≪ 2003年GWに出会ったラファエロのマドンナ達、+α ≫

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■ 今回新たに実物と対面した、ラファエロのマドンナは、
   ドレスデン、アルテ・マイスター絵画館の≪システィーナのマドンナ≫
   ベルリン、絵画館の≪テラヌオーヴァのマドンナ≫≪コロンナのマドンナ≫他3点
   ブダペスト、西洋美術館の≪エステルハージィのマドンナ≫である。

   再会したのが、ミュンヘン、アルテ・ピナコテークの
   ≪カニジャーニのマドンナ≫≪テンピのマドンナ≫≪幕(テンダ)のマドンナ≫の3点

『 ドレスデン、アルテ・マイスター絵画館 』

この美術館の目玉の作品に相応しく
奥の部屋の真中の≪システィーナのマドンナ≫
入口からでも、途中の部屋を通して最奥に見える

右手の壁面にもラファエロ3点
一目見て、??ここにあるはずがない作品群
ピィッティ宮殿、ボローニア、ルーブルのCOPY作品

≪システィーナのマドンナ≫
1513〜1514年


← マドンナの上半身の占める割合が少ないせいか
優しさより、聖の印象が強いが、、、
↑ 部分をとって見ると、清らかさと優しさが
↓ この天使だけが独立して、
様々なデザイン、商品として登場している。
聖バルバラ
この女性部分の方が
主役にしても良いくらい
良い出来だ、、
 




『 ベルリン、絵画館 』

↓≪テラヌオーヴァのマドンナ≫
1505年
フィレンツェで修業を終えて
最初に描いた聖母子の中の1点
↓≪コロンナのマドンナ≫
1508年


↑上の2点は問題はないのだが、、
絵画館にある5点あるラファエロの他の作品
← 等は、、、彼らしさが感じられなくて、
私の記憶に残っていない。
ラファエロだったのかな? という情けない有様。
プレートを確認記述すればよいのだが、膨大な展示作品の内、興味あるモノだけでも大変な数、、写真に撮るだけで精一杯。




『 ブダペスト、西洋美術館 』

≪エステルハージィのマドンナ≫
1508年 (未完成作品)
フィレンツェからローマに移った25歳の作品
下書きの色付けをしただけのような作品

この小ささは、28.5cm×21.5cm

所有しているか否かで美術館の格が違ってくる
画家の1人であるラファエロ!!
この小さな未完成品は
ブダペストにとって貴重な存在である。




『 ミュンヘン、アルテ・ピナコテイク 』

↓≪カニジャーニの聖家族≫
1507年
↓≪テンピのマドンナ≫
1508年
↓≪(テンダ) 幕のマドンナ≫
1514年
↓ラファエロと同じ部屋の
≪レオナルド・ダ・ヴィンチの聖母子≫

ラファエロのマドンナの総数は、29点だそうである。(リッツォーリ版総カタログ)
初期のウルビーノ時代に3点
全体の 2/3 がフィレンツェ時代の4年間に描かれている。

ラファエロ・サンツィオ が8歳の時、1491年、母親が病死している。
この 「母親へのあこがれ 」 が、彼のマドンナの魅力の原点だろう。



← ウルービーノの
ラファエロの生家

ウルビーノのローマ広場の
ラファエロ像下で記念写真
(1996年夏)ペーザロの
ロッシーニフェスティバル
の時に朝からバスで訪ねる
 



≪ドレスデン≫で出会った作品から、、記憶に残しておきたいもの
知っている作品、好きな作品、数多く観ていると、何処で見たのか? 画集でのみ見たのか? 全て覚えられるものではない。
こういう機会に掲載しておけば記憶に残るだろう、、、、
↑← ティエポロ
テイエポロは、天井画、壁画、、と建物と一体となっているのが良いのだが、、、
この絵も、柱の飾りの一部が描かれているから、元々は壁面を飾っていたものだろう。

この手の主題は、爽やか、爽快、、、、気持ちが良い。
      
↑ ムリリヨ MURILLO  ↑     ↓ JUSEPE de RIBERA 1641年 ↓

←レンブラントのガニュメデス
Girolamo Da Cappi →
( レジデンス城の絵画 )

ジュピターが美少年を誘拐する
少年愛がテーマなのに
意外にも作品が多い
↓ これは白鳥に変身したジュピター
人妻 レダを 、、、
↓これはベルリンの絵画館にあるもの
↓ ブーシェの≪レダと白鳥≫1742年
この絵は、個人蔵なので、実物はお目にかかれない



≪ベルリン≫で出会った作品から、、記憶に残しておきたいもの
Matteus Stom(1600-1641)
≪オリーブ山のキリスト≫
コレッジオの≪レダと白鳥≫1531年→


≪ペルセウスとアンドロメダ≫
このテーマ作品は実に多い。
ルーベンス、レンブラント、ティエポロ、、、
大物でさえ遠慮なしに描いている。
ベルリン絵画館、ティエポロ、フェルメール、、、魅力ある展示作品は多い。
旧ナショナルギャラリーの Begas、Rauch の彫刻は別頁で紹介済み。
ペルガモン博物館 →↓
紀元前の古代ギリシャ等の大規模展示なのだが、、
遺跡は、現地で展示すべきもの、、遺跡ごと他国に移すというのは疑問が残った。



≪ブダペスト西洋美術館≫記憶に残しておきたいもの

≪ローマのキリスト教徒迫害≫だと思うのだが
何もメモしなかったので不正確。

これほどの大作ならカタログ集に載っているだろう、
と思ったのが間違い、、

一目見て、ミュンヘンのカウルバッハを思い出した。

↓ミュンヘンのカウルバッハ作、
≪ティトス帝のエルサレム破壊≫


■  人間の記憶力には限度がある。
   たまに来る、来日●×展を見るだけなら、見たものを覚えるには問題は何も無い。

   ルーブル、プラド、ウフィツイ、ピッティ、ヴァチカン、ボルゲーゼ、ウィーン、メトロポリタン、、、と回れば
   何処で何を見たかなんて、混乱の6重唱である。
   僅かなフェルメール作品、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロぐらいなら記憶に残せる。

   画像と共に記録しておかねばならない。 世の中、素晴らしいものが多すぎる。
   知らずに生きていくのは勿体無い、モッタイナイ、、、

■ 良いものが多くて、手に負えないのだから、、
   せめて、一度で無視できる粗悪なものを選別する必要があるのだけれど、、、、


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