≪ 黒部、下ノ廊下 ≫ 登山報告(下の廊下、下廊下)

写真豊富な、のぶなが山行記、
99年10月 2日〜3日  天候=1日快晴、2日小雨、紅葉はゼロ

感動の共有、のぶながTOPページへ コース=黒部ダム → 内蔵助谷出合 → 白竜峡 → 十字峡 → 黒四発電 →
    → 仙人ダム → 阿曽原温泉小屋 泊 → 大太鼓 → シジミ坂 → 欅平

所要時間=1日目、黒部ダム発 7:52 → ダム下8:17 → 黒部別山谷出合10:42 →
         → 東谷吊橋1:52 → 阿曽原温泉小屋3:00                計 7時間08分

       2日目、阿曽原温泉小屋 5:45 → 大太鼓8:05 → 志合谷巨大トンネル8:22 →
         → 欅平分岐9:44 → シジミ坂 → 欅平10:30               計 4時間45分
                                                 2日分合計 11時間53分

≪標高差 870m≫ 標高差は意外と多い。

主な標高≪黒部ダム1470m≫〜≪ダム下1300m≫   =標高差 170m急下降
      ≪阿曽原温泉860m≫〜≪折尾谷滝1000m≫=標高差 140m急登
      ≪欅平分岐950m≫〜≪欅平駅599m≫     =標高差 350m急下降 ←これがきつい


前日、大阪21:09発のちくま で、信濃大町着5:00。 バスは5:15発、扇沢着5:50
トロ−リバス始発7:30の待ち時間が無駄。 約300人位が扇沢でウロウロ。

岩切の水平道は、谷側に木が茂っている為に、期待したほどにはスリルが無かった。
ゆるい下降の連続なので、ついスピードを上げてしまい、脚に負担を掛けてしまう。 要注意!




このダム下まで25分の急降下
朝一なので、調子に乗って急ぐな!




いよいよ本番出発
期待に燃え、気分は軽い




初めのうちは、登山道の高度感は全く無く、反って先に期待感が増す



新越沢の滝

2時間程歩いた頃見える高度差のある派手な滝(対岸)




巨大な残雪



残雪のトンネルの向うが流れ






少しは、峡谷らしくなり
ずっと先までこの調子




確りと足元を見て歩かないと、、よろめくと落ちてしまう




3時間で黒部別山谷出合
絶好の昼食場所




白竜峡。正に狭いから峡谷である。道も狭い要注意






白竜峡のダル沢、ずっとこんな道
左手のワイヤーに手を副えて




十字峡。 吊橋の上から
剣沢からの水流は勢いがある




十字峡の吊橋。ここまで4時間半
手前上のスペースで休憩者が多い



S字峡。高度感が快感である





東谷吊橋、関電のトンネルが見える


雲切谷の滝。仙人ダム上から




仙人ダム上から

上は関電軌道

ダム下には水は流れていない。
ここから関電施設内を通行する。



阿曽原小屋は、カレーのお代わりを積極的に勧められる
予約なしは、食堂で2人に布団1枚。 布団を敷いた頃、裏剣から着いたベテラン、いつまでも酒で昔自慢。 皆寝ている状況判断が出来ない。 山男も様々だ!


↑関電施設を通り抜けると寮がある。内部には予想通り自動販売機あり。声をかけて入ろう。

←阿曽原温泉、露天風呂、小屋から少し下る。 男女時間差入浴。キャンプの人も有料で入れる。判らない。



翌朝、小雨の中、オリオ谷
左奥が深くて、大きな滝がある



大太鼓。 この高さは堪らない





岩切の水平道は山側にワイヤーがある。 常に心して歩こう。 歩きながらの余所見は危険。

↓ 志合谷トンネルの出口(水の落ちている所)。
このトンネルは超長くて、足場悪し。 まるで迷路だ。 ライト持参でないと入れない。↓







最後のシジミ坂の下りは、350mもある。疲れた脚には超こたえる。 焦らずに下ろう。

トロッコ列車は20分おきに出るが、全て満員なので、欅平に着いたら、真っ先に指定券をもらおう!



トロッコ列車

宇奈月温泉まで1時間20分
宇奈月温泉公民館に温泉あり、¥210円
富山電鉄、富山よりの踏切りを渡って3分。

喫茶モーツァルトでケーキとエスプレッソ。 飾り物、コーヒーカップまで我が家と同じ。 嫌になっちゃうねェ!


宇奈月から富山まで1時間半も掛かる。 私はいつものように金沢で途中下車して、九谷焼の出物を探す。
富山から金沢まで、特急に乗ると、この間だけの特急券が要る。  しかも、この僅かな距離なのに、100%車内検札に来る。 この特急券をどうするか、、、買うのは当然だ。


≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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