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≪ 青龍寺・空海、興慶宮公園・阿倍仲麻呂(西安) ≫

陝西省歴史博物館
陝西省美術博物館


西安・兵馬俑、秦始皇帝陵(5)
2010/02/25〜2010/03/01





■■  青龍寺  ■■

唐の時代、711年に青竜寺と称する。
密教を学んだ恵果が776年に青竜寺に入山。
804年に空海が恵果に真言密教を学ぶ。

658〜849年の間に日本から19回の遣唐使が長安を訪れている。
青龍寺で密教を学んだのは、空海、円仁、円行、円珍、恵運、宗叡の6人。

唐代末期の戦乱で廃墟となっていたが、1973年に発掘され、
空海がらみで、新しく再建された。
従って、、現在の建物は、空海当時の物とは無関係である。










空海と最澄をの知識を少し整理してみると、、

 空海:
804年5月
(31才)
    12月

805年2月

   5月


806年3月
   12月

16次遣唐使、留学僧として出発。

長安に入る。

青龍寺で恵果に会う。

恵果に師事する。


帰国の為出発
大宰府に着く

最澄(38才)は還学生として参加する。
長安には入らず、天台山で天台教学を学ぶ。



帰国の前 10日程度の短期間だけ密教を学ぶ。
最澄 帰国




最澄は、1年の間に、天台教学を学び、密教は短期間触れただけだが、         
空海は、唐滞在は1年10ヶ月だが、青龍寺で恵果に師事したのは、約1年間である。



現在の青龍寺は、、、日本の観光客の為にあるという印象で、、
現地の人達には、、宗教的には無関心なのだろうか、、、
空海関連展示堂



↓  空海記念塔  ↓


空海関連展示堂内、、、四国巡礼の札所の順番では、 番外の 0番 であり
ここで朱印帳の販売もある。




記念に貰った 0番札所印









■■  興慶宮公園  ■■


ここには、阿倍仲麻呂の記念塔がある。





興慶宮公園入口




お正月期間なので、、華やかな雰囲気








阿倍仲麻呂記念石柱  ↓

阿倍仲麻呂: 空海入唐よりは早い、716年に遣唐使として入唐し
唐の国家試験 科挙に合格し、唐の玄宗に認められ、政府の要職に就く。
53年間も中国で過ごし、中国で没す。




↓  興慶宮公園で お正月を楽しむ人達   ↓




















■■  陝西省歴史博物館  ■■


中国で最も施設が整っている博物館の一つ、、
と言う事で、、お宝の数々を期待していたのだが、、






歴史博物館という意味が理解されたのは、、
発掘品が殆んどで、、、国宝級の芸術品が無いのである。

古都長安の歴代の、、センスある芸術品、、を期待したのが間違いであった。
蒋介石に台湾に持っていかれた残りもの、、、?






館内には、、何箇所もミュジアムショップがあったが、、心の動くものは皆無。










■■  陝西省美術博物館  ■■


美術博物館と言うだけあって、、現代の作家の作品が展示されている。











それなりに 奇麗な作品が展示されているが、、そう迫力のあるものではない、、

しかし、、敵の企みは直ぐに察した。


現在の作品、、翡翠・瑪瑙の彫刻、、景徳鎮の磁器、、の販売である。
かつて上海や北京で体験済みの博物館商法なのだが、、
上海や北京では、、この棚全部で 百万円、、だったが
西安では、遠慮がちに、、4品30万円 という言い値。

西安では、他に貴石、絨毯とあったが、、、
いずれも目標単価が低いようであった。
勿論、、私は全く興味が無い。





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