写真豊富な、のぶなが山行記
■ コース=千畳敷 → 極楽平 → 三ノ沢岳 → 極楽平 → 千畳敷
02年 7月27日 天候=晴れ
■ 所要時間=千畳敷発 7:30 → 極楽平8:05 → 分岐8:25 → 中間点(第二ピーク)8:56 →
→ ケルン10:03 → 三ノ沢岳山頂10:34着、12:00出 → 分岐2:38 → 千畳敷3:24
往路 3時間4分、 帰路 3時間24分 合計 6時間28分
≪標高差 235m≫ 往復で約250mを3回UP・DOWNなので標高差750mの上り下りに近い。
主な標高≪三ノ沢岳2846.5m≫≪最低鞍部2652m≫≪分岐2870m≫≪千畳敷2611m≫
■ アルプスに初めてMyCar登山。 前夜、西宮8:13〜(名神)小牧10:04(中央道)〜駒ヶ根11:27
往路高速3時間14分、帰路高速4時間50分(茨木で事故渋滞)
■ 菅の台駐車場は前夜約30台駐車。 朝4時に目を覚ますと、5時始発のバス停に300人が並んでいる。
駐車場は9割程度。 4:45から乗車開始で、5台目に乗車。 この時、後には300人以上並んでいた。
しらび平でロープウェィ1時間待ち。 帰路、千畳敷でロープウェィ2時間40分待ち。
千畳敷に着いて、南アルプスのシルエットを見て、、「おー、やっぱりアルプスは素晴らしい」 千畳敷からの登りは、大混雑の中、左手の極楽平へ登るので、人影はまばら。 悠然と整備された道、クロユリ、コイワカガミ、チングルマ、、、とお花畑。 「おー、山はこうでなくっちゃー」 今年最初のアルプスに大満足!! 極楽平から宝剣岳方向に折れ、三ノ沢岳への分岐へ ↓ 左手に空木岳・南駒ケ岳、、中央が目指す三ノ沢岳、、右手遠方に御嶽山 ↓ もう既に20人程のグループが最初のピーク(岩場)で休憩している。 超・人混みの木曽駒だけれど、三ノ沢岳への登山者は20人程のグループを含めて約40人のみ。 この疎らさは、、何故か、心に余裕が出てくる平和さである。 |
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分岐から見た三ノ沢岳 ↓ 右の岩が第1ピーク ハイ松の間を軽快に下る。 ルンルン気分である。 |
↓ 第1ピークから。 中間点の第2ピーク、第3ピーク 前回の縦走時は、ここまで来て、檜尾避難小屋の混雑を恐れて、引き返したのだ。 |
優しくのどかにのんびりと、、、そんな行程であるが、 UpDownが繰り返されるので、少しはキツイと覚悟はしていたのだが、、、 それ以上に、ハイ松が快適な歩みのジャマをするので、超楽チンとは行かなかった。 この鞍部は、お花の時期が過ぎており、チングルマもヒゲばかり、、予想に反して華やかさが無いのが残念。 山頂からの単独行に聞いてみると、「山頂付近だけは、今も最盛期、種類も多い」 との事。 ハイ松は途切れる事無く続き、UpDownも軽く、ケルンがある最後の登りが少しキツイだけ。 |
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↑ ハイ松と適度な岩の組合わせ。 ずっとこの調子である。 |
もう直ぐ山頂なんだが、右のピークは山頂ではなかった 下の地図の<B>地点 |
→ 三ノ沢岳山頂付近は、登り時には、ちょっと迷う。 <C>地点に登って来ると、<A、B>に遮られて 山頂が見えない。 道が2本ある。 <B>に登るか<D>に進むか? 結局<D>に真っ直ぐ進み、山頂が見えて 「ウオッーかっこいいー↓」 →の地図一帯がお花畑最盛期であった。 |
私はこの山頂のベッドのような大岩で独り 1時間ぐっすりと寝てしまった。 |
← <D>地点から見えた山頂 見るからに『楽しそうな山頂』 好ましい山頂の姿だ! 木曽駒山頂のようにダラダラ〜と絞まりなく広いよりは、 山頂部だけが大岩群で周囲から仕分けされているというのは、メリハリを持った毅然とした個性だ! この界隈では、宝剣岳、熊沢岳と魅力ある山頂だ。 空木岳山頂もまあまあ、、 人が大勢乗っているのが、畳2畳程の平らな大岩。 ここに座る人達に平和な充実感を与えてくれる、心優しい山頂である。 |
↓ 山頂の大岩から見た宝剣岳、甲斐駒ケ岳方面 |
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↓ 山頂から見た南西方向 |
↓山頂の大岩群 |
↓ 山頂から見た東側の南アルプスの山々 ↑↓ 見渡す限り、見える山を全て登っているというこの爽快感、自己満足感、、 1995年、52才から登り始めたのだから、、、「まあ、ようがんばった」 と、も一つ自己満足 |
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↓ 山頂から見た南東方面の中央アルプスの山々 |
← <B>地点から見た山頂 |
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爽快な青空 積み重なる大岩 節度ある大きさの緑 群れ溢れない人 自然は素晴らしい! |
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← <B>地点から見た帰り道 |
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ストックなしで、 この下りは順調だったのだが 途中、膝に僅かな違和感が、、、、 直ぐにWストックをセットし慎重に 最後の登りは、もう超スロー いつもは、平地に下りると元気になるのに 今回は平地でもユックリしか歩けない、、、 超疲れた〜 |
↓ 山頂付近のお花畑 特に珍しいものは無く、高山の常連ばかり |
↓ 調子が良ければ登る予定だった宝剣岳山頂 ロープウェイの待ち時間も心配で諦めた。 |
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予想外に疲れた山行であったが、天候に恵まれ爽快感に溢れた山行であった。
三ノ沢岳山頂の趣のある姿・在り様、途中のハイ松の緑、適度な岩と、、山自体に魅力が溢れていた。
三ノ沢岳2846.5m、、やはり標高2800m以上の山はそれなりに素晴らしい発見がある。
帰路、菅の台駐車場の数分山に戻った所の「こまくさの湯」ジェットバスもあり、気持ち良く温泉三昧。
帰りの高速道路は、途中睡魔に襲われ数回休憩、茨木付近で事故渋滞となったが、深夜1時前に帰宅。
走行距離往復669Km、消費ガソリン46L。
■ ≪私の山登り観≫
『高い山に登れば地球が見えてくる』 ≪何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?≫ 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。