プリアカンの踊り子・アプサラ ( アプサラス
)
チャウ・サイ・テボーダの デバター達
韓国の少女時代というグループの名前は聞いた事があったが、、、
どのような歌なのか、、ダンスなのかは、全く知らなかったのだ。
2011/06 来日にともなって、情報が多くなり、、大いに楽しませてもらった。
何度も見ているうちに、、クメール遺跡で華やかさを強調しているアプサラとオーバーラップ。
これは、、現代のアプサラ達だ、、と思うと、、
アンコール王朝の王宮の賑わいが リアリティをもって感じられてきた。
勿論、、当時の優雅なテンポとは全く違うが、、現代ならば当然に彼女達のテンポが魅力的なのだ。
クメール遺跡の石だけの構造物に、当時の華やかな雰囲気を仮想現実として楽しめるように
イメージを混合してみたが、、、さて、、どうなるであろうか? |
バンテアイ・クディ のアプサラ達
バイヨンの蓮の上で踊るアプサラ達
アンコール遺跡の壁面装飾は、神話的・民話的造形に、宮廷美女デバターに踊るアプサラに溢れている。
特に ジャヤヴァルマン七世 建立の仏教寺院では、、魅力的なアプサラ群像が顕著である。
これだけアプサラ群像に溢れているのは、、当然 当時の宮廷では毎夜の如く踊りの華やかな宴三昧であろう。
彼女達の魅力は、、、メリハリのきいた振付と、、その長い脚で魅せた実践、、、
キビキビと脚、腰、胸、手とを流れるようにくねらせる。
振る切る手も脚も、、角度とスピードに返すポーズ、、あらゆるポイントで決まっている。
バレエ界に 同じように腰や手足だけの振付をするローラン・プティなる人物がいるが、
ボリショイ・バレエでもこの人が振付すると、、メリハリがなくダサくて我慢ならない。
少女時代の振付を見て、メリハリと勢いを学べ! と思わざるをえない。
少女時代の踊りは、、若さだけではないだろう。
振付を初めプロデュースする人達の才能に興味が湧く。
かつて、日本では ピンクレディが熱狂的に受容れられた時期が数年続いたが、
ピンクレディの拡大・発展・進化とも言える少女時代、、、
勢いの続く事と、、今後の進化が楽しみである。
ボリショイや英国ロイヤルのようなクラシック・バレエのように、飛んだり回ったり、、
あらゆる動作に、高度な技術と洗練された感性がにじみ出る、、、
この域までは期待はしないが、、、歌の内容には、、もう少し普遍的なものを期待したいが、
若さ故に、、無理であろう、、、、
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アンコールワットのデヴァター達 明らかに脚は短いのである。
現実を真似たものか、、それが美しいと思っていたのか?
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