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≪  カイディン帝廟 & トゥドゥック帝廟 (フエ)  ≫

Khai Dinh、 Tu Duc


ベトナム中部 (6)
2014/04/06 〜 2014/04/11


 

↓  カイディン帝廟  ↓




朝一番に 遠方の ミンマン帝廟を訪れて、
↓  昼からは、カイディン帝廟、 トゥドゥック帝廟 を訪れる。  ↓






■ 阮朝 (1802〜1945) 建国当初からフランスの協力・影響下にあった。
 2代 1819-1840 明命帝 ミンマン Minh Mang
 4代 1847-1883 嗣徳帝トゥドゥク Tu Duc
12代 1916-1925 啓定帝 カイディン Khai Dinh

最後の13代目=1925-1945 保大帝 バオダイ



■ ■  カイディン帝廟  ■ ■


カイディン帝は、阮朝最後から2番目の帝で、晩年はフランスに亡命していた。

西洋的、アート的、宗教にこだわりなく、派手好み、、と 無秩序な印象、、

最初の階段、、龍の造形がなければ、まるで上にベルサイユ宮殿もどきがありそうな門柱が立ち並ぶ。
広い踊り場に続き、、2番目の階段も、、西洋的な柱と、建物、、、黒ずんだ色が白くj輝いていれば、フランスの別荘だ、、



セメントは、当時は貴重品だったそうである。  これが白い大理石であれば、、、せめて砂岩でも。。




石碑を安置した建物、、左右に手のこんだ装飾柱、、そして、、文官像と兵士像軍




文官像と兵士像軍





下を振り返る



石碑、、、と お堂背後の壁、、、レンガ造りをセメントで塗りこめている。  当初は色づけしていたのだろうか?


当初は色づけしていたのだろうか?、、さもなければ陰気すぎる。



十字架状の装飾、、、、



上段の祠堂? 廟?  啓成殿




壁面も華麗に装飾されている。  建造当初はどんな表面処理をしていたのだろうか、、





内部は、、さすがに華麗なままの状態が保たれている。



中国的装飾一辺倒だ。




壁面装飾は、、陶磁器製モザイク、、



金色のカイディン帝像の地下に、カイディン帝が埋葬されている。

( カイディン帝以外は、帝廟はあっても埋葬場所は不明だそうだ。 盗掘回避の為、、)





目的の為に焼かれたタイル片で作られたモザイクは、、それなりに見える。

しかし、部分的に花瓶を壊して利用したデザイン部分は ↓ 、、ガラクタのようにか見えない。

芸術的とは思えない。  高額な物を使用したという成金感性にしか思えないのだが、、



写真でだけ見ると、、見応えのある観光施設だったカイディン帝廟だが、、

現場で見る黒ずんだ姿は、、、ゲテモノか?  との印象だ。
表面を漆喰で白く化粧すれば、、印象は素晴らしく変わるだろうに、、





■ ■  トゥドゥック帝廟   ■ ■


トゥドゥック帝 は、阮朝4代目


一直線に並ぶミンマン帝廟とは違い、、墳墓と廟の建物群とは左右に分かれる。


トゥドゥック帝廟の入口前は、土産物店が並ぶ。    入口 →



トゥドゥック帝廟は、、建物外部に焼き物でふんだんに装飾されている。  →



入場門から内部を見る。




帝廟前の池




墳墓部分へは、帝廟前を大きく迂回して奥に向かう。



墳墓への入口   石碑を安置するお堂(修復中) 左右に塔柱。
前庭には、、わずかだが石像がある。  構造物はミンマン帝と同じだ。




石碑のお堂から奥のお墓方向を見る。  池があり、お墓の一角は門と塀で囲まれている。




池の奥から、石碑のお堂を振り返る。





お墓の敷地への門、、陶磁器で華やかに装飾されている。
現在は、退色しているが、往時は艶々と輝いていただろうと想像できる。



← 陵墓、、、帝の埋葬場所はここではなく、不明。

↓  色艶の残っている部分。 上薬の光沢がある。  ↓

陵墓の部分はここまで、、、帝廟の建物領域に戻る。






帝廟の建物領域 (宮殿=別邸)、、、、先ず、、階段を上り2階建ての楼門だ。





楼門から奥を臨む。

前庭、、和護殿(本殿)



和護殿、、、広い前庭を備えて 派手さはないが格調ある佇まいだ。




和護殿内部、、、華美さは全くない。




和護殿から、入口の塔門を振り返る。




和護殿の奥にある良謙殿 (奥殿)




N=鳴謙堂、 E=和護殿、 W=良謙殿




良謙殿内部は、和護殿と同じようだ。



鳴謙堂は居室のようだ。  玉座があり、天井には星座が描かれている。




↓  華麗さも豪華さも無いが、質素で清潔な印象の宮殿部分を去り、最初の蓮池に戻る。  ↓








トゥドゥック帝廟 入口の手前には、、線香工房が並んでいる。




店頭では、簡単なデモンストレーション。
色とりどりに飾られているのは、線香の色ではなく、芯の竹ひごだった。
線香部分は茶色で若干の濃淡はある。

墓参りには、、長持ちするので、、広州で買った線香を使っているので、
ここでも購入して見たが、、帰国して中国製と比較してみると、
ベトナム製の雑さが目立つ。  中国製は品位ある高級品に見える。

ここで購入したのは、一束(約60本)が 5$ だ。
香り違いを購入したのだが、、香りなんて感じない。 香りの強烈なのはインド製。
点火すると最後まで煙り、1時間は煙ってくれるので、役には立つが、
今後買うのは、中国製にする。

インドの帰りに中国に寄った時も、、「 久しぶりに文明国に戻った! 」  と感じたが、
ベトナム滞在中は、、中国をウロウロしている時程には、、落ち着かない。




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