティの名に相応しい青い街である。








広いテラスからの町の展望を楽しんで、、宮殿内部の見学に入る。


多くの中庭を囲んで、繊細な模様の透かし彫りで覆われた宮殿が続いている。



手入れの行き届いた 透かし彫りの壁面  赤岩のままと白く塗られたものと様々


これだけ多くて、其々が多彩な透かし彫り装飾は、
イスラムのアグラ城よりも上、
同じヒンドゥーのアンベール城よりも多い、、との印象。


繊細な透かし彫りは、、過剰と思える程だが、、夏の暑さに対する風通しを考慮したものであろう。



インドで見慣れてきたとは言え、、、白い大理石に施された繊細さの素晴しさを知っている私には、
赤い色と言うのは、、親しみがわき難いのである。


宮殿の屋内に入る。
← シレー・ハーン 華麗な輿や武器のコレクション
個性的で存在感のある少女。


  ↓ 印象的な形状の階段ゾーンで階上へ ↓



シーシュ・マハル(鏡の間)  狭い部屋だが華麗な装飾




シーシュ・マハル(鏡の間)装飾の拡大画像




フール・マハル(花の宮殿)  金箔の柱や天井が豪華





先程通過した中庭

大砲のある城壁は、
城の南東側。

この城壁の内側の
長い坂を帰路歩いた。
この坂の曲がり角に
妃達の手形の浮き彫りが
張られた門がある。



↓  宮殿内部からの展望  南東方向、、、遠くに現在の宮殿 ウメイド・バワン、手前に時計塔とサダル・バザール  ↓




現在の宮殿 ウメイド・バワン裏面




時計塔 と サダル・バザール







タハット・マハルだろうか? 名前の確認が取れない。
↑  装飾が絵画的で、床のタイルも整然と、、、私好みの部屋  ↓





小さな中庭

何処をどう通っているかは、
もう、全く自覚できない。


2階正面の軒下に
蜂の巣がぶら下がっている。



西側の展望、、、真下が ローハー・ポール(鉄の門)だろう、、、多分?




北側の展望、、、右方向に行くと ジャスワント・タダ廟となる。

↑  ローハー・ポール(鉄の門)を出て、 Uターンして ジャイ・ポール(勝利の門)に向う道 ↑



小さな中庭の2階の蜂の巣 (階下に下って来た事になる)




装飾の浮彫が、漆喰で白く塗られている。




モーティ・マハル(真珠の宮殿)  天井は華麗だがステンドグラスは繊細とは言えないだろう。





左手の階段を下ると宮殿の出口となる。



白く装飾されているが、繊細な透かし彫りは、何処までも迫ってくる。




↓ 彫りが深くて、メリハリがハッキリしているが、、ありゃありゃッ 柱が外れているではないか!! ↓





宮殿出口には、若干の土産物屋があるが、、、魅力のあるものはない。


東の城壁の内側  →
北方向に下る。
突き当たりに見えるゲイトに
妃達の手形がある。



これらは、、王に殉死した妃達の手形の浮き彫りだそうだが、、
同じようで個性が無く、、リアリティが感じられない。




長い坂を、何度か折れながら、、下る。  エレベータ利用して最上階まで楽して正解であった。



↑ ローハー・ポール(鉄の門) ↑

ローハー・ポール(鉄の門)を出てから見上げる砦は、光線の関係もあって、威圧的である。




西の方向、、、ブルーシティを実感する光景である。




ジャイ・ポール(勝利の門)に向う。



威圧的なメヘラーンガル砦 の見学終了である。



同じヒンドゥー教のジャイプールのアンベール城とは、、相当に違うメヘラーンガル砦
どちらかと言えば、イスラム教のアグラ城の影響が濃い印象のメヘラーンガル砦、、、

一度見学しただけで、、軽々しくは断定しては良くないだろうが、、
印象を確認しておかねば、、今後の反省もできない。





☆☆  ジャスワント・スィン2世の廟 ジャスワント・タダ  ☆☆




訪れた順番は、、ジャスワント・タダ → メヘラーンガル砦 なのだ。

軽い ジャスワント・タダ を先に見てから、重い メヘラーンガル砦 に向う方が better だろう。


ジャスワント・タダは広大な荒野の如し、、、だが、、遠景を撮れる場所が無い。




↓  ジャスワント・タダの中心廟  ↓

ジャスワント・スィン2世の廟   1899年の建築。




土足厳禁である。   廟内への入口は、、右手(東側)にある。




廟前の 付属廟群    遠くにウメイド・バワン宮殿が見える。








メヘラーンガル砦を臨む。




ジャスワント・タダ 裏面(北面)、、、鳩の大群なのだが、、日本の神社のような金網は一切無い。
なのに、、糞害は感じられなかった。




↓  ジャスワント・タダ 内部  ↓

↓  東の入口  ↓




内部から 外を見る  →



ジャスワント・タダ 内部  祭壇は西奥にある。  外観のイメージとは相違する。








↑  ウメイド・バワン宮殿 遠望   ↓

旧市街を囲む城壁は、、延々と続いて存在していた。











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