≪ 百里ヶ岳(福井・滋賀県境)≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
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■ コース=小入谷越登山口 → シチクレ峠 → 百里ヶ岳 → 根来坂峠 → 焼尾地蔵 →
        → 小入谷 → 小入谷越登山口

2005年11月5日  天候=快晴

■ 所要時間=小入谷越登山口8:40 → シチクレ峠10:07 → 県境尾根分岐10:18 → 百里ヶ岳10:45 - 11:10
         →  根来坂峠12:13 - 12:18 → 焼尾の地蔵1:06 → 小入谷バス停1:50 → 小入谷越2:00
               登り 計=2時間5分、下り計=2時間45分        合計 4時間50分

≪標高差 491m≫ 標高差は意外と少ない。
主な標高≪百里ヶ岳931.3m≫≪小入谷バス停440m≫


■ マイカー登山=西宮5:25発 171号線 - 京都東大路通 - 367号線 - 梅ノ木 - 針畑川 - 小入谷越着8:30
            往路3時間、113km


■ 最近は、山には登りたいが、さて何処に行こうかとなると、、行きたい山がない。
  今までは、山頂に立って周囲に見える魅力的な山容を見て、「 あの山にも登ろう!」 と連鎖的に登ってきた。
  その連鎖で、アルプス、大峰、、と登りつめてきたのだけれど、それが無くなってしまうと目標が無くなってしまう。

  武奈ヶ岳に登った時には、比良山系は行って見るかと、予定に入れたが、、(そして登ったけれど)
  西、北方面の風景の中に、、挑戦しようと思わせるものはなかったのだ。

  しかし、何か見つけないと、身体が鈍ってしまう。
  と、、ダラダラと思考が展開しないのを断ち切り、、発想を変えて
  高い山からの大展望の感動とは別の魅力、、がありそうな ” 芦生 ” という新領域を探ってみようか!と なり、、

  が、、、目立つ高い頂を目指し、見通しの良い尾根を歩く、今までの私の登山とは異質の領域のようである。
  周辺から様子を見る必要がありそう、、土地勘も付けねばならない、と言う事で
  先月には、京大演習林事務所からトロッコ軌道跡を入口だけ覗いてみた。 (美山茅葺民家見物を兼ねて)
  今回は、第2弾として、 ” 芦生 ”の北 百里ヶ岳を探索する事になった。 単純そうだったから、、、






左手が百里ヶ岳山頂、  右奥が駒ヶ岳(若狭町)



??


367号線、坊村を過ぎ、梅ノ木から西に折れる、、急に細い道
針畑川沿いに約15km走り生杉(おいすぎ)を目指す
小入谷越の登山口

先行車1台、、バス停から登ってきた夫婦と
ここで3人に遭遇する





緩やかな登り、、
涼しいでもなく、勿論暑くはない、
緊張を強いる冷たさでもなく、、

気持ちが良い、、爽快な軽い登り、、

少し東に展望が得られた。  地蔵谷峰(左)、、遙か向こうが蛇谷ヶ峰
琵琶湖までは見えない



最初は、杉の植林が続く


時々急登を含むアップダウン

西に、根来坂峠の西のピーク




杉の植林の後は、、ぶな、ミズナラ等の落葉樹、、
落葉も程々なので、踏み跡が見えない事はない。

額に汗が流れるが、、心地良い身体の熱り
爽快な秋の空、、とにかく気持ちが良い歩き。



樹間から周囲が見えるが展望とまでは言えない


805mピークからも展望はない


↓ 805mピークから少し下り、シチクレ峠との中間地点で、、爽快な展望が得られる。 ↓

空の爽快さ、、程々の適度な黄葉、、そして静けさ

↑ 中央が百里ヶ岳 ↑
その左が、根来坂峠への分岐からの登り
左手に先行する夫婦


↓   右手遠方が 駒ヶ岳  ↓
その手前の谷の合流点に、木地山前バス停があるはづ、、

迫力のある展望ではないが、、、穏やかさが感じられる。
清清しい気候、、おおむね穏やかな登りで心も穏やか



シチクレ峠、、標識がある。



左に行けば根来坂峠、、右が百里ヶ岳山頂へ



↓ 百里ヶ岳山頂までは、軽い登り ↓


↓ 百里ヶ岳山頂少し手前で ↓
東に少し外れると南の展望が良い

山頂からは展望がないに等しいので
ここで展望を堪能




南の展望、、    (右端のピークが根来坂峠への分岐)



肉眼では、蓬莱山まで確認できたのだが、、写真には写っていない。



百里ヶ岳山頂、、、10人程



山頂周囲は低い落葉樹で囲まれている
枝の間から周囲の山々の頂が見えるのだが、、
展望があるとは言えないだろう。




↓ マムシソウの実 ↓






簡単に食事休憩し下山開始

根来坂峠を目指す、、、



一緒に下山した滋賀の男性
一眼レフデジカメで花撮影が趣味




根来坂峠西のピークが見える




根来坂峠



根来坂峠、、鯖街道
奥に一石一字塔 ( 多数の字 )


南の展望がないものかと、周辺を探ったが、ダメ


先ほど見えたピークまで行けば見えるらしいが
面倒なので省略した。





下りも快適



芦生方面が垣間見える



20分程下ると南の展望が開ける、、、肉眼では、武奈ヶ岳、蓬莱山まで見えたのだが、、



百里ヶ岳 ( 奥 ) を見返す、、、手前の稜線を根来坂峠へ下ってきたのだ。



南の展望、、右手が三国岳、三国峠方面   (魚眼レンズで)




三国岳、三国峠方面  (南西方向) どれがどれだかは判らないが、、
この風景を見るのが本日の目的である。



焼尾の地蔵、、林道脇にある。

地蔵から暫く林道を歩く
ここからは、単独行3人で下る。


↓  紅葉と杉植林がクッキリと  ↓




林道から登山道へ入るのは2度ある。
共に左に折れるのだが、、話しながらで見過ごしかけた。




今回山行で唯一見つけた花、、リンドウ






渡渉は2箇所ある ↓


ここからはもう里である。







↑ 茅葺の農家、、そしてススキ ↑

美山の茅葺民家よりも、、こちらの方が好ましい。
(美山にも観光用ではない、単独の茅葺農家が何軒かあった)



小入谷バス停裏の橋
針畑川






小入谷バス停から小入谷越の登山口までは約10分、、、

大阪の単独行が、、一緒に下山中に
「バスの時間があるから急いで下りる」 と、、、

「 マイカーで京都まで送るから、急がずとも良い。」 と告げ
ノンビリと撮りながら3人で下る。


私も何度か他人様に便乗させてもらっているので
機会があれば、、大いに恩返しなのだ。
出町柳まで送り届ける。



5:40帰宅、、、入浴後に、、当然!!ビール!!
1番小さな缶ビールなのだ。


今日も健康的な1日が平凡に終わった。


■ ≪私の山登り観≫ ■
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?
 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。



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