写真豊富な、のぶなが山行記
95年 7月29日〜30日 天候=快晴
コース=室堂バスターミナル → 一の越山荘 → 雄山 → 雄山神社 → 大汝山 →
→ 富士ノ折立 → 真砂岳 → 別山 → 剣御前小屋 → 室堂バスターミナル
所要時間=1日目、室堂バスターミナル発 8:15 → 一の越山荘9:25 → 雄山11:00 →
→ 雄山神社11:56発 → 大汝山12:20 → 富士ノ折立1:14 → 真砂岳2:10 →
→ 別山3:25 → 硯ケ池3:55発 → 剣御前小屋4:30 計 8時間15分
2日目、剣御前小屋発 6:20 → 雷鳥沢キャンプ場7:54 → 室堂バスターミナル8:50
計 2時間30分 2日分合計 10時間45分
≪標高差 595m≫ 標高差は少ない。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪雄山3003m≫≪大汝山3015m≫≪富士ノ折立2999m≫≪真砂岳2861m≫≪別山2880m≫
前夜、大阪発リゾート立山23:55発 で、立山着5:50。 長い待ち時間のケーブルとバス利用
行く所の無くなったスキューバダイビングを登山に切り替えて、7/1御岳、7/15乗鞍岳、7/23木曾駒ケ岳と安全第一で選択し、山登りの初歩を学習しながら、いよいよ山登りらしいコースに挑戦と相成った。 小屋泊まりも初体験だ。
このコースも、常に室堂が見える為、迷う事などあり得ないと言う理由で選定。
登山を思いついて、始めて1ヶ月目故、脚力などヨロヨロの時期でコースタイムの惨めな結果が恥ずかしい。
a)別山、b)真砂岳、c)富士ノ折立、d)雄山、cdの間が最高峰大汝山。 e)一ノ越を目指して室堂を出発 a)の別山に着くのに休憩をいれて7時間も掛かっている。 |
||
一の越から雄山への登り。 行列 ズックを履いた子供連れもいた。 |
雄山神社参拝に50分の待ち時間 世慣れた神主さん期待の売上に(^_^) |
神社でお払いの後、社務所を見る この大衆性、巫女さんは日帰り? |
雄山山頂からの眺望。 乗鞍岳についで生まれて2度目の爽快感。 この時点で見えた山名などほとんど無知 a)大天井岳、b)野口五郎岳、c)槍ヶ岳、d)赤牛岳、e)笠ヶ岳、f)黒部五郎岳、g)薬師岳 |
||
奥が大汝山頂。針山のように人が山頂に写っているのだが、、、 |
大汝山山頂。標高3015m 標高差595mである |
黒部湖。 湖水の色はもう少し澄んでいても良い気がするが、、 |
大汝から見た剣岳、別山、真砂と重なるが富士ノ折立は右で見えない |
大汝休憩所上から見た鹿島槍(右) その奥が五竜岳、唐松岳 |
富士ノ折立山頂は右奥の方 この下りまでが石の山である |
富士折立の下り、右が内蔵助カール カールの上の凸が真砂岳山頂 ここまで来ると少なくなった人間の姿も点になって真砂山頂まで写っている。 |
別山への登りの珍しくハイ松、 ケルンが右上に見える |
別山から振り返る、d)内蔵助山荘 a)雄山、b)大汝、c)富士折立 |
日本最高所の池、硯ケ池。 ここまで来たのは私1人だけ、ほとんどが別山山頂を避けてトラバース |
硯ケ池の水は神秘的。 残雪越に富士折立、大汝山 近くによると意外と大きい池なのだ |
|
雲の晴れた瞬間に、剣岳を背景に、自己満足に完全に自己満足する写真 引き伸ばして、額に入れても、「良かったね 」 と見もしない家族達 |
剣御前の剣山荘へのトラバース道 乗越に剣御前小屋が見える |
|
a)剣山荘、b)剣沢小屋とキャンプ地 |
||
剣御前小屋で一泊。 |
超満員で、予約なしは部屋が決まらないで待機。 布団1枚に2人で、まずいメシ、混雑時の槍ケ岳より遥かにましだとは、この時知るよしもない。 横に寝た、親に<穂高>と名付けられたと一時は恥ずかしかったが、今は感謝していると言う男性、高校生の息子を連れて剣岳へ。 一緒に行こうと、ひつこく誘われたが、振り切って雷鳥坂を下る。 近そうで遠い下りを思い知る。 |
地獄谷の硫黄柱 |
初めての1泊単独行、天候に恵まれ大満足。 登山はつらいもの、でも好奇心の方が大きかった頃である。のぶながTOPへ 掲示板に参加して、感動の共有と増幅を! ≪我が登山歴へ≫
この後、山頂手前まで、「山登りなんてもうヤメだ!何でこんなしんどい目をしなければならないのだ」 と思いながら、山頂に立った途端に、全てを忘れて、次はあそこだと、遠くに見える山を見やる時期を経て、
今では、しんどいのが当たり前、辛いともなんとも思わず、黙々と足を上げ続け、目はキョロキョロと被写体を探し、頭はいろんな事を走馬灯の如く思い出しながら、人並みに目的地に着くまでに図太くなった、ようやるでェ〜!
≪私の山登り観≫
『高い山に登れば地球が見えてくる』 ≪何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?≫ 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。