≪ オペラの予約 (ドイツ、中欧)2003GW ≫

感動の共有、のぶながTOPページへ 写真豊富な、のぶながワールド 2003年ゴールデンウィーク旅行(10)

■ オペラのチケット予約をインターネットでおこなったので、備忘の為に、経過を掲載。
   良い席を得る為、今後の予約のタイミング、代理店使用、等の参考になれば、、、、、
★ ベルリン フィルハーモニー 2003年4月28日
  ≪フィデリオ 演奏会形式≫
    サイモン・ラトル指揮 ベルリンフィル

3月初めにベルリンフィルのHPで予約画面を開くと<Sold Out>
「当然だろう 」 と諦めていたのだが、、

4月4日にHPを開くと、座席表が現れ、数席が空席表示されている。
大慌てで、座席指定して、クレジット番号入力。
4月5日に確認 Mail が届き、1週間後にチケットが郵送されてきた。

座席は<A rechts, Reihe 1, Platz 5>
最前列の右から5番目
独唱者は、オケの後ろに立つので、全く見えなかった。
拍手に答えて舞台最前列に出て来た時に初めて目視。
演奏は、当然ながら”最高”。 音の緊張感が違う。

演奏は最高レベルなのだが、建物の外観と同じく、内装も無愛想、
ロビーにむきだしのクロークで、サーカス小屋の雰囲気、
客層も、指揮者が指揮台に立って指揮棒を振り下ろす瞬間に
カメラのフラッシュが、舞台後方の客席から、、、
演奏後は、フラッシュ、フラッシュ、フラッシュ、、
最高の演奏の現場であると共に、観光名所でもある。
楽団員が揃っていない演奏前や、休憩時間にフラッシュなしで撮影すれば、誰にも迷惑かけないのだけれど。

★ ミュンヘン バイエルン州立歌劇場 2003年5月4日
  ヘンデル ≪サウル≫ オラトリオだが、オペラとしての新作舞台
  指揮 Ivor Bolton

3月初旬に、HPで予約し、「order received」表示されたのに、
数日後に、「割り当て出来ません、公演1ヶ月前に、再挑戦して下さい」と、

4月5日(日本時間)に、HPで予約、
座席ランク指定で、座席番号表示されるので
クレジット番号入力したら、「You can call for them at BoxOffice,,,」
「希望なら送付する」 とも続くが、郵送されなかった。
公演当日にBoxOfficeに、Order-nr,Customer-nr,名前を示し
チケットをGET。
住所・氏名印刷されたチケットが、透明ファイルに個別に入れられていた。

座席は<Parkett links, Ture 1, Reihe 6, Platz 185>
前から6列、左端。 (Ture 1 は1番入口)

演奏は、ヘンデルを通常オペラのように演奏するので、、
少しメリハリ、アクセントがない。

小編成古楽器楽団のように、アクセントを強調する演奏がヘンデルには似合う。

地下のカフェの美味さは抜群。 (名前は忘れたが有名な総菜屋の出店だそうだ)
カナッペ3個入り=8ユーロ、 コーヒー=2.5ユーロ。  パンの上のスモークサーモンも艶やか、肉厚、シットリと!
★ ドレスデン ゼンパーオーパー 2003年4月25日
   ≪ラインの黄金≫
   指揮 Lothar Zagrosek

3月初旬は、HPではこの演目は受付画面にならなかった。
4月3日には、予約画面になり、座席ランク指定で、無事受付後に、
Mail が届き、「クレジット番号を知らせれば、確保する」 と、、
クレジット番号を Mail すると、
「開演 1時間前にBox Office にCustomer's number を持って来い」 との確認 Mail

当日、MailのCopyを示すと、クレジット伝票にサインさせられたが、
クレジットの引き落としは、予約した日に請求されていた。

座席は、<Parkett Links, reihe 8, Platz 9, Tur B>
前から8列目、左から9番目、 B扉から
オーケストラの音は良い。 金管も分厚く響く。
舞台は、劇中劇のように椅子何列にも並べる、面白みの無い見飽きた舞台。
今回は、ミュンヘンのサウルも同じ椅子を並べた舞台。

客層は、緊張感がある地元の人達がホトンド。 観光バスも1台停まっていたが、
礼儀をわきまえたロビー、客席の雰囲気は気持ちが良い。 ホトンドがダークスーツ。
この落ち着いた雰囲気は、ウィーンでは味わえないかも、、、、
★ ドレスデン ゼンパーオーパー 2003年4月26日
   バレエ≪ダフニスとクロエ≫≪牧神の午後≫≪春の祭典≫
   指揮 Klauspeter Seibel

インターネットでは予約しなかった。
理由は、当日券はあるだろう、との予測。
一度、イタリアでビッシリと続けて予約していて、アリタリア航空の日本発が1日遅れ
2枚のチケットを無駄にした事があったので、なりゆきに任せたのだ。
前日にプレイガイドで、最上階の席のみが残っていた。
この時初めて気がついた、 <春の祭典>が演目にあるのを!!
ダフニスとクロエ他と思い込んでいたので、どうでもイイヤ。
<春の祭典>があるのを知っていたら、絶対に予約していた。

座席は、<Rang 4, Links , Reihe 2, Platz 14>
最上階のヤヤ中央ヨリ、前から2列目だが急角度なので十分に見える。
周囲は、おばあさん ばかりだったが、皆 黒いドレス。
<春の祭典>が、管弦楽ではなく、バレエ音楽として鑑賞するべきだと、思うほどおもしろい!
<ダフニスとクロエ>は、ドイツのオケにはやはり不似合いな音色である。
ドイツに、フランスの曖昧模糊は似合わない。
★ ベルリン 国立歌劇場 2003年4月27日
   ≪後宮からの逃走≫
   指揮 Sebastian Weigle

3月にHPを見たら、空席だらけだったので、予約せず。
4月になるとさすがに、良い席が少なくなってきたので予約する。
チケットは 1週間程で、郵送されてきた。

座席は、<2Rang, Mitte Links, Reihe 1, platz 11>
2階最前列真中、で全てがよく見える。

建物の外の雰囲気からして、シマリがない。 と思ったら
舞台も、演奏もシマリがない。
1stフルートの女性は若く可愛いくマジメであったが、
2ndフルートとピッコロの持ち替えの女性は、出番のない時は、
楽譜の下に隠した雑誌をズッと読んでいる。
ムッターの写真が見えたからマジメな雑誌なんだろうが、、
1stフルートの女性が、軽蔑した視線を度々向けていた。

経営難で、ドイツオペラと国立オペラの組織を統合して楽団員を減らす、計画と聞いているのに、こんなにダラケテいてダイジョウブなの? 驚きのヒドイ現場である。
★ プラハ 国立歌劇場 ≪ボエーム≫ 2003年4月30日 指揮 Giorgio Croci
★ プラハ 国民歌劇場 ≪リゴレット≫ 2003年5月01日 指揮 Oliver Dohnanyi

共に、3月11日にボヘミアチケットに、座席ランク指定してMailする。
確認Mailで、当日12時までにボヘミアチケットまで現金払いで取りに来い、と

予約時には、座席は確定しておらず、現場で空いている座席を割り当てられた。
あまり当てにならない印象を受けた。

座席は、国立<box7, 1>左側舞台ヨリBOX席の最前列
     国民<row 12, seat 10>平土間 12列目真中

ドイツ系の国立歌劇場と、チェコ系国民歌劇場と、、、
優劣が判らなかったのだが、大阪でホセ・クーラ出演のアイーダを公演したのが
国立歌劇の方で、良心的な公演ぶりだったの好印象を持っていた。
国立歌劇の方が、観光客が多く満員だが、場内案内はオバサンばかり
国民劇場は、ほぼ満員で、場内案内は若い女性。 観光客は少ない気がする。

スメタナホールでも、毎夜の如く演奏会があるので、記念祭時期でない限り、予約せずとも音楽にはありつけそうな街である。
★ ブダペスト エルケル劇場 ≪リゴレット≫ 2003年5月2日
★ ブダペスト 国立歌劇場 ≪バレエ、A Makrancos Kata≫ 2003年5月3日

インターネットでは、空席数が多かったので、予約しなかった。
当日、ホテルで予約出来たが、満員であった。

座席は、エルケル劇場<右1列目5番> 最前列右から5番目
      国立歌劇場<真中右側4列目1番> 前から4列目真中通路ヨリ

国立歌劇場の方は明らかに観光客が多い。
服装は、共に、スーツ、ネクタイは最低限必要だが、
ダークにこだわらずともよいかな?という雰囲気。

エルケル劇場は、何故ここでオペラをやるの?と、驚く程殺風景な劇場。
でも、演ずる方も地元ファンも熱気はある。

国立歌劇場のバレエは、、華やかこの上なし!!!
オペレッタの盛んなお国柄故か、オペレッタの楽しい ノリ がバレエにも溢れている。
★ ミュンヘン ゲルトナープラッツ州立劇場 2003年5月5日
   ≪ドン・ジョバンニ≫
   指揮 David Stahl

この日は、バイエルン州立歌劇場は演目なし、
オーケストラもなし、プリンツレゲンデン劇場もなし、
ヘラクレスザールで、グートのピアノ演奏会だけがネットで確認できていただけ。

ホテルにおいてあるチラシにゲルトナープラッツ州立劇場分があり、
何となく部屋に持ち帰り、ドン・ジョバンニ観劇決定。
朝、新市庁舎のミュンヘンチケットに買いにいったが、此処では扱っていない。
バイエルン州立歌劇場へ行け、との指示で、GET。
お陰で、バイエルン州立歌劇場BoxOfficeからの帰りに、
何となく裏通りを通って、ZauberFlote という小さなCD屋を発見。
さすがに、歌劇場近くのCD屋、声楽の在庫が充実しており
ヘンデル・オペラで私の収集していない作品を4種類も発見、ラッキー!

観光客の行きそうにない地味な場所ゲルトナープラッツ。
でも、朝、新市庁舎の塔の上で、写真を撮ってもらった夫婦に声をかけられた。
当然、彼らも観光客なんだろう。
中のカフェも地味というより貧相。

座席は、<3Rang Rechts, Reihe 1, 54 Platz> 3階最前列やや右ヨリ
舞台中央に一辺10m足らずの立方体、此処に全ての舞台装置が隠されている。
悪くはない、、が、良くもない。 私の尺度の幅が広がっただけ。 いろいろアラーな!



■ 結局、12泊14日(機内1泊)で、
   オペラ8公演+バレエ2公演=計10公演 と
   したい放題、やりたい放題の11度目のヨーロッパ旅行であった。

ウィーン、ザルツブルグ、、と 一流歌手を集めた豪華 and 高価な演奏会を
ツアーで巡るのも楽しいだろうけれど、
自分の見たい絵画や彫刻のある美術館を訪ね、
現地でたまたま演じられる音楽会を観てみる、地元の雰囲気を味わってみる。
これは、、、
豪華メンバー+観光客 の無国籍的状況とは、違った味わいと共に
鑑賞の尺度を拡大し、許容限度をも広げる 等等 得る所が多い。

こういう経験をしていると、「一流 」 の凄さがより一層感じられる。
幅広い一流でない裾野の中から抜き出ている 一流の存在価値に触れる数少ない体験が、より一層価値と、感動の深さを増す。




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