≪行者還岳 (大峰山系)≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
感動の共有、のぶながTOPページへ ■ コース=大川口 → 関電道 → 行者還小屋 → 行者還岳 → 行者還小屋
         → 弁天の森下分岐 → トンネル西口

02年05月25  天候=快晴

 所要時間=大川口発 9:40 → 第1鉄塔10:20 →第4鉄塔10:50 → 第5鉄塔11:05
      → 行者還小屋12:18、12:35 → 行者還岳1:10、1:15 → 行者還小屋1:45
      → 弁天の森下分岐15:38 → トンネル西口16:00   合計 6時間
      (今回の所要時間は超スローペースの為、他人様の参考にはならない)

≪標高差 732m≫ 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪行者還岳1546.2m≫


■ 朝5:35の阪急始発に乗り、近鉄下市口、天川川合着9:02
   下市口からは大型バス1台増便であった。
   天川川合からTAXIの予定であったが、洞川を含め2台とも、本日予約満杯で、、ダメ。
   仕方なく歩きながら、車に便乗を期待、、、10分程で弥山を目指す若いアベックの車をキャッチ!
   大川口まで便乗させてもらった。




この地で初めて登った大台ケ原での、行者還岳の印象が基で、今回の山行と相成った。

 ↑大川口、左が神童子谷へ
関電道は、尾根まで7本ある鉄塔沿いに登る。
第1鉄塔までが30分程の急登で
第2鉄塔から第4鉄塔までは、谷側に木が無く、弥山・鉄山の快適眺望が得られる。

行者還岳直下をほぼ水平移動する 5、6の鉄塔あたりは、樹林の中で、崩れそうな急斜面を横切り、小さな沢では道が定かでない場合もある。 木造の橋も朽ちかけたものもあり、雨天時は要注意!
吊橋を渡ると、
いきなり急登が30分続く
 ↓橋から直ぐに吊橋を渡る

第2鉄塔からは、突然、この眺望である!!
手前が鉄山、遠くが弥山
左の登った所に弥山小屋も見える。
鉄山1583m、弥山1895mである。

第2鉄塔から見る第3鉄塔
 ↓ ハリゴヤ谷の頭と稲村ケ岳


第4鉄塔からの快感眺望、鉄山は横から見ると別名三ツ塚が納得
左手の小坪谷の奥がトンネル西口である。

これから15分程で、崩れやすい急斜面の歩行となり、意外に時間が掛る。

第4鉄塔から見上げた
行者還岳南面の急角度
右手にグルッと回り込むように登る
近いようで時間が掛る
 ≪行者還小屋≫
無人なのだが、
今日は小屋を建て替えるとかで、数人が巻尺もってウルウロ
小屋前で食事、
ザックを置いて山頂へ
無人でも有料!
清潔とは言えないが、毛布がある。
↓小屋横を5分程でこの梯子
ズット上まで続いている
  ↓ ≪行者還岳山頂≫
この南に分け入ると、絶壁の上
超快感展望となる
 ↓山頂南側から真下を見る
このポイントが無ければ、この山の魅了は半減以下になるかも、、
≪行者還岳山頂≫南端からの眺望 ↓


南の眺望に反し、北側は樹木に遮られ、眺望ポイントは見つから無かった。

 ↓樹間からの、大普賢岳
お花は少しばかり
可憐なのが良い
行者還岳から弥山へ向かう!

真っ直ぐ南へ向かう1時間程は
軽いUp Down で
左手(東側)は台高の山山が、、

← 右手に見えた<鉄山>
三ツ塚とも呼ばれるように
鋭くUpDown



↓ お花の時期ではなかったが
様々な花畑が、、、
花が咲いていれば素晴らしい光景 ↓

シャクナゲが少し

台高の山山

トンネル西口
弁天の森の下、トンネル西口へ下る分岐まで1時間半。 途中、廃墟となった避難小屋が、、
左右への下りの標識などは不明確であった。 すれ違ったのは数グループで、こちら方面は意外に閑散。
ほとんどが弥山方面行きか?
下りへの分岐は、人の往来激しい。  下りかけた単独行に声をかけ、自動車の便乗をお願い!
OKをもらったのだが、、ナント!凄いスピードで下って行く、、、必死に付いて行く、、でも脚は異常なしであった。

天瀬経由で近鉄桜井駅まで、便乗させていただいて大助かり。
今回の山行予定は、弥山小屋泊まりで、弥山・八経〜天の川温泉までの予定であったのだが、、、、、
少し遅れたせいもあるが、途中、続ける気力が無くなってしまったのだ。
天候不順でも、中断したのは1〜2回しかないのに、快晴で山行中断したのは、全くの初めて!!
58才半ば、、の年齢のせいか?、、、あるいは、
標高順70山、名のある山は登り尽くして、大きな目標をなくしてしまったせいか?
今後の山行に、少し自信・勢いがなくなってきそうだ。


■ ≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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