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≪ ワット・チャイワッタナーラーム(アユタヤ) ≫

Wat Chaiwatthanaram
クメール式の復元の美しい寺院

3度目のタイ 14日間一人旅(11)
2009/12/06 〜 2009/12/19









アユタヤ訪問は3度目である。
前回訪れて、夜のライトアップで、この寺院を初めて見て、その壮大さを知った。
そして、、昼間に来なければならない、、、と
アユタヤの他の遺跡は、、復元が中途半端で物足りなかったのである。

ワット・プラ・シー・サンペット、ウィハーン・プラ・モンコン・ポピット、ワット・マハタート、
ワット・ラ−チャ・ブラナ、ワット・チャイ・モンコンは、既に訪問済み。

今回は、レンタ・バイクで巡る予定で、
 ワット・チャイワッタナーラーム
 ワット・ロカヤスタ
 ワット・プー・カオ・トーン
 スリヨータイ王妃のチェディ
 アユタヤ鉄道駅  を一応の目標にした。

旅のガイドブックレベルでは、、それぞれ写真一枚程度の情報しか無いので
何処がどれだけ良いのやら、、判らない。  私の情報ではこれだけしか思いつかない。



バンコクから日帰り、、、
選択肢は、鉄道 or 北バスターミナルから路線バス or 戦勝記念塔からミニバス がある。
北バスターミナルへ行くのが不便である。  勝利記念塔なら BTSだけで行ける。
と言う理由で、、戦勝記念塔からミニバスを利用、、帰りは鉄道も選択肢として残しておく。



戦勝記念塔 到着 8:40




ミニバスの発着場所は何処 ??  ガイドブックには、「戦勝記念塔からミニバス」 だけの情報。
戦勝記念塔の周囲は全てバス停留所である。  凄い数である。
とりあえず下りて、一画を廻って見るが、、見当がつかない。
バス案内所のようなBOXがあったので、、「 ミニバス・フォー・アユタヤ ? 」 と
指差された方角は、ロータリーの北東方面。  早速歩道橋に上がって廻る。

ところがである。  ロータリーの北東に下りても、、見当がつかない。
「 ミニバス・フォー・アユタヤ ? 」  の連発で、、
やっと通じた店の主人が指差して、、「 あの辺りで、、アユタヤと大声で叫べ! 」 と
言われた場所で、、、警官らしき人物がいたので、、聞くと、、、
「 ついて来い 」  のしぐさ、、、、屋台の間を抜けて、、一本奥の脇道へ、、
そこのミニバンの運転手につないでくれた。

ミニバスというので、、緑色のミニバスの類かと思っていたら、、ミニバンなのである。
しかも、、、行き先の表示も停留所もない。   私的なものか公共なのか、、不明である。

帰路に周囲を確認してみると、、この一本奥の屋台裏に、、ミニバンが何台も並んでいる。
行き先を表示しているのもあり、、何もない車も混在。  この辺りで、、「アユタヤ?」 と叫ぶしかないのである。


↓ アユタヤ行きミニバスの溜まり場、   ミニバスの車内は高級仕様である。 ↓



戦勝記念ロータリーの周辺は、、路線バス停留所の裏 or 外れ に各方面行きのミニバスが待機している。
場所はそれぞれ行き先別に、決まっているようである。


ミニバスは、、、乗客定員14名。
私は5人目くらい、、中々集まらない。
もう少しで10人と言うところで
運転手が、周辺で 「アユタヤ、アユタヤ」 と叫び出した。
11人集まった所で、出発。  30分経過していた。
1人 60B の集金。

アユタヤ近くでは、リクエストに応じて停車してくれる。

見覚えの景色が見えてくる、 「 もう アユタヤ? 」
なんと、、所要時間 55分 である。

こんなに速いのなら、、帰路も ミニバスに決定。
( 帰路は60分強かかった )



アユタヤの到着場所は、、情報どおりの場所。
周辺には店はない。
レンタバイク屋を探さねばならない、、、
モータサイが寄って来るので、、
レンタバイク屋まで乗せて貰う。
1ブロックと近かったが、、自分では探せない。
20B と適切な料金であった。



↓ ゲストハウスが多い一画のレンタバイク屋 ↓

3時間で 150B パスポートア預け
160B出して、お釣は「 for me, for me 」 とくれない。

地図をくれて、ガソリン屋を示す、、「91」 ガソリンの種類である。

バイクは、幸いスクータタイプのギアチェンジなし、、
しかし、、走行中に、キーは落ちる、、それでもエンジンは停止せず。
サイドミラーは、、固定しないで廻り出す、、、と ガタガタであった。


ガソリンを満タンにしてから、、ワット・チャイワッタナーラームを目指す。
判りやすいように、南の運河沿いの道を採る。

GPS持参なので、、間違っても平気である。


バンコクやチェンマイと違い、、車やバイクの洪水は無い、、爽快に街を走る。




難無く目的の橋に遭遇、、ワット・チャイワッタナーラームを川向こうに確認




GPS軌跡








ワット・チャイワッタナーラーム  ライトアップで見た角度である。


11:20  入口からは逆光である。





南西の角から 順光で見る。  青空の下、遺跡は順光が良い。


これだけ、、プラーン(仏塔)が修復されている寺院は、アユタヤでは貴重である。

クメール式プラーンが林立しているので、、クメール時代の古いものかと思いきや
1630年の建立である。


プラサート・トーン王が、母親の為に建てた寺院なのだが、
カンボジアに勝利した記念にクメール様式にしたそうである。

仏塔のレリーフは、、修復されていない。

↓ レンガつくりに漆喰、、、彫刻はなく無地である。 アンコール遺跡とは大きく違うのが残念である。 ↓



仏像群、、、1767年のビルマ軍により破壊されている。








最初にアユタヤ遺跡を見た時は、、この破壊された仏像群を、物足りなく思ったが、、
今は、、これはこれで美しい、、と思えるようになってきている。
タイの仏教に親しみを覚えて来たようである。
それには、、、タイの参拝者の素朴な礼拝の態度が大いに影響している。



礼拝対象が破壊されているのだから、、嘆くべきなのだが、、観光的には、美しいと思えてしまう。








やはり、、素晴しい、、、





東の方へ


仏像は、、日陰となる。




運河




運河側から、、、これが寺院の正面であろう。



とても居心地の良い場所なのである。

明るさ、、健康的なこの空間は、、気分爽快である。








↓ 一部漆喰のレリーフが残っている。  アプサラ達である。 ↓

これに類する装飾が、、遺跡全体に施されていたと思うと、、壮麗な寺院であったろうに、、









明るい、広い空間、、、、観光客で混雑するでもなく、、程好い密度、、


訪れる人達を、解放的な喜びに浸すようである。












明るい遺跡には、、健康的な笑顔がよく似合う。




 ワット・ロカヤスタ
 ワット・プー・カオ・トーン
 スリヨータイ王妃のチェディ
 アユタヤ鉄道駅 をバイクで駆け巡り、

帰路もミニバスで帰るが、、、
バンコク行きのミニバス発着場所が、、、到着場所とは違う 、、東へ運河を渡った一角
ゲストハウスのある賑やかな角にあった。
バイクを返却して、到着した場所に徒歩で行こうとして、途中の角のミニバスの正面を見たら
BANGKOK VICTORY MONUMENT と書いてあったのだ。
場所が代わったのか、、2箇所あるのか、、
私が 14人目の乗客で、、直ちに出発。
バンコク近くで途中下車する人が数人いたので、高速道路には乗らずに、所要時間 63分。
14:38 勝利記念塔の出発場所に到着である。

もう少し、アユタヤ滞在をのんびりとすれば良かったと、、反省。

未知のミニバスへの不安があったのに、、望外の快適さでアユタヤ徘徊できたので、、
調子に乗って先を急いでしまったようである。
なんだか、、アユタヤへの未練が芽生えてきたのである。  また来るか!






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