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≪  セト寺院・チュト寺院  Candi Ceto ≫

ラウ山の西山麓に位置するミステリアスなソロ精霊信仰寺院

ソロから路線バス、ミニバス、バイクタクシーと乗り継いで探訪

グロロッ Nglorok から セト (チュト) Ceto と スクー Sukuh をオジェッで周る。


2度目のジャワ島 2012-11-26 〜 2012-12-04  (2)





何段にも階段を上り、、神秘的な雰囲気を醸し出す 奥へ奥へと吸い上げられて行くようだ。







ジョグジャカルタから鉄道でソロまで、ディルトナディ・バスターミナルから路線バスで、カランパンダンまで、
カランパンダンで ミニバスに乗り換えて、グロロッまで、、
グロロッで オジェッ (バイクタクシー) で チュト寺院とスクー寺院を周る。
この行程は別頁で紹介する  → チュト寺院とスクー寺院への行き方



↓  グロロッ Nglorok の三叉路  ↓

↑   左がチュト寺院へ、、右がスクー寺院への道  ↑



↓   グロロッ から チュト寺院までは、 約 8km  ↓
スクー寺院へは約 1.5km





 グロロッ からチュト寺院までは、舗装されており、、村が点在している。





田園風景の中、、のどかにのどかに、、実質的な人間の生活の世界が感じられる。






多くの茶畑の光景が展開していく。  『 美しい!! 』 と何度も思った。





村人達、、、





茶畑の中に、、野菜畑、、、
ビニールシートを敷き詰めて、、野菜の部分だけ穴を開けている。
雑草対策、乾燥対策と、、これはジャワ島各地で見られた光景で
予想もしなかった丁寧な農業なのには、考えを改めさせられた。
野菜の種類は、、、ねぎ、キャベツ、トマト、、、と多彩に見えた。





向かいの尾根に見えたヒンドゥー教の門、、   空は曇り、、先行きが心配になってくる。





チュト寺院への最後の急坂

↑  チュト寺院の門が見えてきた。  雲が低く垂れ込めている。  ↑





■   Candi Ceto チュト寺院は、、、   ■

古来からの ソロ精霊信仰の総本山

割れ門・塔門などは、、バリ島ヒンドゥー教的なイメージだ。



外国人の拝観料は、10,000ルピー (100円弱)





↑  階段の上り、最初の割れ門・塔門を抜けると、、第一ステージ  ↑
人間の石像が数体、、、お祈りの姿なのだろうか、、、、
ヒンドゥー教や仏教のように、、神像や神話の登場人物ではない。



ステージを一段上がると、、、、庭園のような領域へ、、、
奥に高く鎮座する本殿域が、効果的に見える展望である。




入り口から最奥部までの距離は、約240m、高低差60m弱、、(手持ちのGPSによる)



制服姿は学生さん?  イスラム教徒でもすべてが ヒジャブ (ヴェール)着用とは限らない。






私には見た事の無い 神殿・寺院の有り様である。  地域的なの自然信仰の形なのだろう、、、




不完全な割れ門・塔門と、左右の石像





上の割れ門・塔門を抜けて、、振り返った光景、、、、腕を交差させた人物像

彫像は少なくて、、しかも おおらかな創りである。
古くて風化して甘くなっているのであろうか、、、




このステージは、、広く個性的な平面となる。







入り口に向かっての矢印は、、

リンガをイメージさせる。



三角形の部分は、、動物たちの彫刻が、、、
カニ、エイ、ナマズ、カエル?、、、
石組みを含め すべてが大味なのが、地域的な信仰の味を感じる。






大きな亀、、、人物坐像、、、





石組みの荒さ、、独特な雰囲気である。







これは、、神官の姿であろうか?

珍しく全身が残っている。




ステージを一段上がると、、、左に、、彫刻のある四角形の石組み、、、






石組みの右面





石組みの前面


なにかの物語なのだろうが、、、何故か違和感がある、、私には、、他所から持ってきたような感じがするのだが、、、



石組みの左面





石組みの後面





カメラを向けると、、直ぐにポーズをとってくれるフレンドリーな女性達、、





ステージを上げると、、、左右に集会所?、、
ここは遺跡ではなく、、現在の信仰の場なのである。





上のステージへは、、次第に緻密な造詣になって行く。





壁の石積みも精巧に、、、




もう一段上のステージにも、、集会場のような場所が左右にある。











上のステージへ、、、、集中力が増す空間となる。






このステージには、、左右に祠があり、、、それぞれに  お地蔵さんのような石僧が鎮座している。
神像のような神々しさは感じられない、、、




上のステージへ、、、ここが上れる最上段である。

これは、スクー寺院のピラミッド型本殿と同じイメージ、、




このステージにも左右に祠があり、、、
 左の祠には、、リンガが鎮座

右の祠には、、神官像か?  









帽子をとってお祈りしてから、、記念撮影、、





遠雷が度重なる、、、急がねばならない、、、、、、

下りの光景、、、一直線に重なる割れ門・塔門の光景は、、、晴天であればくっきりと撮れたであろうに、、、









なんとか降雨にはならずに終了、、








帰りには、、、ミニバスに3台もすれ違った。
カランパンタンから乗ってきたミニバスの終点は、、
チュト寺院近くが終点なのだろう、、、







グロロッまで戻り、、スクー寺院へ向かう。  この時点では、、降雨の心配はなくなっていた。





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