ワインのお話wine

<やはり>出てきたワインのコーナー。個人の趣味のページだと「またか」と思えるありふれたワインのコーナーです。しかし、期待外れ間違い無しのコーナーです。

 <ワインの通になる本>岩野貞雄氏著、が出たのがきっかけだった。昭和49年(1974年)、26年前のお話。 読後、フランス語辞典を買い、得意気にラベル解読にふけり、他人の迷惑省みずに説明する。悪いことに、10才ほど年上の友人も時を同じくしてワインにはまり込む。こういう事は悪友が出来るとドンドンとエスカレートする。 毎月どこかでワインを持ち寄り、料理を作りながら試飲会。
 最初は良かった、3人で3本を開けレコード聴きながらなごやかムード、仲間意識も結束も高まった。 半年程経つと、それぞれに自分の味覚にに自信を持ち出す。自分の「持参したワインの方が美味い、」「いや、こちらが美味い、そちらは安い、値段相応だ。」となる。こうなると崩れるのは速い。「味覚の好みは、人格、育ちが現れる。」と相手の人格まで否定しだし、それが態度にでる。.....、..... 毎週末には決まって一緒に遊びまわっていたのだが、結局、今は付き合っていない。 今でもワイン好きで直ぐにうんちくを語る人を見ると、当時を思い出す。「上手く仲間と付き合っているのだろうか?」 ワイン仲間は、上下関係がはっきりしている方が良い。経験者・初心者、おごる人・おごられる人、.......

 当時購入して現在残っているのが未だ1本ある。 飲む機会を逸してしまったものだ。 1969年シャトウ・ムートン・ロートシルト だけ。 未だにコルクもしっかりしている、漏れ出す気配はない。

次の画像は、飲んでしまったものの内、シャトーものの一部だ。 未練があるのかラベルが保管されていた。

今は、時たま安物を食前酒として飲む程度だ。 ワインは金が掛かりすぎる、にもかかわらず、ラベルしか残らない。 CDなら買えば、何度聴いてもCDは残る。 海外旅行やオペラ観劇は、写真を見れば感動を何時でも思い出せる。<貧乏人の発想だね!>