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≪ 王羽佳, Yuja Wang, ユジャ・ワン ≫聴いている瞬間は驚きと爽快さ、演奏が終わると楽しくなるピアニスト 2017/07/03 |
常に立った指で鍵盤を直角に鋭く叩く、、全ての音が明確に響き曖昧さがない。 高速で鍵盤上を飛び回っても、全てクッキリと、、それなのに歌うべき所は歌っているのだ。 常に強烈なパッションがほとばしり、、聴く者のパッションをも湧き上がらせる。 ラフマニノフの協奏曲2番、、 メンデルスゾーンの協奏曲1番、 、、、 アンコールが素晴らしい。 シューベルトの糸を紡ぐグレートヘンを幻想的に繊細に、 ロマンチックに、、甘美な心に引き込んでおいてから、 ホロビッツのカルメンで、ど派手なパフォーマンスで圧倒し、 モーツァルトのトルコ行進曲で、、気楽なお遊びと思わせて、、 直ぐに、、技巧の爆発で、、聴衆の心情をもて遊ぶ。 ショパンで、、甘美な世界へ、、 どう展開するのかと期待すれば、、 静かに静かに、、余韻を残して終る、、 驚くべき技巧と感性に、強烈な個性を自由に表現しているようだ。 早いパッセージを、、強烈なパフォーマンスととれる動きで弾くが、、 弾き出される音が、、強烈で明確、、しかも情緒に溢れ、、、 パフォーマンスでなく、音楽に引き込まれているのだ。 この強烈な魅力的な演奏に対し、、 ↓ 話題の 衣装である。 ↓ 初めて見た時は、、違和感を覚えたのだが、、 演奏を聴き終わった後は、、そんなものはどうでも良くなっていた。 マネージャーの話題作りかと思ったが、、彼女の自由さの気紛れに過ぎないようだ。 ↑ アンコールでトルコ行進曲で、、聴く者を驚かせる展開の瞬間は、 彼女自身も面白がっている。 ↑ この自由さが、、とても魅力だ。 業界の慣習や、保守的な聴衆に対しても 音楽の喜びのみを発散させているようだ。
いつも、、恥じらいの表情で頭を深々と下げている。
衣装は、、当日の曲や会場に考慮している訳ではなさそうだ。 あの格調高いカーネギーホールでさえ、、太ももを出していた。 ↓ アムステルダムのコンセルトヘボーで、、 ↓ 階段の上り下りにてこずっていた。 室内楽の演奏で魅力だった。 クロイツェルソナタの演奏も素晴らしい。 ベルリンフィル・メンバーとの Dovorak, Brahms, Schuman,, Mendersson 様々な音楽への挑戦も意欲的のようだ。 ↓ 打楽器奏者達とだけの 春の祭典 ↓ 保守的な世界にあって、、自由な個性で、、時代を変えていく 王羽佳 ! 恐るべき Chinese ! 演奏を聴いている瞬間は、、 演奏の鮮やかさの魅せられ、 パッションの盛り上がりに同期し、 アンコールの後は、、 王羽佳の自由な人柄に 音楽の喜びの余韻に満たされる。 |
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