感動の共有、のぶながTOPページへTOPへ
写真豊富な のぶながワールド

≪北イタリア、フランス、ベルギーの旅 (8) ≫


バッサーノ・デル・グラッパ
グラッパ酒と屋根のあるポンテ・ヴェッキオ
Bassano del Grappa
2006/05






屋根のあるポンテ・ヴェッキオ(コペルト橋)
Coperto = 覆いのある、屋根付きの、

パッラーディオの設計だが、
洪水や戦乱で8回も流され造りかえられたそうだ。
水の抵抗を少なくする橋桁のデザインが個性を強調する。
ユネスコの世界遺産。

第一次世界大戦中には
山岳兵(アルピーニ)の根拠地であったので
アルピーニ橋とも呼ばれる。


流れる川は、ブレンタ川
ドロミテ南部の渓谷から流れてきた水である。


■ ■ ◇ ■ ■

バッサーノ・デル・グラッパに、何故来たのか?

いつも行くリストランテのカウンターに、ガラス細工の瓶のグラッパ酒が置いてあるから。
透明な瓶の中に、ガラスのスワンが居る。  珍しい瓶があれば買ってこよう、か!

ヴェネツィアから日帰りで行ける街で、、前回にUDINE、ブレンタ運河のヴィッラは体験済み。
残る未知の街で、、何かありそうな街、、バッサーノ・デル・グラッパしか思いつかなかった。




メストレからの列車は3両のローカル線。
周囲は学生ばかりで満席、、、
1時間の旅



バッサーノ・デル・グラッパ駅前通り
真直ぐ進めば街中に入る。




ゆっくり歩いて5分強で大通りを渡れば街中だ。



ガリバルディ広場に立つサン・フランチェスコ教会

最初に目指した市立博物館の入口は、広場の南西、教会入口の横からだ。
間違って左手の道を探したが、、判らず、地元のオバサンに教えてもらった。

「地球の歩き方」 に何度も注文を付けているのだが、、
地図には、、入口を明示しろ、、と。
「地球の歩き方」への投稿で、3冊程新版をもらったが
この件は、未だ採用されない。
切実な問題なのに、、、、、

大きな建物を何度もグルグル回る事が毎回ある。



ガリバルディ広場の町の塔 Torre Civica
登れるかどうかは未確認。


教会入口横が市立博物館の入口


博物館は修道院を改装したそうだ。
中庭をグルッと回り奥へ

中では整然とした図書室があり
学生が自習していた。

博物館所蔵品は、、、
事前に知るような作品はない。
発見があれば儲けものという程度の期待。


撮影禁止、、作品目録、絵葉書販売なし、、
何を見たのか憶えておけ、というのは酷。

カノーバーのありふれた彫刻があった、、、、
見慣れたキリスト教テーマの作品がズラーリ。

入場者なんて偶にしか来ない、、
監視員が付いてまわる、、、


↓ チラシに掲載されていた2作品 ↓


ティエポロ、羊飼いの賛美
ティエポロはこの程度の作品でさえ掲載される。


Jacopo Bassano
聖ヴァレンチノの聖ルチッラへの洗礼

リベルタ広場のサン・ジョバンニ・バッティスタ教会



サン・ジョバンニ・バッティスタ教会にて







モンテ・ヴェッキオ広場は小さい。

真直ぐ進んで右に折れ、ポンテ・ヴェッキオへ

グラッパ酒等の小さな土産物屋が並ぶ。






バッサーノ・デル・グラッパは、、、観光客は少ない。
勿論、、ツアー客、東洋人に遭遇する事はなかった。

地元の普通の風景に溢れた町であった。


グラッパ酒、、グラッパ焼(陶器)、5月はホワイトアスパラ
グラッパ焼は、、店頭では特に目だった存在ではなかった。







リベルタ広場北東のジェラート屋
見た目も美味しそうで、、
明らかに自家製の美味!






清潔感溢れるデリカテッセン、、
観光客が入るのが、憚られるような高級感覚。





↑ 普通の食料品店 ↓















名物のアスパラガス、、結んであるのは木の蔓である。
高級品扱いだ。






↑ 様々な瓶のグラッパ酒 ↓


グラッパ酒は、葡萄の皮からとった蒸留酒。
グラッパ山にちなんでグラッパ酒と呼ばれる。





ポンテ・ヴェッキオ



まばらに観光客?地元の暇人?

車は通れず、自転車も手押し

ポンテ・ヴェッキオから北の展望、、流れるのはブレンタ川
ドロミテの水である。

上流はグラッパ山

↓ ブレンタ川上流 ↓



ポンテ・ヴェッキオを渡っても同じような展開
土産物屋、、カフェ、、



右岸から振り返る



右岸からポンテ・ヴェッキオ、城、ドゥオーモを見る。

古き良きイタリア観光風景だ、、

なかなかおもしろい構造の橋桁ではなかろうか、、、






北のマルティーリ大通りから見たグラッパ山の山並み、、
緑の自然に赤い屋根、、白い壁、、遠くに山々



左右180度のパノラマ写真



飛び抜けた観光目玉があるわけではないが、
ポンテ・ヴェッキオに満足して、、親しみ感の湧く町である。

華美でなく、落ち着いた雰囲気、、
天気が良かったせいもあるが
気分上々の町歩き。

9時に着いて12時に離れる。
僅か3時間の滞在であったが、、
もう少し、ゆっくり滞在しても良かったかな、、と

昼食は、、パン屋で購入、
パンとピザの量り売り、ヨーグルト、、
落ち着いてテーブルに座って食事しても良かったのでは
名物、旬のアスパラ料理を食しても、、
と反省しきり、、、、、、

12時前で、、路上のテーブルに人が居なかった。
何組かの観光客でも座っていれば、
我々も、、ゆっくりと座っていたかもしれない。


ガラス細工のグラッパ酒は、やはり高かった〜、
元々記念に瓶が欲しかっただけなので、、
軽い細工なので安いグラッパ酒を2本買って自己満足。
山岳兵アルピーニのガラス製帽子が
瓶の中に入れられた小さなグラッパ酒だ。


■ 早めに、ヴェネツィアに戻り、、フェニーチェ座の当日券を目指す。
インターネットでは、、完売で手に入らなかったヴェルディのルイザ・ミラー。

Box Office に4番目に並ぶ、、前の人のディスプレーを見ていると
なッナント、、ロイヤルボックス席が5席空いているのみ。
誰かが2枚以上買うと、、私の席はない!!

「 高すぎるから買うな!」 と念じつつ、、イライラと順番を待つ。
幸いにも、1人1枚の購入で、、ロイヤル席を 無事 GET 。


明朝は、マルコ・ポーロ空港から、イタリアを離れてフランスへ発つ。




06/05 北イタリア、フランス、ベルギーの旅目次へ

感動の共有、のぶながTOPページへTOPへ