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≪ 新進作家の登竜門 2009京展に 上絵大皿が入選 ≫

京都市美術館にて 09-05-26 〜 09-06-11 開催
1935年から始まる京都市美術展覧会の略
1998年で50回を迎える。
新進作家の登竜門としての位置づけが強まる全国公募展

九谷上絵の具を使った自作の大皿が入選!!







京都市平安神宮前、岡崎公園の京都市美術館
かつては、ミロのヴィーナス展などが開催された
東京上野の美術館に次ぐ由緒ある美術館だ。

京展=京都市主催で毎年開催される全国公募展

地下鉄構内、町屋にもポスターが貼られている規模の大きな公募展。




☆  京都新聞  09-05-26 記事

新鋭登竜門「京展」に力作457点
京都市美術館できょう開幕

 新進作家の登竜門 「2009京展」 (京都市主催)が26日、京都市左京区の市美術館で開幕する。

 京展は1935年に始まる「市展」の流れをくむ全国公募展。
今年は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、版画の6部門に、昨年より9点少ない828点の応募があり、457点が入選した。
会期は6月11日まで。月曜休館。有料。

☆  毎日新聞  09-05-27

全国公募展:「2009京展」に作品457点 京都市美術館で開幕 /京都

 同展は1935年に「市展」として創設。
99年からは新進作家の登竜門としての位置づけが強まり、
今年は日本画、洋画、工芸など6部門に全国から828点の応募があった。


私は、、 全国の陶器を見たり集めたりしていて、、40年になる。
仕事を引退し、、暇潰しに陶芸を始めたのが、2005-04
週一回の陶芸教室通いをして、、4年である。

いつまで経っても素人の域を出ない己の作品に、、飽き飽きし、、
何か意欲を掻き立てる事に遭遇しないものかと、、退屈しのぎに思い立ったのが、、
公募展に挑戦して見よう、、、
  ↓
来年の応募を目標にすれば、、それまでの一年間は気合が入るかもしれない
  ↓
ただ、、来年を待つよりは、、今年に落選しておけば、、発奮の動機付けになる
  ↓
落選する為なのだから、、適当に近作を、、リュックに詰めて京都に向う。

  と  なんの緊張感も伴わずに、久しぶりに京都訪問した次第である。

入選の報が郵送されてきて、、びっくり仰天、、おおはしゃぎである。







展示数が、絵画、書など含め 457点 と巨大
広大な京都市美術館に1階と2階に展示品
陶芸展示は、2階の工芸部門




入選が、事務的ミスではないかとの疑いは、、解消。
間違いなく展示されていた自作を確認。


のぶなが、、「 インドの思い出 」 なのだが、、、

実は 『 イタリア徘徊 』 というべき作品なのだ。

応募する時に、、事前に応募要綱を取り寄せずに
いきなり作品をザックに無造作に入れて受付へ、、、
現場で、申込書に記入、、
「作品名」 なんて考えていなかったので
特に選んだ訳ではなく、適当に持参した作品なので
最新作の染付けの大皿 ↓ のつもりで インドと記入してしまった。

提出後の帰路に、、「あッ! しまった〜 」 と気が付いた。
しかし、、
バックルームで審査されて、、落選 なのだから
作品名なんか、、人の目に触れる事は無い。
と、そのまま 気楽に 忘れていたのだ。

入選して、、目録にも記載されてしまい、、、、、

しかし、、インドは何でもありの国である。
大して違和感を抱かせないであろう、、と気楽に考える事にした。



最新作の染付けの大皿、、直径35cm
『 インド曼荼羅 』 とでも名づけておこう。








入選作の<骨描き>
ロクロ成型 → 削り → 素焼き → 施釉薬 → 本焼き → 骨描き




骨描き の後に、、九谷から取り寄せた上絵の具を乗せる様に描く




↓ 上絵付け後に、上絵焼成して完成である。 ↓
上絵具は、、多く乗せると融けて流れて垂れる、、少ないと薄い色で締まりがなくなる、、と難しい。

↑ いつまで経っても、、線描きが素人の域を出ない。 ↑
筆が言う事を訊かないのである。
呉須が薄ければ、しなやかに筆は滑るのだが、、薄くて面白くない。
呉須の濃度を上げれば、筆が途切れて擦れてしまうのである。





京展は、、申し込み料が 5000円 だが、、京展賞は 各部門に 50万円と魅力なので
プロまでが参加するので、、レベルは高い。


陶芸始めて4年目の、週一回 暇人が入選というのは
技術点は、、遙かに落第点
しかし、、こんな発想の絵付けをするのは、私ぐらいしか居ないであろう。
独創性だけで、目立ったと、、解釈している。




■  チャンスは全ての人に均等に訪れている。
それを意識して、、身近に来た時に、逃さずに手を差し出してみるか or
ボケーッと 見逃してしまうか、、、の違いは非常に大きい。  と常々実感している。

不幸な人は幸福になるのが嫌いなのだ! と思って観察していると、、
不幸な人は不幸ばかりに敏感なのが良く判る。

逆に、、万事 悠然として成功裏に成す人達が存在する。
このような人達と世界を同じにしておれば、もっと早く良いチャンスをつかんでいたかも知れない。

今回も、、チョットしたチャンス、、他人の京展の話題に触れて、、興味を持っただけ。
1〜2ヶ月前までは、京展を知らなかったのだから、、、
それが、、暇潰しという自分だけの世界から、、世間という外界にチョットだけ出たと言う
新たな局面に より良い局面に進んで行く。  幸運の連鎖は拡大させるよう意識する。
更なる上昇機運の世界に挑戦だ。




近作、、、、↓ ↓


最初の大皿絵付けなのだが、、、
直径38cm  と大きい

↑ 本焼きまでは順調であったが ↑
上絵付け後の、、上絵窯で、真っ二つに割れてしまったのである。
色の発色も悪くて、、惜しまれる失敗作である。



↓ 上の失敗作の後に、ゴンドラに拘った作品 ↓

直径36cm





↓ ロクロ成型が不満だったので ↓
繊細なものは不向き、、と大胆な絵にした作品

直径37cm

↑ これは後日09-07、西宮市展に入選 ↑




陶芸を始めて2年半後の作品へ
200人足らずの陶芸教室の作品展で最優秀賞、人気No1賞の祥瑞作品





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