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≪ アヌラーダプラ、釈迦が悟りを開いたブッダガヤの菩提樹の生きる古都 ≫

Sri Lanka Anuradhapura
スリランカの2500年以上も前の古都

2010-10-02 〜 2010-10-07
スリランカ、シーギリヤ・レディに逢いたくて (4)








↑ ミヒンタレーのマハー・サーヤ大塔から望遠した  ↑
ルワンウェリ・サーヤ大塔とジェータワナ・ラーマヤ
( マハー・ヴィハーラ寺院=大寺 )


アヌラーダプラは、、
紀元前5世紀頃誕生したシンハラ王朝は、紀元前380年頃、アヌラーダプラを首都とした。
紀元前247年インドのアショカ王の王子マヒンダが、仏教をもたらし、
アショカ王の娘サンガミッター尼が釈迦がその下で悟りを開いた菩提樹の枝をこの地にもたらし、
以後、、仏教国として栄えた。
治水事業に優れ、バサワックラマ・ウェア、ティッサ・ウェア等多数の貯水池を作り、農業で栄えた。
仏教と共にインドから伝わった文化・技術により、都市建設、寺院建設も発展する。
当時のアヌラーダプラの繁栄ぶりは、古代ギリシャや古代ローマまで伝わっていた。

紀元前1世紀頃、無畏山寺(アバヤギリヴィハーラ)が 分裂し、
さらに三世紀にはジェータワナ派ができ、旧来の僧呂達は大寺派と呼ばれ
スリランカ仏教は三派に分裂した。

今回訪問したのは、、大寺派のルワンウェリ・サーヤ大塔とスリー・マハー菩提樹だけで
アバヤギリ大塔、ジェータワナ・ラーマヤは、行く事が出来なかった。 ( 時間的問題 )




ルワンウェリ・サーヤ大塔


ルワンウェリ・サーヤ大塔を含むマハー・ヴィハーラ寺院の境内は、広大で緑に溢れていた。
日本では天然記念物になりそうな大木・古木が生い茂り、地表は草花が咲き乱れている。





おじぎ草



マハー・ヴィハーラ寺院は、、、ミヒンタレーの のどかさとは違い、、地元の参拝者で溢れかえっている。


境内前、、、赤いのは比較的近郊バス、、英語表記は無く、路線番号も見当たらない。
外国観光客はいなく地元の人達だけだが、、土産物を売り込む人達




ルワンウェリ・サーヤ大塔の前を通り、 スリー・マハー菩提樹への参道は、500m程ある。
観光客よりは遥かに多い現地の参拝者達、、

↑  観光客は、、本殿内だけ裸足になるが、、現地の人達は、、境内に入ると裸足になる。  ↑



スリー・マハー菩提樹へは長い長い道のり、、、左右の巨大な緑の空間は心が弾む。




テロ警戒で、、軍服姿の警備が厳しい。






スリー・マハー菩提樹聖地内の門


観光客は、脱帽、、履物を預けて、、身体検査を受ける。


女性は女性に検査、、、、迷彩服に白い歯が映え、、、魅力的でもある。
こちらで身体検査を受けようとしたら、、、「 あっちへ行け 」 と、、オッサンの方へ、、




スリー・マハー菩提樹聖地内
中央の高い所が菩提樹、、、
象等の野生動物から護る為に囲いが造られている。

インドのブッダガヤで、釈迦がその下で悟りを開いた菩提樹の分枝
本家のブッダガヤの菩提樹は何度も枯れて、現在は4代目の菩提樹なので、
ここの菩提樹が、、正真正銘の正統な菩提樹なのである。


アショカ王の娘サンガミッター尼がもたらし、デーワーナンピヤ・ティッサ王が植樹。
アヌラーダプラで最も古い仏教史跡である。




↑ 聖地内を、、旗を先頭に列を成して、周囲を周る信者さん達、、20人以上いた。 ↓






菩提樹前の正面礼拝所、顕花台




★   ↓ 聖地内の大木が由緒ある菩提樹かと思いきや ↓   ★
正面の左手(東)に伸びたこの細い枝のみが、、正統に系統を継ぐ菩提樹だそうである。
中央の大きな菩提樹は、、後世のものである。

細い聖木は、、金色の棹で支えられている。




西の礼拝所では、、、お経がながれ、、指に糸を巻いたり、、赤子に御祓い・祈願、、と大賑わいである。



この内陣の周囲には、、座り込んでいる人が多数、、、
瞑想でもなく、、お祈りでもなく、、、待ち人でもない、、???である。




内陣の外側では、、お説教が、、、
穏やかに仏の道を説いているようではなく、、、激しい口調であったので
世の中の何かが、、教えに反すると怒っているようでもある。
居心地は良くない。



聖地内へ入ってきた女性達、、

華やかなお花は、、、お供えなのだが、、
雰囲気的に、、、幸せになったと、、お礼参りと推測したが、、










スリー・マハー菩提樹からルワンウェリ・サーヤ大塔へ戻る。

道端に 糞転がし




↓  ローハ・プラサーダ ( 黄金宮殿 )  ↓

1600の石柱、、、
元々は、木造で9階建て、、、各階に100の部屋があった僧院 ( 紀元前2世紀 )
1600の石柱は、、12世紀に再建した時の遺構。





↑↓  境内の緑で憩う若い家族  ↑↓


↓ 子供の澄んだ瞳、、母親の幸せそうな笑顔が印象的であった。 ↓
私の下の孫が、丁度この娘と同じ年齢である。 少し喋り出した。

こういう光景に遭遇する度に、、家族は、、どの国に行っても皆同じ。
世界は一つ、、、皆同じ地球人だ〜 と実感する。
俺は日本人だ、、と地域性に拘る事はない。
スポーツでも地元を応援する事に拘らない。





↓ カトゥサーラ ( 救貧院跡 ) ↓





花瓶に花 ?

仏足石


↓ 食事を入れた鍋代わり、、とか貯蔵庫だとか? ↓




↓  ■  ルワンウェリ・サーヤ大塔  ■  ↓


紀元前2世紀、ドゥッタガーマニー王が建立に着手
建造当時の高さは、110m、  現在は、55mである。

この塔を含む周辺の僧院を マハー・ヴィハーラ(大寺)と呼び、
北の地域のアバヤギリ大塔 (別派)
ジェータワナ・ラーマヤ (別派)
と、区別される。

ここが、主流であり、中心なのである。
スリランカ仏教の古来よりの中心。


ここでも、、履物を預け、、身体検査、、、











← 塔先端の 宝石


↓ 正面のお堂 ↓


左から周る。



ルワンウェリ・サーヤ大塔の建立に着手した
ドゥッタガーマニー王像












笑顔の可愛い兄弟にカメラを向けると、、緊張する兄、、変わらぬ優しい笑顔の妹


摂った写真を液晶画面で見せると、、、、「 Thank You ! 」 と駈け去った。

が、、、直ぐに戻って来て、、、↓ ↓


↓ 妹を入れて3人で撮ってくれと、、、このポーズ ↓


中の妹さんは、、いつも兄の腕にすがっている。
頼りになる兄なんであろう。

気持ちの良いひと時であった。

またも 「 Thank You ! 」 と駈け去った。










一回りして正面に、、、







↑ 夫婦と子供

                         親子三代  →

若い親子の写真を撮るのは楽しい。


今回は、余裕が無くて、、、アバヤギリ大塔、ジェータワナ・ラーマヤは、行く事が出来なかった。






アヌラーダプラは、、古都で賑わっているが、、、
現在の街は、、、これまた大賑わいである。




多くのバスや車で賑わい、、スーパーあり個人商店あり、、人が行きかい、、

コロンボやキャンディのように高層ビルは無いけれど
大賑わいの田舎町である。





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