今週の気になる<見出し>2005年7〜9月

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全ての既成概念を見直し、反常識で、新たな前例を作る意欲で頑張ろう。

 <見出し>と<目次>だけで大いに刺激になる。
発想のきっかけになる気になるフレーズを切り抜きました。 ノウハウは何処にでも落ちている
気が付き、育てる人が大化けする可能性を持つ。
人の意見を<鵜呑みにする>か<きっかけに反対の真実を悟る>かは、自由だ。

 05-09-20 < 大成功を収めるには天才である必要は無い > ディヴィッド・シュワルツ
大きく考える人が成功する。
**** 持続的な実践には、、繊細な手配が欠かせない。 大きなTOPに緻密な補佐役で名コンビ。
  <幸せは、欲しいものを手に入れても生まれない。 > リチャード・カールソン
幸せは、欲しいものを手に入れても生まれない。  持っているものを好きになると生まれる。
 05-09-13 < 直感の七割は正しい > 羽生善治
情報は 「 選ぶ 」 より 「 いかに捨てるか 」
「 整理整頓 」 すると集中力がつく
*** 「 直感の七割は正しい 」 と言っても、決断+反省を繰返して自己鍛錬をしている人の場合。
*** 最初から 「 好き嫌い 」 だけで終わる人は、、結果の是非も意識していないかも知れない。
*** 直感は検証して初めて有効になる。  直感は、選択肢の一つ。
*** 直感より正しい選択肢が無かった場合、、成長しないか、究極に至っているか、、元々どうでもよいか、なんだが。
 05-08-21 < 修験道=宗教というかスポーツに近い > 山下裕二(美術史家)
熊野、修験道の道を往く[藤田庄市]の書評:
 明治維新の神仏分離令の凄ましい影響で、神仏習合の典型・修験道は格好の槍玉にあがった。
 体感的な究極の感動を生きる糧とするという点で、修験道とスポーツの神髄は通じているのだ。
**** 大峰に限らず、比叡の千日回峰行も、自己の克服だけで、、
**** それだけでは他人との諸問題(社会性)を解決する宗教心とは別の世界。 反って自己中心的思考に陥りやすい。
  < 一つの話題から十も百も議論が発展する頭の柔らかい人と話すのは、、、> 朝日新聞、読書
縦横無尽に議論を展開し、他領域にでしゃばる。
<人生の穴、ときどき落ちても大丈夫> **** 時々で這い上がれるなら、オモシロイ。
  < 寛容な社会は「自由を否定する自由」をも認めるのか > 山崎浩一(コラムニスト)
冷戦時にスイス政府が全国民に配布した、戦時を想定した民間防衛マニュアルが日本でロングセラーなのに関して:
「最悪の事態」を冷静に想定しながら「寛容な社会」を守り続け、「不快な隣人」と共存、、、
寛容と非寛容のジレンマ
**** 日常的に寛容さが無くなっている。 それぞれ狭い世界で満たされているから、安住している世界の外は敵なんだろう。
  <金なし、職なし、男なし、若くなしの四重苦 > 「三十路のカサブタ」上田良子著
金なし、職なし、男なし、若くなしの四重苦。  あるのは根拠のない自信と希望のみ。
希望を持つ才能がある、、、、、 *** これがあれば救われる。 これさえない人どうしよう?
 05-08-07 <湯上りの天女のような > 南伸坊
天女を見たことはないし、ましてその湯上りのところを嗅いだこともないけれど、、、
蓮の花の匂いは、深遠に不思議に、上品に色っぽい。 つまり、湯上りの天女のようなのだ。
この陶然とする蓮の匂いを写している。  : 蓮花 LOTUS(鈴木薫著)の写真集のヨイショ記事
*** 早速、本屋にて立ち読み。
*** 蓮の花の写真は良いとして、、なんとミエミエに作られた表情の女性のショットが過度に挿入。
*** 色気どころか、昔の風俗嬢そのもの。 不快臭が漂っていた。 何故?花だけにしなかった!!
*** こんなにも感性の相違の衝撃を受けたのは久しい。
 05-07-24 <疑うことなく消費する受け手 > 朝日新聞・読書
硬直感(=退屈)を意識させないよう、あの手この手で目先を変える。
「敗戦」でも「降伏」でもなく「終戦」
   <体が1番大きなものがメス、2番目がオスになる> 朝日新聞be
クマノミ類は生まれた時には性は決まっていない。
同じイソギンチャクにすむうち、体が1番大きなものがメス、2番目がオスになる。
 05-07-17 <「頭がいい人、悪い人の仕事術 」 の原題はタイム・パワー> 岡崎武志(ライター)
原題は 『タイム・パワー』 時間管理の重要性を謳った地味な印象。
「頭がいい」とか「悪い」とか一言も書いていない。
中身については、目新しいことはほとんどない。
全米でベストセラー、、日本でも売れた。
*** 売れるにはそれなりの努力がある。 好きに書いて、売れないのは、時代が悪いという学者を知っている。
  <何と美しいことか、見なければよかったほどだ > G.L.ベルニーニ
フランスで、GUIDO RENI (1575-1642) の絵をみて、GIAN LOENZO BERNINI (1598-1680) が叫んだ。
*** この手の逸話は、言った本人の真剣度に関係なく独り歩きさせられる。
 05-07-03 <愛さないと見えないものがある > マックス・シューラー、ドイツの哲学者(朝日新聞読書欄)
「ゴリラ」 山極寿一著の鷲田清一評
小回りのきく賢い学者: 限られた観察時間でデータをとり、論文を量産し、書いた後はその動物に関心を失う。
VS 対象にずっと感動と愛着を持ち続ける学者、、
ゴリラは人間になれなかった動物ではなく、人間よりも、ある方向に進みすぎてしまった動物。
ゴリラは、人間もかつて持っていたはずの 「 高い許容力 」 と 「 思いがけない可塑性 」 をそなえた社会構造を持っている。
われわれ人類はけっして最善の方法で自然と接してきたわけではない。
心が身体を思うがままに操れるわけがない。 身体には心の歴史の百倍におよぶ体験が刻印されているから。
*** 客観的中立を保つ VS オタク 両極端に分けなくても良いだろう。
   <原寸で間近に見る > 南伸坊、「原寸美術館」結城昌子著の評
写真というのは、相似形をあらゆるサイズで再現できる。
原寸であることの意味を忘れさせてしまう。
原寸で見る驚き : マネとルノワールの段違いなテクニック、以外にチャチなダリ、、日本画みたいなボッティチェリ、、
*** 美術館で見る事は原寸大で見る事だ。 画集で得た好き嫌いの印象が覆される事がある。
 05-07-02 < 「私人として、タクシーでいけばいい。」 小泉首相の靖国参拝 > 半藤一利
半藤一利:「昭和史1926-1945」著者、文芸春秋の元専務
痛恨の昭和史から学ぶ最大の教訓は 『 国民的熱狂を作らないこと 』
女子大で昭和史を教えたとき、アメリカとの戦争を知らない学生がいて仰天した。
歴史に決定版はない。
坂口安吾 「 歴史を調べるなら探偵眼を働かせろ。 史料だけに頼るな 」
 05-07-01 <クロネコヤマト生みの親、小倉昌男氏死去、6/30。 80歳>
運輸省、郵政省などの官庁と圧力に対して戦い、新しい形態≪宅急便≫を創り上げた先駆者。
*** 宅急便の便利さが無ければ、今のインターネットの繁栄は一部に留まっていただろう。
*** 感謝感謝でご冥福を祈ります。