写真豊富な、のぶながワールド
■ フィレンツェを、鉄道で早朝に発ち、アッシジ駅に荷物を預け、アッシジ見学、
夕方には、ローマのテルミニ駅近くのホテルにチェックインの予定。 というのも、
「地球の歩き方」最新号に 「駅に、荷物預かりと日本語で書いてある 」との報告があったから、、
これで半日有効に使える、との計算。
↑ アッシジ駅前から、望遠で撮る。 頂上は大要塞。 サン・フランチェスコ聖堂は、画面左で見えていない。 |
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↑ 小鳥に説教する清貧の聖者フランチェスコのイメージどおりの農村風景 ポピーの赤が新鮮に映る。 |
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↓ アッシジ駅 |
駅について真っ先に荷物預けを探す。 難無く 売店前に 「BAGGAGE」 との表示。 気分爽快で、大きなトランクを店に入れる。 2人いる売店のオバサンが、持ち込んだ荷物を見るなり、、強烈に 「CLOSE!」、、、、と拒絶。 何を言ってもダメ、、、、 テロ警戒の一時的なものと思われる。 が、諦めるわけにはいかない。 |
思案の挙句、駅前のホテルに出向き、、「金払うから 」 と頼んで見たが 「お金の問題ではない 」 と断わられ、 再び駅に戻り、駅内のバールで 「baggage-keeper 知らないか?」 と聞いても 「 impossible ! 」 とつれない。 再度、売店に行くと、顔を見ただけで 大声で 「NO〜!!」 「10ユーロ!」 、、、、 「20ユーロ!」 と叫ぶと オバサン 一瞬 顔がほころぶ。 しかし、、結局 「NO」 は変わらない。 残念ながら、次に列車で ローマに、、 ローマ、ナポリの予定をこなし、ローマ最後の予備日に再度、アッシジを日帰りすることになった。 ■ 朝一番に、鉄道で、ローマを発ちアッシジへ、、、軽い手荷物だけ。 アッシジ駅前からバスで、丘の上のアッシジ市街へ、、 バスの終点はマッテオッティ広場との情報なので、途中の駅は眼中に無く終点で降りるつもり。 しかし、途中で殆んどの客が降りてしまった。 チョット不安になったが、残っている客もいるのでそのまま終点まで。 が、終点のマッテオッティ広場は、人っ子1人いない場所で、行くべき方向に迷う。 磁石を取り出し方向を確認して、観光場所に向かったのだが、、、、町外れに出てしまった。 ?? もう一度、バス停まで戻り、、再度方向確認。 なななんと!! 磁石が違う方向をさす。 数m移動すると、、磁針が大きく方向を変える、、なんてこった? 正しい方向を見つけて、市街地に入り、他の観光客を見出し、一安心。 ■ バスは、 途中のサンピエトロ門広場で下車するのが正解なのだ。 途中多くの客が降りた所がサンピエトロ門広場だと、事前に判っておればこんな無駄はなかったのに、、 |
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↓ サンピエトロ門広場がバス乗降に便利 目指す観光名所にも近い |
↓ ドゥオーモ 地味な教会だ |
↓ 街の中心コムーネ広場 といっても、小さい小さい |
↓ ミネルヴァ神殿跡 小さい広場なので僅かな観光客でも、多く見える |
細い道をサン・フランチェスコ聖堂へ |
直ぐにサン・フランチェスコ聖堂 |
サン・フランチェスコ聖堂は上下2段構造 下の聖堂入口 |
↓ 上の聖堂部分 ↓ |
↓ 下の聖堂前の広場 |
↑ 南からの構造 巨大な修道院である |
↓ 西からの構造 |
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中に入って判ったのだが、複雑な構造だ。 下の聖堂が、1230年に完成。 上の聖堂は、1253年に完成。 そして地下に、聖フランチェスコのお墓がある。 ■ 有名なジョットのフレスコ画は上の教会にある。 が、、これが問題が多いそうだ。 ジョットは、作品の真偽が争われている問題の多い画家であるらしい。 パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂は、確実に真作とされる珍しいものだそうである。 こちらのサン・フランチェスコ聖堂は、、真作、工房作品、、不明作品、、、とややこしいらしい。 それは、特にジョット愛好家ではない私にも感じられる。 先に体験した、<パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂>で受けた聖なる雰囲気が感じられなかったのだ。 集中力が希薄で、弛緩したイメージ、、、空間が大きく、観光客も多い、という事も影響しているとは思うが、、 |
↑ 上の教会内部 (写真禁止なので画像はガイドブックより) こじんまりとした<パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂>とは全く違う |
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← 小鳥に説教するフランチェスコ これは真作らしい 各絵は、270 x 230m ★ 上の教会の絵は ★ 聖フランチェスコの物語である。 <パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂>が 聖母マリアの物語 イエスキリストの物語 とメリハリのある内容と比べ 聖フランチェスコの逸話の列挙だけでは 緊張感が違うような気がする。 |
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↑ 貧しい騎士にマントを与える聖フランチェスコ |
↑ 父親と決別する聖フランチェスコ |
↓ 聖フランチェスコに別れを告げる |
↑ は父親に「全てを返せ」と言われ 着ている服までも返して裸になり あわてて司教がマントで腰を覆った、話。 ← 教会の描き方など ジョットの雰囲気はない。 聖フランチェスコの物語絵は 全部で28面ある。 |
↓ 下の教会 |
↓ 下の教会 |
← 下の教会にも 「小鳥に説教する聖フランチェスコ」 下の教会は、地下室のように暗く 不気味な雰囲気も感じたが、、、 まだ、この下の地下に 聖フランチェスコのお墓があったのだ。 キリスト教信者で無い私には、、 清貧の聖フランチェスコの為の聖堂にしては、 巨大で、大仰で、清貧のイメージを感じる事はなかった。 |
↑ 聖堂前から見たアッシジ駅方向 |
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レストランと書いてあったのに バール程度の軽食しかない 帰りは、すぐ下の サンピエトロ門広場からバスに乗る → |
★ アッシジ駅でローマ方向行き、ORTE行きを待っていると、10分早く列車が入って来た。
駅で若い日本の女性2人組みと、話していたのだが、、お互いに、一瞬迷った。
乗込みかけたイタリア人のオジサンに、「 ORTE? 」 と訊くと 「 Si 」 との返事だったので
我々も乗込む。 そして、、直ぐに気が付いた、、方向が違うのでは??
そこに、先程のオジサンが寄ってきて 「 ROMA? 」 と訊いてきたので 「 YES 」
やはり間違っていたのだ。 オジサンが次の駅で降りろ! と ドアまで着いてくる。
幸い、、次の駅に乗るべき列車は未だ着いていない、、、、
降りて、対抗ホームで振返ると、先程のオジサン、こちらを見ている。 心配してくれているのだ。
確か、単線だから、、この駅ですれ違い、、間に合うのだ。
無事に予定の列車に乗って、ORTE まで、ここで、後続の ROMA 行きに乗り換えればOK。
ところがである、、、、、、途中の駅で対抗車のすれ違い待ち、、次の駅でも、、、
結局、1時間も遅れているではないか、、、、、、そして何とか ORTE 着。
ORTEホームは乗り換え客で溢れ、、、、乗るべき後続車も大幅な遅れ、、、
暫くして、アナウンスがあり、、多くの客が地下道へ、、、
そして、向かいのホームに現れる。 、、、、 ウーン、、何事ゾッ
時刻表と、ホームの掲示板を眺めて気が付いた。
別方向から来るローマ行きも遅れており、まもなく着くのだ、、と
同じ遅れも、目の前の列車の方が確実だ。
2人の日本人に声かけて、地下道へ駆け下りて、隣のホームに駆け上がる。
直ぐに列車が到着、、、「 ROMA?」 と確認して、、無事ローマ着。
荷物預かり拒絶から、、磁針の狂い、帰路と、誤算の連続のアッシジでありました。