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≪ ジョグジャカルタ、王宮・水の宮殿・展望台・バティック工房・影絵芝居 ≫



プランバナン遺跡・ボロブドゥール遺跡・古都ソロ、バリ島 (5)
11/06/15 〜 11/06/20




現在のジョグジャカルタやソロにある王宮は、新マタラム王国 の系統である。

中部ジャワには、8世紀後半にシャイレンドラ王国が出現し、農耕、海洋貿易で繁栄し、周辺国を征服
一大軍事国家となり、ボロブドゥール寺院群を建設する。
しかし、832年に国王が死去、王子が幼少の為、姉が摂政となる。
その姉のサンジャヤ王家出身の夫が、実権を握り、サンジャヤ国王となり、シャイレンドラ王国の実権は縮小。

サンジャヤ王朝は、プランバナン寺院群を建立し、勢力を伸ばす。 古マタラム王国と呼ばれる。

10世紀後半、ムラピ山の大噴火で、中部ジャワは壊滅的被害を受け、その後数世紀にわたって住めなくなる。
彼らは、東部ジャワに移動し、新たな文化を形成していく。
 この時点で、素晴しい ボロブドゥール・プランバナン の芸術的感性は、継承されなくなったのだろうか? 

この東部に移って王朝は変遷し、マジャパヒト王国(1293年〜1520年)が誕生する。

16世紀中期、ジャワ中部に新たにイスラム教王国が誕生し、新マタラム王国と呼ばれる。

その後、オランダの植民地時代となり、新マタラム王朝は分割され、ジョグジャカルタとソロに其々王室が存在する。
それも又分家騒動が起こり、4つの王家が存在することになる。


ジョグジャカルタでは、、王宮とハーレムである水の宮殿を観光する。



GPS軌跡
王宮の北と南には其々広場がある。

北から見る北の広場



テントの並ぶ北の広場を迂回する。



王宮へは西から入る。



西の入場門前は、露店が並び、、見学の地元の学生が冷やかしている。



王宮のGPS軌跡  北半分は開放されていないで、南の半分だけを見学する。




王宮という事で豪華さをイメージするが、、全くの期待はずれ。
↓ ボランティアの衛兵が居る王宮の最初の入口。   儀式用の広間の奥に次の入口 ↓



儀式用の楽器が展示されている。   建物に華麗さは全く無い。

東南アジアの王宮といえば、、タイ、カンボジアを思い出すのだが、、
共に 仏教国で寺院ともども、、金金きらきらの超豪華、、、

見学できない北半分は判らないが、、南の部分は、ただ広いだけで、
普通のレストラン並みの装飾である。


学生の団体見学が多い。   イスラム教なのだが、ベール(ヒジャブ)を全員が着けている訳ではない。



補修の塗料入れは飲料缶



奥の院、、、団体、家族、仲間、、と多彩な地元の訪問者、、外国人は少ない。



王宮の館




開放的な儀式殿




禁酒のイスラム教なのに、酒蔵、、、海外の接待用らしい、、、禁酒は建前が多い。




鮮やかなヒジャブ、、、コーディネイトが魅力的である。  制服のようだ。 ↓




イスラム教では、、おおぴっらではないと、、勝手に思っていたが、、アチコチで楽しむ恋人達













仲良く手を繋ぐ学生さん、、、





南西の出口から王宮を出る。

王宮のプライベートな部分・水の宮殿へ向う。





宮殿周辺は、長い塀で囲まれた宮殿関連の敷地、、、





水の宮殿の城壁、、、私的な部分は派手、、、 、右の地下道・展望台へ向い、ここへは出口として出てくる。




私的な宮殿へのGPS軌跡

軌跡が極端に外れているのは、宮殿内で電波が途切れたから、、、



北に向かい地下道を通り、、展望台へ

↑  地下道、  地下の出入口、  展望台 ↑



小高い丘に立つ大きな建物廃墟、、、若い人達が涼みに来ている。




中央の部屋




陽気な娘さん達




笑顔を向けられると、、此方も楽しくなる。 テレマカシーッ




北の展望


ハーレムである水の宮殿へ南下する。



周辺の住宅は、、、庶民的、、、








↓  庶民的 庶民的          地下モスク?  ↓



何かの配達屋さんの用である。




水の宮殿の城壁への階段




東西に二箇所は通過した、宮殿への入口




水の宮殿



プールは南北に3箇所あり、、南が王妃用(第一婦人、第二夫人と複数)  北の2箇所は側室用

真ん中の塔の上から、、女性達を観察できるようになっている。



水の宮殿の出入口、、東に出る。

公的な王宮の地味な造作に比べ、、私的な部分の水の宮殿の派手さには、、、違和感。

トルコなどは、、公的も私的も超ど派手、、、
ここは、、公的な部分は無関心で、、女性がらみの私的部分は熱心に造作、、
王族の分裂、分家の歴史的事実と合わせて考えると、、我欲中心の血筋か?




屋台越しの笑顔、、、撮った映像を見せると、、全員おおはしゃぎ、、、







宮殿の後は、、、南のプラウィンロタマン通りの バティック工房見学へ








プラウィンロタマン通りは、、バティック小売店が並ぶショッピングストリートだと思ったが、、
外から見ると、地味な工房街、、、、


↓ 型で蝋を付ける。  手描きで蝋を塗る →



↓  染色すると、ろうの付いた部分以外が染まる。   熱湯で蝋を取る。  ↓
以上の工程を、 色の数だけ繰返す。



商品は、、手書のような作品から、、パターン化された文様、と様々だが

シャツ等は 数千円から数万円とイロイロあったが、、心は動くものは無かった。



手描きの味のある一枚を見つけたが
20cm×20cmで  4000円  良いけれど高すぎる。


スリランカのバティックは、、1m四方で、2000円程度だったと記憶するが、、




夜は、、王宮の北の広場前の、影絵芝居劇場へ



影絵芝居自体は、、、伝統芸というだけで、、魅力は感じないが、、
伴奏音楽を、大勢でする生演奏だとは知らなかった。

音楽が良ければ、、短時間なら鑑賞できるかも知れない。




プランバナン遺跡やボロブドゥール遺跡の王朝と、、近代の王朝文化とは系列が違うので
魅力的な彫刻には逢えなかった市内観光でありました。




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