≪白鬚岳(台高)から 大峰大展望≫ 登山報告(白髭岳)

写真豊富な、のぶなが山行記
感動の共有、のぶながTOPページへ ■ コース=神之谷、東谷出会 → 林道 → 滝 → 神之谷コース合流 →
        → 小白鬚 → 白鬚岳 → 小白鬚 → 滝 → 東谷出合

03年03月29日  天候=曇り、昼から晴れ間

■ 所要時間= 東谷出会6:43 → 林道終点6:55 → 滝7:26 → 神之谷コース合流8:35 →
         → 小白鬚9:23 → 白鬚岳着11:00、出11:25 → 小白鬚12:35 → 神之谷コース合流1:06
         → 滝1:50 → 東谷出会2:30   登り4時間17分、下り3時間5分
                                                総合計 7時間22分

≪標高差 850m≫ 急なUP DOWNを5度も繰り返す為、実際の登りはモットある。
主な標高≪白鬚岳1378.2m≫≪小白鬚1282m≫≪東谷出会530m≫


■ 車で自宅発3:33、下市口5:25、杉の湯6:00、東谷出会6:30  往路3時間、片道120km
   帰路は、入之波温泉(山鳩湯)に寄り、3:50発


<白鬚岳>山頂から見た<大普賢岳>の勇姿

大普賢岳がどれだけ真近に見れるか、、これが今回の最大の目的
白鬚岳〜大普賢岳の直線距離は10.6kmと近い為、天気予報が快晴でなくとも気にせずに出発。

柏木バス停の数百m手前の細い橋で吉野川を渡り、山に向かって2〜3百m入り、右(南)に折れて、これでよいのだろうか?と心配しながら駐車場に着く。

ガイドブックには林道終点にも駐車場、、となっているが、狭過ぎる林道なので、出会いに停める事に。
しかし、、、

↑駐車場が駐車禁止なのだ!!
ヘリー飛ぶ、駐禁、、と丸太

↑丸太を避け、端っこに駐車
私のみである。

■ 車を降りて、登山靴を履こうと、、、やややッ、登山靴下が無い。 お先真っ暗。
先日、小物を探していたら、衝撃吸収材なるものが出てきた。 買った記憶が無いのだが、、
これを登山靴の先に入れておいたのを思い出し、行ける所まで行こう、、、と決める。
普通の靴下のまま登山靴を履き、紐をゆるく締める。    ところがである、、、 これが意外にも優れもの。

足先にピッタリとマトイツキ、最後まで足裏は快適、、、、
これは役にたつワイと、、、帰宅後、取り出してみたら、ななッなんと、この柔らかい素材がひび割れて、ちぎれる寸前。
2度使えないで、使いっきりなんてもったいない。 登山用ではないのかも知れないが、緊急用に持参しておくのも良いかも知れない。


←登山口の林道、狭い、暗〜い

               →
これでは車が通れる分けが無い。 歩行10分程で林道終点だから、問題はないのだが、事前の情報と違うというのは、不安になる。
林道終点で沢を渡り、沢沿いに緩やかに登る事30分で滝。
滝から左に急登が始まる。 5分で水場。

杉林の中をジグザグにとにかく急登、、危険はないが〜

↑落差は10m以上だが、細い

  ↑ ワンパターンの急登

↑軍手に付着したヤツ
もう一種、別の種類がいた。
← この急登で、ダニ?がズボン・腕に付着。 一度に5〜6匹が付き、20回以上は立ち止まり弾き飛ばしたから、、100匹以上を指で一匹ずつ弾き飛ばした事になる。
画像とは別に金魚の餌のように薄くて四角く脚の短いのが、5mm〜1mmのが、、、
ヒルの経験は1度あるが、ダニは初体験。
あ〜ヤダヤダッ

 ↑神之谷コース合流
急登が終わったと思ったのだが、、

全行程で、整備されているとは言えず、落葉の為明確ではない道もあるが、迷う事は全くなかった。

小白鬚までも、直ぐに急登になり、途中大岩を左に巻く。 この大岩の上に祠があるが、もう木の板に過ぎない。

稜線に出ると、風が冷たく、デジカメは作動するが、指は凍った如く感覚が無い。
人の気配は全くなく、道も往来が少なく寂れている雰囲気、鼻水は垂れてくるは、、、、で、
「こんな時期に、こんな寂しい所に来るのとは、俺は馬鹿なのか?」 と自問し出す。 「 帰ろうか 」

↓ <小白鬚岳>から初めて見えた<白鬚岳>
↓小白鬚岳山頂(標識なし)
小白鬚山頂は北側のみ大きく展望が開ける。 白屋岳〜薊岳〜(明神)千石山と、、しかし、それぞれ個性的とは言えない山並みである。 山座同定は困難を極める。

山名の特定には自信が無い



↑小白鬚からの下り

↑やせ尾根
小白鬚から白鬚岳までに、ピークが4つある。
標高差以上に時間がかかるのだ。
それぞれ急角度の登り下りだが、第4ピークへの登りが急である。

しかし、この第4ピークが、これまた、魅力的なんだ。
登山道には、鹿の糞がドッサリ、、
柔らかいの、乾燥したの、、ドッサリ

↑第4ピークはムード満点

↑第4ピークから見た小白鬚岳
ピークは1,2は自覚できたが、3は下りが無かったのか、自覚できなかったので、4番目の登りが白鬚岳かな?と思ったのだが、4番目はピークに立てば、これが4番目と直ぐ判る。
             →
第4ピークから見た<白鬚岳>

かっこいい〜!

でもチョッとスケールが小さい?


第4ピークでは、南北に展望がきく
大台ケ原の大展望
休憩するなら、白鬚岳山頂より、こちらの方が落ち着ける。

白鬚岳へは、気分的にも直ぐだ。
       ← 白鬚岳山頂 →
 ←昔は祠があったそうだが、今は<御札>のみ。
南に、西に、北にと快感眺望である。

                →
××先生1500山登頂記念の石碑、こういう個人のみの記念物を構築するヤツを認めて良いのだろうか!
ここが私有地なら別だが、、
← 南の大展望の一部

 左から<日出ヶ岳>
<三津河落山>
<大和岳>
<経ケ峰>

どれがどうだか自信が無い

↓<大峰山系全貌>の大展望、南西方向

↓北北西の展望

↑山座同定の為、電波塔の見える<ジョウブツ山>をネットで検索したら
ジョウブツ山は電波塔の記述が多くで簡単に判明、、
ついでに、「登る価値のないショウモない山」 とあった。

白屋岳は、展望は良 とある。

↓北東の展望、山名には自信が無い


下りは来た道を下り登りまた下る。
小白鬚手前で、本日初めて人に出会った。 若人3人組、「山頂はもう直ぐ?」
「まだまだ、、UpDownがキツ〜イのよ」

 ← 沢筋では春の気配が、、、
駐車場には車が2台のみ。  この山は、もう少し暖かくなってからか?
でも、ダニはどうなる???

入之波温泉に寄るが、初めてなので、単純泉の五色湯よりは、赤い湯の山鳩湯が良いと、、、、
鴨丼があるとの事で、「食事はできるか?」 「3時までです!」 「今3時10分だ〜」
湯は良いが、湯上りに自動販売機が見つからない、食堂にはビールのみ、、、、
仕方なく、村営の五色湯に、缶飲料を買いに寄る。

五色湯は立派な建物に綺麗な制服の受付嬢、、、
「食事できますか?」      「出来ませんッ」
「自動販売機どこですか?」  「温泉の前です」
「温泉何処ですか?」     「地下です」
「地下にはどう行くのですか?」 「そこを入れば階段が、、、」
無駄な会話のやり取りの結果、やっと温かい缶ココアにありつけた。

帰り際に取ってきた五色湯のパンプレットを自宅で見ていると、「軽食16:30 まで」 とある。
「食事はダメでも、軽食ならできますよ!」 と何故言えぬ!


■ ≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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