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≪  ボリショイ劇場・バレエ海賊、ユリア・ステパノワ  ≫

10月18日19時開演
座席は、3階バルコニー 右最前列10席

Medora : Yulia Stepanova
Zulmea : Kristina Karasyova
Conrad : Mikhail Lobukhin
指揮 : Pavel Klinichev


2度目のロシア旅行
15日間独り歩き (36)
2017-10-06 〜 2017-10-20





3階バルコニーへ席への入場は、、劇場横の16番扉が入口だ。

殺風景な階段を寂しく上り、3階に至る。

↓   3階にも クローク、カフェ、一人用トイレがある。  ↓








↓  3階バルコニー最前列 右1列10席 の私の席からの舞台の光景  ↓













→ →

休憩時間に、2列目の席から写真を撮った。

1列目に人が居なくても、、まともに舞台は見えない。

価格は一段と安くなるが、、
こんな視界では楽しめる状況ではない。
価格が安い分日常的に訪れていると思われる観客は、、我が家のように思っているおばさんが多いようで、、視線が窮屈だ。



10倍の双眼鏡で個人を見ている時は問題ないのだが、、舞台全体を見ている時は、、やはり遠すぎるのだ。
視界には、幅広いボリショイ劇場の舞台だけでなく両脇も入り、、視界の一部だけでの踊りなので、、
身体で感じる体感とは言えない。   舞台とは一体感を味わえないのだ。

先日のバヤデールのニキアでは素晴らしかった ステパノワ だが、、双眼鏡で見る限り、、マリインスキー時代の濃い化粧のよう、、
神秘性がない、、Medora という役柄だから仕方が無いといえばそれまでだが、、、

根本の問題は、、、マリウス・プティパの振付を元としてはいるが ラトマンズスキー版の展開である。
マリインスキー劇場では、、プロローグがあり、、後半はやや省略されているにの対し、、
ボリショイ劇場のラトマンズスキー版は、、プロローグなしで、、コンラッド達の奪還場面が長くエピローグまで重い。
↓  →
以下の画像は、当日の公演ではなく、手持ち映像からのものである。

マリインスキー劇場やウィーン国立ではとても魅力な場面
プロローグと海岸での乙女達の登場場面が省略されて、
↓  いきなり奴隷市場から始まるのだ。  ↓

広い舞台で海賊達との距離もあり、、踊りへの集中力が薄く感じる。。
と言うのも、、→
日常的に楽しんでいるマリインスキー劇場のこの場面は、 →
衣装の魅力、海賊達との距離と、、踊りに惹き付けられる。 →
映像で感じていた事実なのだが、、
現場で見ても、、その印象を覆す事にはならなかった。

↑ マリインスキー劇場の乙女達の登場場面 ↑
↓  奴隷市場  ↓

海賊の巣窟の場面での魅力は、
ボリショイもマリインスキーも大差なし。
↓ パシャの宮殿花園の場  ↓

明るく豪華、、(ボリショイの一般的な特徴なのだが、、)
踊り手一人一人への集中度は薄れるてしまう。
マリインスキーでは背景は単純で暗い、、
それに対し、踊り手はピンク系の衣装で
踊り手個人への集中度が増して
誰が踊るのかが、楽しみとなっている。


ここからは、マリインスキーでは、、あっという間に片付けてしまうので、、集中度があるままに終幕となるのだが、
ボリショイでは、ここからが長い、、コンラッドの奪回失敗、女性達の機転で脱出、、と物語の展開に忠実なのだ、、

緊張が緩む後半なので、派手な踊りがあれば盛り上がるのだが、、
私には、、まだ続くのか〜 という印象だ。
15日間の旅行で、バレエ 6公演鑑賞の最終日で、
明日は帰国なのだから、、集中度が弱まるのは仕方ないか!

←  注目のこの場面、、
ユリア・ステパノワ は、、特にこだわりなく踊る。

アナスタシア・ボロチコワ Anastasia Volochkova
超新人のアリョーナ・コヴァリョワ Alyona Kovalyova
ご両人のパフォーマンスは 大いに興奮するのだが、、

ザハロハ、アリーナ・ソーモア等は、、
大した見せ所とは思っていないのか、、淡々と踊ってしまう。


↓  サラーッと済ませば良いものの、、結構ご丁寧に物語を追う。  ↓
二人が無事に逃げて Happy End でなんら違和感が無いのに、、
逃げた船が嵐で転覆し、、二人だけがかろうじて助かって、、終了!
なんて、、無駄だろう、、どころか後味が悪いのだ。

同じ 19:00 開演で (ダラダラと遅れて開演だが、、)
マリインスキー劇場・海賊の終了は、、、9:35
ボリショイ劇場・海賊の終了は、、、、、10:40
なんとッ! 1時間も長いのである。



↓   3階にも クローク、カフェ、一人用トイレがある。  ↓




終演後のボリショイ劇場前は、、タクシーの長い列、、
私は徒歩圏内のホテルへ、、







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