≪蓬莱山、小女郎峠 (比良)≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
感動の共有、のぶながTOPページへ ■ コース=JR志賀駅 → 琵琶湖バレイ山麓駅 → 金ピラ峠 → 蓬莱山 → 小女郎峠 →
        → 薬師滝 → JR蓬莱駅

2003年 6月29日  天候=朝、山頂は厚い雲 昼、晴れ

■ 所要時間= JR志賀駅 8:46 → 山麓駅9:40 → 尾根11:10 → 金ピラ峠1:00 →
       → 蓬莱山2:03、2:35 → 小女郎峠3:00→ 小女郎ケ池3:05 → 小女郎峠3:12 →
       → 最初の沢渡河3:55 → 薬師滝4:35 → 登山口4:44 → JR蓬莱駅5:30

          登り計 5時間10分、 縦走40分、 下り計 2時間18分       合計 8時間8分
           <尾根→金ピラ峠間の所要時間は、通常は4〜50分程度>

≪標高差 1100m≫ 標高差は意外とある。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪蓬莱山1174.3m≫≪金ピラ峠935m≫≪小上郎峠1101m≫


■ 早朝 JR芦屋7:31発、新快速で JR志賀8:39着
   途中普通に乗換えて、JR蓬莱駅から小女郎峠から登る予定だったが、
   上空は一面厚い雲だったので、山行時間を短くしようと、JR志賀駅から山麓駅までバス利用しようと、
   乗換えの時間と合せると1時間は早くなる計算で、JR志賀駅下車。
   ところが、、、、この土日2日間だけゴンドラもバスも臨時休業。  早々から目算外れ!

■ JR志賀駅から歩き始めて、途中、地元のご婦人に目の前の登り道を確認すると、、、
  1Km先の広い車道を教えてくれる。 「イヤ、地図では、この道を登れば良いはずなんですが、、」
  「この道は山道だから、、整備されていないのよ 」 、、、
  「山登りに来たので、この道を行きます。 ありがとうございます。」 とチグハグな出発風景が展開。


琵琶湖対岸の ≪伊吹山≫

↑ 下山後、JR蓬莱駅から見えた伊吹山。 山頂では山だけが雲に隠れて見えなかった。 ↑
↓ JR車窓から、、厚い雲
↓ 樹下神社へ向かう
↓ 樹下神社(じゅげじんじゃ)
樹下神社の左側を山に向かい、湖西道路の下をくぐれば人家はなくなる。
↓ ゴンドラ山麓駅
↓ 山麓駅を車道に沿って登る
↓ 厚い雲は晴れそうにない、登山口
↓ 登山口からは直ぐ沢に下り渡る
曇天なのでチョッと気味悪い
↓ 大きな登山道看板の数m先に
関係者以外入山禁止の看板
↓ ジグザグの登り
脇道もあるので注意、標識なし

↑ 軽快に登る親子
JR駅から金ピラ峠まで出合った
唯一の登山者
地図の登山道は幅4〜50mのジグザグなんだが、現実は、上の方では百m以上の振れ。
直登する脇道もあり、判断に迷う。
最後に南に延々と向かうので、間違ったかと地図を確認していたら、親子連れが登って来た。
経験者らしく「間違いない」との事。
やっと尾根に出たが、、、、、
脇道の多い低山では、より一層正確な地図を志して欲しいのに、適当に線を画く専門家が多い事実を思い出してしまい。 マジメに地図を信用しなければならない事がアホらしくなって、、、
尾根から金ピラ峠までは、マジメに歩いていない。

↑ テープを巻かれた杉林
害虫除け?食害対策?
凹凸のある床柱用整形??
↓金ピラ峠の標識↓
初めて現在地が確認された

金ピラ峠で下山する老夫婦
少しの会話で、気を取り戻し
「マジメに登るか〜ッ!」

直ぐに展望が開ける場所が
          →
琵琶湖対岸まで気持ち良く見えるが、残念ながら伊吹山を含む山は雲の中だ。
↓ 南南東の展望、 伊吹山方向は左手方向 ↓
現場に居た時の印象は、気持ちの良い快晴なんだけれど、、、画像には上空に厚い雲が、、
中央遥か向うが、安土城のあった場所

↑ ササユリが一輪、金ピラ峠から少し上
↓ 気分爽快になる展望、打見山のゴンドラ山頂駅
蓬莱山山頂は、5分程左手に登る。
↓ 山頂ゲレンデ手前のササユリ
↓ 遥か向うが先週登った 釈迦岳
↓ 山頂からも伊吹山は雲の中
↓ 蓬莱山 山頂
↓ 山頂の主、琵琶湖バレイスキー場
↓ 実に爽快な北方面の大展望
左端が<武奈ケ岳><コヤマノ岳>、、真中手前が<比良岳><烏谷山><堂満岳>、、遠方に<カラ岳><釈迦岳>

↑  ↑
↓ 左手<コヤマノ岳>山頂に雲、<比良岳><烏谷山><堂満岳>と、<カラ岳><釈迦岳>
↓ <武奈ケ岳、西南稜><コヤマノ岳> 望遠で
↓ <武奈ケ岳>西南稜   さらに望遠拡大
↓ 電波塔のある<カラ岳><釈迦岳>、、手前に<堂満岳>の急激な下り

↓ 南側の展望 ↓
この優しい展望は気持ちが良い。
↓ 遥か向うが<比叡山>、、、<権現山><小女郎峠>、右手に小さく見える白いモノ<小女郎ケ池> ↓
琵琶湖大橋が掛っているのが 堅田の町

↑  ↑
↓ 左手が比叡山、そして 京都の街。  真中手前が<権現山>の頭。 手前の盆地状が<途中>の集落か?
↓ <比叡山>と<権現山> 望遠
先週登ったヤケ山、ヤケオ山、釈迦岳、カラ岳は、
壮大な眺望の開けたポイントは見当たらなかった。

この≪蓬莱山≫の山頂の360度の大展望は素晴らしい。
<武奈ケ岳>も素晴らしいが、、
京都の街が見える分だけ、蓬莱山の方に興味を覚える。

武奈ケ岳に登った時は、まだ蓬莱山にも釈迦岳にも登っていなかったから、、そして天候のせい、、、評価と気分はコロコロ変わる。
↓ いよいよ下りだ。 小女郎峠に向かって、軽快に下れそう、、、、、、
↓ 途中の地蔵群
↓ 小女郎峠
↓ 小女郎ケ池の南半分
↓ 小女郎ケ池の北半分
↑ 「昔、夫婦がいて、蛇と嫁が、、、、」 という 「またか」 と言う無個性な伝説が、、、、
これから来る後世の為に、モット面白い伝説を作る人は現れないものか! と、、
猫に追われた鼠が登れなかったので 「ネズミ返しの岸壁」 というのよりは、まだストーリー性があるが、、、、
↓ 小女郎谷の下りは、最初は驚く程、狭く危険
↓ 予想外の厳しい下りが20分程続く
↓ 20分程で、普通の沢横の下りとなり、数回渡河
4 時過ぎに登りの単独行と会った。 恐ろしや!

<薬師滝>          
落差10mもなさそう、、、     
  
薬師の滝が中々現れないので見落としたかと、諦めていたら、大きな標識がある。  これなら見落とす事はない。

 突然足元にヘビ

 長さ30cm程、、、子供?



← 登山口からやっと街が見えた。

しかし、ここからJR蓬莱駅まで45分。
駅近くまで人家はなく、楽しみにしていた缶飲料自動販売機は、駅の200mくらい手前までなかった。

梅雨の合間の一日、快適な大展望に恵まれてラッキィであった。

最後は、お決まりのコース、梅田で生ビール小グラス。
奥の席に案内する若きウェイトレス、、
「お荷物、お持ちましょうか?」 最近お気に入りの店である。

■ ≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる
何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?
単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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