≪ やっと逢えた ラファエロ  ガラテア 他≫

2004年GWイタリア、フランス旅行報告(20)
感動の共有、のぶながTOPページへ 写真豊富な、のぶながワールド

■ 過去に入口まで行き、逢えなかったラファエロに、今回はやっと逢えた。
ローマ・ファルネジーナ荘の 「 ガラテアの凱旋 」 、ボローニャ・国立絵画館の 「 聖女セシリア 」

■ ボローニャは、Teatro Comunale で ロッシーニの 「 オリィ伯爵 」 鑑賞が目的。
可愛い ボンファデッリ ちゃんが出演するやも知れぬ、、、、、、、


★ ローマ、ファルネジーナ荘 Farnesina ★

ここの開館時間は、9時〜13時。
半日しか OPEN していない、、、これをつい忘れてしまい
今まで2回ほど、門の前で引き返していた。
一度などは、近くのレストラン・サバティーニでの食事に気を取られて、、

熱意が無かったというだけの事なのだが、、今回は性根を入れて、
ローマ到着の翌日朝一番に予定を入れる。
テルミニ駅からバスでトラステヴェレへ



↑ サンタマリア・トラステヴェレ聖堂の横を抜けて


↑ 下町トラステヴェレは道が狭い
↓ ファルネジーナ荘の門
↓ ファルネジーナ荘。 右端がガラテアの部屋 ↓

ガラテアの凱旋、ラファエロ 1511、295 x 225 cm

大好きな絵である。 理由は、ただ 爽快でダイナミック、 カッコイイ からだ。
67x49cmのポスターを3枚も買込み、玄関の吹き抜けに飾っている。


縮小すると、細部に目が行かない
集中して見る事のできる面積は限られている。
小さい写真を一目で見ると、全体のイメージに気を取られてしまう。

システィーナ礼拝堂の壁画でも、
構成する細部をしっかりと確認して、全体をも見る、、
細部の記憶無しに、現場でただ立っているだけでは、得るものは少ない。

芸術だけではないが、、実物の大きさ、サイズは、鑑賞結果に影響を与える。
小さな画像で見るか、大きな画像で見るか、、
可能な限り大きいに越したことはない。


画像クリックで大画像


↓ ガラテアの部屋 ↓ 
大きさを体感するのは重要なことなのだ

ファルネジーナ荘では、見るべきものは、 ガラテア のみ
↓ ついでに、同じくラファエロのプシュケの天井画


マントヴァのテ宮殿でもプシュケの間を見たが、、、
このテーマでの集合図は印象が薄い。

見学者数人だけというファルネジーナ荘を後にし、
立派な内部を見ようと、サンタマリア・トラステヴェレ聖堂に立ち寄る。
おおッ、今日は日曜日、、超満員、、で礼拝中、、、
賛美歌が清楚に響きわたる、、




★ ボローニャの国立絵画館 ★

ここにもラファエロがある。
前回訪れた時は、閉館時間が近いという理由で入れなかったのだ。

国立絵画館
今回のボローニャ訪問は、
ロッシーニのオペラ 『 オリィ伯爵 』 を観る為。
インターネットでは、ボンファデッリを含むWキャスト。
公演日別のキャストは記載なし。
ところが現地ではポスターに公演日別キャストが印刷されていた。 私の観劇日は、ボンファデッリは出ないで、超ダラケタ合唱状態であった。

おまけに、見本市開催中で、インターネットでホテルの空きを見つけるのに2日間もかかり、1泊3万5千円、タクシー利用するしかない郊外。

↓ 聖女セシリア、(チェチリア) 1514、220 x 136 cm ( 238x150cm)

音楽の守護聖といわれる Santa Cecilia
聖パウロ、聖ヨハネ、聖女セシリア、聖アウグスティヌス、マグダラのマリア
今回の訪問でも、直ぐにはラファエロに逢えなかった。
9時開館の9時半に入館。 チケット売場で 「 ルネッサンスはClose 」 との通告、、「 ありゃ〜」
2階に上がると、時計を見ながら 「 ルネッサンスはClose 、先にこちらに行け 」 と指示、、、
ルネッサンスのセクションのOpenは遅いのだと判る。 他のセクションを見て回り、、
ルネッサンスのセクションの前に来ると、、「 10minutes 」 と、、10時からかと判断し待つ、待つ、待つ、
トイレに行ったり、ウロウロと、、、結局、10時30分頃に、女性担当者がやってきて、、やっと入室許可。
どうも、監視員が遅刻しただけのよう、、、その女性監視員、ラファエロの裏でズット携帯電話に励んでいた。
個人的にトラブルを抱えているのか??

国立の絵画館ではあるが、圧倒的な目玉作品はない。
レーニ、Lorenzo Pasinelli (1629-1700) などのメモをしたのだが、どんな作品だったか記憶できない。

ボローニャの街は大きい。


↓バス内で切符が買える↓
コインだけだが、、


←ネプチューンの噴水→

ネプチューンは
噴水によく似合う、、
当たり前なんだが、、

ローマのトリトーネの噴水
そしてここの噴水が
お気に入り
↓ サン・ペトロニオ聖堂
正面は未完成のまま
↓サン・ペトロニオ聖堂
内部も質素


↑ 入口の彫刻
↓ 初めて訪れた時は、
驚いた記憶があるのだが、、この程度だったの?

★ <テアトロ・コムナーレ> ★

ボローニャ歌劇場のロッシーニは、ペーザロやシャイー指揮のCDで知っているので、、少し憧れはあった。
正面のポスター記載のキャストで、今夜は楽しみにしていた Stefania Bonfadelli は出演しないと判りガックリ。

← 逢えなかったボンファデッリちゃん


Premiere でないと格調は高くない??

全く緊張感の無い合唱団



★ ローマのボルゲーゼ美術館 ★

ここでも、あるべき絵が無い!!
修復中のようだ。
警備員に、写真を見せて「Where ?」
答えは、「 Rest---- 」 とよく判らない。
多分、、修復だろう、、restauro


↓ 見当たらなかったラファエロの、<十字架降下>
1507、 184 x 176 cm



↓ 無かった <レオナルド原画の模写、レダと白鳥>



↓ 現物を見て印象に残った2点 →

↓ Madonna con Bambino ↓
Pompeo Batoni , 1742 ca.
↓ ヴィーナス、168 x 67 cm
A.Brescianio、1520-1525

掲載できるのは体験した内のごく一部、、、
特に記憶に残したいものだけ掲載しておいて、、、次の機会を待とう!

■ <2004年GWイタリア、パリ近郊都市21日間旅行 目次>

のぶながTOPへ             
   前画面へはブラウザの<戻る>で戻って下さい。