写真豊富な、のぶながワールド 2003年ゴールデンウィーク旅行(11)
■ ひとり旅は良い。 目的を自由に組み合わせられるから、、、
観たい美術館、観たいオペラ、観たい建物、、、これらが明確に決まっているなら、
パック旅行なんか利用してられない。
計画から、情報収集、各種手配と、全てを自分でやれば楽しくもアリ、判らない事も出てくる。
経験した事を、少しずつ書き留めておいて、次回以降に効率よく旅ができるように、
そして、一歩踏込んだ行動ができるよに、、、
【航空券】 最近は全部 HISで 「格安航空券を」 と頼むのだけれど、、正規運賃の半額程度。 今回は、GW開始の2日前出発、GW終了の2日後帰国、ルフトハンザ航空。 これよりGWに近づくと極端に高くなる。 格安といっても、ルフトハンザ航空の35日前購入正規割引運賃と変わらない \112,000円。 これに、ブダペスト〜ミュンヘンが \15,000円の追加である。 GWにかかると、18万円。 出発直前に買うと、GW29万円、8月は34万円となる。 HISも、過去にトラブルは度々あったので、Bestの代理店だとは思わないが、普通以下ではないので利用しているだけ。 【ホテル】 インターネットで探し、<鉄道駅に近い+安価>の候補を複数リストアップして、HISに頼む。 これは、個別に予約するのが面倒なので、一括依頼しているだけ。 現地での価格よりも、高い場合も安い場合もあったのだが、1割程度の損得より、確定という安心を優先している。 |
【鉄道】 長距離は、窓口でクレジットカード払いで購入する。 ヨーロッパの鉄道駅は、改札口がないので、駅ホームの機械で、タイムスタンプを刻印しなければならないと言われるのだが、、、 |
↓ 窓口で買うこのチケットは、タイムスタンプ不要である。 ↓ 乗ると直ぐに車掌が来て検札する。 これは、ドレスデン〜ライプチッヒの往復 駅名の発音が誤解をまねき易いので、 日本で、ワープロ印字した紙を見せる事にしている。 行き先、2ndクラス、IC,EC,ICE区分と、列車番号まで書いて見せる。 |
← これは、自動販売機で買ったチケット。 ← 必ず、刻印機でタイムスタンプしなければならない。 乗ると直ぐに車掌が検札に来る。 これは、ドレスデン→マイセンの片道切符 マイセンは田舎の駅なので、土曜日昼からは窓口閉鎖で自動販売機しかない。 この機械、チケット代に比して高額すぎる紙幣は受け付けないので、構内の売店でペットボトルを買ってお金をくずした。 |
市内観光は、その都度買うのが面倒なので、1日券、24時間券を買っている。 ↓ミュンヘンの1日券、 ↓ブダペストの1日券、 ↓プラハの24時間券 真中のブダペストの1日券は、月と日を X で印してくれるので、その日しか使えない。 左のミュンヘンの一日券は、タイムスタンプが必要。 右のプラハ24時間券は、タイムスタンプした時間から24時間有効 |
ドイツのキップ売場は、1列に並んで空いた担当者の所へ行けば良いので問題はないのだが、 プラハでは、窓口毎に列を作って長々と並んでいる。 そして窓口表示が違うので、何処でも良いわけではなさそう。(国内、国際、近郊、予約?) 英語表記がないので、並んでいる人に、ブダペスト行きを告げて尋ねたら、 寝台の絵が描かれた窓口を指してくれ、そこでOKであった。 予約の意味だろう。 ドイツでは全てクレジット払いがOKだったのに、プラハは現金のみ。 夜11:30発、ブダペスト朝8:00着 なのだが、途中にスロバキアを通過する。 チェコの車掌が来る、チェコの税関が来る、スロバキアの担当が来る、、 そしてハンガリーの税関が来て、車掌が来る。 1部屋6席なのにガラガラなので、1部屋独占なのだが、ぐっすり寝てられないのだ。 最後に、問題発生! ハンガリーの車掌が、チケットをジッと眺めて立ち去らない。 そして、私の隣りに腰掛けて、、、路線図を広げて、、、、、、、、 チケットに記載された経由地が違うらしいのだ。 プラハからブダペストまで網の目のような路線、 チケットに記載された経由地だと、スロバキアが長く、ハンガリーの走行距離が180km短くなる。 そこで、手書の一覧表を取り出し、差額を払え! と ハンガリーフォリントは持っていないと言うと、15ユーロ払え、と、、、、、全て手書の表に書いてある。 頻繁に発生する事態なのだ。 (プラハでは、列車番号を指定して買ったのに、、) ここで不思議な事が、、、 10ユーロ札と5ユーロ札を渡すと、、なんと5ユーロ札を返してくれたのだ。 すかさず、レシートを請求、、、、、すると、チケットのブダペスト名を指して 「No Problem 」 と、 ネコババする気なのだ。 |
【鉄道駅のコインロッカー】 ドイツのドレスデン、ベルリン等の大規模駅のコインロッカーは、 60×75cmある私のスーツケースが入る大きいものもあるが、プラハのロッカーは入らない。 プラハは24時間openの荷物預かり所がある。 ロッカーついでに、美術館では、ペットボトルを持っていると、ロッカーに預けるよう言われるが、 荷物を取出す時に、入れたコインが戻ってくるものもあった。(無料) 確認した方が良い。 |
【両替】 ■ドイツでは、各鉄道駅にある Reise Bank で両替した。 1ユーロ=143円 で後日清算されたクレジットカードの換算率が 1ユーロ=135円 なので、6%割高である。 ■プラハは、悪質である。 クレジットカード清算は 1コルナ=4.3円 鉄道駅構内では、 1コルナ=4.9円 (14%割高) 店構えの立派な悪徳業者は 1コルナ=5.5円 (28%割高) 悪質な手口は、料率を複数表示し、10万円以上は好条件を、それ以下は最悪、 手数料を表示しない、CityMapをくれたのでサービスだと思ったら、引かれていた、、 騙されるのが馬鹿なんだ、という事である。 両替屋が街のいたる所にあり、安心できない街である。 ■ブダペスト 東駅構内 1フォリント=0.68円 (24%割高) ヴァーツィ通り中庭奥 1フォリント=0.55円 駅に着いて、地下鉄のチケットを買わねばならないから、1軒しかない構内両替屋へ、結局此処が最悪 |
【食事】 ガイドブック記載の店にこだわる事はまったくない。 ガイドブックの説明が不適格だと思う事が非常に多い。 これは日本国内、地元の名店案内でも同じ事。 街中を歩いていて適当に自分で選んで入る。 人が適度に入っている店を選ぶのは当然だ。 これを食べたいと コダワラナイ でいる方が楽しめる。 困った時は、デパートの最上階の<計り売りレストラン>へ。 籠でパンを出された時、食べた分だけ請求される。 セットで無料とは限らない。 ビュッヒェ形式の時、メインの肉を頼むとドッサリとジャガイモやシチューの類をセットで乗せてくれるので食べきれない、 最初に、肉を選ぶのが賢明である。 ■ 中華料理、、、、日本の中華料理とは全く違うと思った方が良い。 高級、中級を問わず、知った名前のメニューを頼んでも、想像を越えた形と味で出てくる。 ドレスデン、ベルリン、マイセン、ペーザロ、アムステルダム、ロンドン中華街、ニューヨークと経験したが、日本の中華料理が最高である。 ロンドン、ドレスデンでは高級店に入ったが、サービスはマトモでも、味は薄く、海鮮は臭かった。 ■ イタリアン ピザは、ニューヨーク、パリでも美味、<ピザは世界の食べ物>と言える。 ただしデカ過ぎる。 スパッゲティは、、一概には言えない。 ウィーンでは最高に美味かったし、パリでは延びきっていた。 ■ 日本人経営 これもあまり期待できない。 昔、ローマで日本女性経営、ニューヨークでも日本人経営、というのを体験して以来、 「ヒドイッ」 と決め付けている。 食べ物に関しては(も)、他人の評価は全く当てにならない。 自分で体験して、自分の評価方法を獲得するしかない。 |
■ ホテルのKEY カード式のキーが多くなった。 外出時も持ち出せるので便利だが、、、、 カードを入口のホルダーに差さないと電気が入らない場合、、が 問題だ。 昼間帰った時に、デジカメの電池の充電SETをして、又外出したら、、充電出来ていない。 自分が部屋にいる時しか充電できないので、深夜のみとなる。 充電池を3本持参しているが、同時に2本充電しなければならない時は、1本充電完了させて、もう一本をSETするまでは、寝れないのだ。 外出時に充電できない事を忘れていると、充電したつもりの電池で電池切れ、、、写真のない旅行は悲劇だ。 |
【事前情報の正確性】 <地球の歩き方>が詳しいので、何処に行くのも基本にしているのだが、 やはり情報違いはあるから、現地でおかしいと思ったら、融通性を利かさないと、時間が無駄になる。 余分に昭文社の<トラベルストーリー>というガイドブックを初めて買ったのだが、、、 ドレスデンの空港の写真がおかしいのに気がついた。 よく見ると、テーゲル空港にも同じ写真が、、、 ベルリンのレストランの写真とドレスデンのレストランの写真も同じ。 こうなると、他の情報も信用するわけにはいかない。 他の分野でも問題があり、この会社のレベルは相当に低い。 ■ ベルリンからポツダムに行く路線が変わっていたり、 ミュンヘン空港から中央駅まで行くはずが、週末は東駅止まりでバス乗り換えだったり、 ■ 美味しい、不味い、最高、、等の情報は個人差があるので、あまり期待していない。 今回は、ホトンド日本人には逢わなかったのでいいのだが、 イタリアやパリ、ウィーン等は、ガイドブックに紹介されている店の客は、2/3 は日本人だ。 まったく、興醒めで面白くない。 |
【トラブル被害】 本で紹介されるトラブルは、確率的に、自分にも降りかかる。 今回及び過去の体験を、、、、、 ■ プラハ 地下鉄の長いエスカレーターを下っていると、後からオバサン2人が道を聞いてくる。 いくら説明しても判らないふりをする。 1人が聞いて気を引き付けている時にもう一方が身体を押し付けてくる。 この時におかしいと思ったので、振り切ったのだが、、、ウエストポーチのチャックが開けられていた。 被害は当然なし。 大事なものは上着の内ポケットでボタン留めしてある。 ■ 被害にあったニューヨーク 真昼間、繁華街のタイムスクエアを歩いていたら、後から黒人に、ズボンの右ポケットに手を入れられ、コインを盗られた。 一瞬だったが、ポケットに他人の手が入るというキショクの悪い感触は、未だに覚えている。 被害額は小銭なので 1ドル以下。 ■ マドリード空港でスーツケースが出てこない 夏休みに航空券が手に入らなくて、南回りの中華航空でヨーロッパへ。 フランクフルトでルフトハンザ航空に乗り換えてマドリッド着。 いくら待てども我が荷物が出てこないので、 担当窓口で、荷札を見せると、フランクフルトに電話し、形・色で探してもらい、確認。 ホテル名・住所を記述しておけば当日中にホテルに無事届けてくれた。 貴重品、日用品は機内持込にしているので、不便さはなかった。 ■ バルセロナの地下鉄で、2人の男にはさまれて 出発の為、エスカレータのない地下鉄階段をスーツケースを抱えてヨタヨタと改札口へ、 そこで、後から肩をたたかれ、振り向くと男が、、、、、トッサに危険と感じて周囲を見ると、 もう1人の男にハサミウチ。 幸いにも、改札口にいた巨漢のオバサン駅員が、大声で罵声を浴びせ続けてくれたので、2人の男は退散。 大きなスーツケースでの移動時は、弱みだ。 しかし、タクシーも、ボッタくり危険、高額、、、、 ブダペストでは、ホテルまで迎えに来てくれる相乗りタクシーAirPortMiniBusが \1000円だったので、利用。 ラクチン便利。 ■ ローマ行きが出発せず、成田で1泊 アリタリア航空で、11時過ぎ出発予定で搭乗ゲイト前で待てども搭乗案内なし。 1時予定、3時予定、5時予定、8時予定、と噂だけ順次伝わり、正式説明全くなし。 結局、空港近くのホテルに案内され、翌朝出発。 ペーザロ、ボローニアとオペラの予約をビッシリしていたので、1日の遅れで大損。 遅れを取り返すため、アンコーナまで飛行機で、夜中にタクシーで鉄道駅へ、夜行列車で深夜にペーザロ着。 ペーザロを延泊し、新たにオペラチケット購入、ボローニアのチケットは1枚パー。 無駄なホテル代、追加の飛行機代、無駄になった2夜のオペラ代、と10万円程損をした。 ■ アリタリア航空で搭乗できず 関空で航空券を受け取り成田へ。 成田で搭乗手続きをしようとすると、「搭乗券は業者に渡した」 と言って受け付けない。 「業者は関空なのだから、成田で搭乗券を取るわけがない」 と言っても取り合わない。 ゴタゴタ あって、出発間際に、1人足りない、、、良く似た名前を間違えて搭乗手続きをしていた、という アリタリアのミス。 なのに、詫びの一つも言わない。 ■ HISが手配忘れ 子供にも、<パックでない海外旅行>を教えておこうと、正月に息子を連れてローマ、パリに行った時。 8月末の時点で、正月分は1種類しか残っていなかった。 HISを通じて日通旅行の、<航空券+ホテル>のセットを申し込んだが、12月になっても残金の請求が来ない。 こちらから、電話して払い込んだ。 12月20日過ぎても航空会社、ホテルの連絡が来ない。 「まだ決まらない!」 出発の2日前にやっと手配書が送られてきた。 残金請求がない+土壇場まで手配できない、、、これらから推測して、12月初めまで手配していなかったようだ。 これも HIS の話。 エジプト+イスタンブールを計画した時、HISの担当者が、「エジプト行きはエジプト航空しかない」 と思い込み 「他の曜日出発はない」 と言い張る。 おまけに 「昨年の価格も未だ出ていない」 という。 昨年の価格は、あれば出てくる。 昨年は実績がない、という事なのに、「未だ出ていない」 という。 いつになれば気がつくかと思い 「いつ頃でるのか?」 と聞くと 「そのうちに、、、」 と こちらは事前に、エアーフランス、英国、ルフトハンザと全て調べていたのだが、あまりの馬鹿さに、「もうヨイ!」 と帰る。 経験のある担当者に依頼しないとトンでもない事になる。 (エジプトは未だに行っていない) ■ 旅行保険 保険請求した事は1度もないので、最近は旅行保険はかけていないのだが、今回は SARS 問題の渦中だったので\3640分掛けてしまった。 ホテルランク、タクシー利用、保険、日本人専用割高現地ツアー、など旅のコストダウンを数千円ずつ積み重ねるのも楽しみの一つだ。 |
【クレジットカード】 いかがわしい所には縁がないので、クレジットの不正請求はされた事がない。 使用時には、電話回線でチェックしているので、通信トラブルで使用できない時があった。 フィレンツェの 「エノテカ ピンキオリ 」 で1万円程の食事をした時、 VISA で応答がないので、別のカードを出せというので、JCBを出したら、JCBは提携していないとの事。 これ以後、VISAを2枚、JCBも2枚持参する事にしている。 VISAだけで全てOKである。 JCB不提携店は多い、、J はJAPAN の J なんだから、 2千円以上なら可能な限りクレジット払いである。 持参現金を少なくする為。 トラベラーズチェックは全く知らないし、カードで現金を引き出した事もないが、 クレジットカードで、現地通貨が引き出せれば便利かも知れないが、利息計算など損得計算はしていない。 必要な時に必ず現金引出機がある保証がないので、持参現金を減らせないので、メリットはないかも知れない。 |
■ お土産 身内には、お土産類は一切買わない。 昔は、我がオバサンに、ブランド小物など買った事があったが、喜ばないし、 私も、人にもらったもので嬉しかったものはなかったので、<お互いに、買わない、何もない> <お金と時間は、自分の為にだけ使う> としている。 お互い、寂しくもなく、気楽に、効率的に楽しんでいる。 ■ 時差ボケ 飛行機内では、隣席の人には、座席について直ぐに挨拶しておく。 共通の話題が早めに見つかれば、長い飛行時間が苦にならないし、 後半は、食事の時にワインをもらい、いっきに飲んで寝てしまえば、時差ボケは調整できてしまう。 時々、外人さんが横に座るが、、この時はツライ、、、無言もツライし、話しかけられるとモットつらい、というよりシンドイ。 |