≪マイセン訪問記・マイセン磁器を求めて≫



感動の共有、のぶながTOPページへマイセン磁器工場を見学する為に、ミュンヘンから夜行列車に乗る事になった。 2000年5月

急に休みの取れたゴールデンウィークに、<ウェルツブルグ>、<フランクフルト>、<ロマンチック街道バス旅行>、
<ミュンヘン>、<ザルツブルグ>と回り、欲張って<マイセン>もと、過密な計画。

ミュンヘンからドレスデンまでの移動に半日も取られては、もったいないと、夜行列車利用で、時間を獲得し、宿泊費を浮かすと2重のメリットの案であった。

@ ミュンヘンのアルテ・ピナ・コテークでラファエロのマドンナを観る事。
A ウェルツブルグ司教館でティエポロの皇帝の間、大階段室の天井画を観る事。

この二つが主目的の旅行であったが、MEISSEN工場見学、ミュンヘンオペラ観劇、ドレスデンゼンパー劇場の音楽会と<おまけ>だけでも、凄い収穫であった。
 全くの余分と言うか、ザルツブルグまで散策してしまった。

■ 毎日使える食器としての焼き物が好きなもので、コーヒカップが相当数集まってしまったのだが、マイセンはマイセン展で眺めるだけの存在であった。
  ブルーオニオン等は興味はないが、千夜一夜物語の絵柄だけは、心惹かれる。
  コーヒカップ1客が35万円なんて、、、、買うほど愚かではないが、、そばに置いておきたい作品である。



エルベ川対岸のマイセン、アルブレヒト城とドーム

ミュンヘン州立オペラ劇場で準メルクル指揮アイーダを聴いた後、タクシーで中央駅へ!
23:10発、翌朝ドレスデン着7:36。74+5マルク。 荷物をロッカーに預け、直ぐにマイセン行きに! 検札は直ぐに来るのでチケットに刻印を忘れずに!

マイセン駅、乗降客数人のみ

マイセン駅舎、人通りの無い田舎

遠くに見えるお城を目指して歩く
バーンホーフ通り
対岸からお城を眺めながら歩こうと、駅から直ぐにエルベ川を渡らずに、お城に向かったのだが、
お城手前の橋はご覧のように工事中で、渡れない、、、、

バスは相当遠回りするのだろう。

2000年5月、
工事中で渡れない

  ≪アルブレヒト城≫
←工事中の橋を通り過ぎた眺望
気持ちの良い光景である。

お城は、教会の右の方の一部のみ。
教会の前に広場があり、周囲は民家風の家なのである。

観光客など皆無、たまに車が通るだけで、人の姿など見えない、、、

先には橋が無さそうなので、駅まで戻り、駅横の橋を渡る事に、、、、

一番上の動画の左端に見える橋でエルベ川を渡る。

トリビュッシュ川
小ささにビックリ!

 

ブルク通り。 正面は聖母教会の塔。
地図を見た時は、繁華街かと思ったのだが、、田舎街
一応、教会の裏にインフォメーションがある。
 

正面は、ドーム。 左右にマイセン焼きを並べた店もあったが、店とは言えない程小さい。

マルクト広場の市庁舎、町の規模が判断できる




とにかく人が少ない。 ロマンチック街道では、小さな町でも観光客で溢れ、街に活気があった。
旧東ドイツ故であろうか?
ここが世界的に有名なマイセンなのだ!


お城の高台への階段
 

右がアルブレヒト城、真中がドーム、
入り口は右の奥から、有料

ドーム内部。 有料なのに観るものは何も無い

←ドーム横の民家の裏庭に無断で入り、通って来たマイセンの街の光景。
左がマイセン駅、エルベ川
赤い大屋根が市庁舎
マイセン磁器工場は画面右の方向


聖母教会

教会内部

クラナッハの祭壇画?
←ゲルニッシェ通り
←マイセン磁器工場入り口

バス停に、見学の子供達

ここだけは、少しだけ賑やかであった。

工場見学と言っても、本物の現場ではなく、見世物としての実演に過ぎない。
現場の職人の姿を見たかったのだが、残念である。

細工

 ←
線描き

   →
絵付け

 2階が博物館
 1階が直売スペース

博物館は、私にとっては、見飽きたようなものばかり、、問題は、1階の直売での、種類と値段である。
種類は、日本の百貨店の売り場よりは多いけれど、欲しいものが何でも揃うと言うものではなかった。
値段は、日本の特売と同じか少し安い程度だが、買うのならここで買うべし!!
『何かお助けしましょうか?』 と日本語で美人が上品に近寄ってくる。
日本の百貨店の正規代理店経由のマトモな売価で買う事はない、、、外商が半値にしてくれるなら別だが、

←カップ&ソーサー1客で35万円の千一夜物語。
 setでン?百万円!!

これが買えない私は、
 ↓3つ花でガマン

↑これでも日本での定価は\80,000
↓ドレスデンで買ったドレスデン窯のデミ。 絵柄の品位はマイセンと何ら変わらない。 ただ絵付けだけで、底のマークは印判である。
ブルーオニオンはデミでないと間が抜ける。
      →
取手の取り付けも繊細に装飾が施されている。
 ←下の方に、
デザインの中に青い剣のマークがさり気なく描かれている。

郊外の絵付け工場の見学をしきりに薦められた。

工場見学が、現場そのものでなかったの大いに不満であったが、エルベ川上のアルブレヒト城の光景を快晴のもとに見られた事と、
マイセン磁器工場が未知から既知に替わって、’どうなんだろう?という不安’が無くなり、恐れるに足りんとなったマイセン訪問に満足!
■ OPEN DAY : 毎年4月、10月の20日前後の土曜日は、open day と称して、工場内部見学、2級品特売、出店などがあるそうです。  ↓ HPで案内されます。 旅行日程が調節できればhappy!
  2003年GWの OPEN DAY 訪問記へ


日本でのチラシ
千夜一夜物語1客が
35万円→21万円

真夏の夜の夢1客
28万→16.8万円

 ↓
2つ花 5万円→2.5万円
3つ花 8万円→ 4万円
5つ花 9万円→4.5万円

安いのは2級品?
見れば解る 解る!



せっかくのマイセンも
百貨店で買ったら単なる成金
バーゲンで買ったと言ったら値打ちが無い
Meissen-Porzellan-Manufakturで買ったら、、、、、

 こちらも面白い→ コーヒカップの魅力
有田、青花(しん窯)工場訪問記

Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen GmbH

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