写真豊富な、のぶなが山行記、槍ケ岳、槍ガ岳
97年 8月 9日〜12日 天候=9日晴れ、10、11、12日雨、下界は晴れ
コース=上高地 → 横尾 → 槍沢ロッジ 泊
槍沢ロッジ → 槍岳山荘 泊
槍岳 → 大喰岳 → 中岳 → 南岳 → 南岳小屋 泊
南岳 → 天狗原 → 槍沢 → 上高地
所要時間=1日目、上高地発 6:30 → 横尾9:36 → 槍沢ロッジ11:40
2日目、槍沢ロッジ4:20 → 天狗原分岐6:20 → 槍岳山荘10:30 計 6時間10分
3日目、槍岳山荘9:10 → 大喰岳 → 中岳10:10 → 南岳11:25 → 南岳小屋11:35
4日目、南岳小屋6:25 → 槍岳・天狗原分岐9:27 → 槍沢ロッジ10:20 → 上高地14:25
登り合計 12時間20分、縦走 2時間25分、下り合計8時間
≪標高差 1680m≫
主な標高≪槍岳3180m≫≪大喰岳3101m≫≪中岳3084m≫≪南岳3033m≫
本来の目的は、槍岳から南岳、そして大キレットに挑戦して、北穂高岳〜奥穂高岳だったのだが、
天候に阻まれて、南岳でUターンとなってしまった。
例によって、前日夜、大阪発の急行ちくま21:03発にて、松本4:01着。
← 二俣沢 赤沢岳 →→ 槍沢ロッジ 当然満員である |
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翌日は、出発して直ぐに雨が降り出した。 ゴアテックス製だったのだが兼用の雨具だったので、不快感があり、槍沢の登りに四苦八苦。 帰阪後早速、専用の雨具を購入。 ゴアテックスを信じ過ぎない方が良い。 適切に選べばゴアテックスは快適である。 槍岳山荘は超超満員、 布団もジメジメ! |
大曲から天狗原ー槍分岐を見る |
最初の大岩から大曲を振り返る |
翌朝は雨もひどくなる。 無理してでも槍岳に登らねばならぬ! |
狭い山頂へ大混雑、順番待ち スリップに注意 |
山頂でも何か見えるわけがない。 記念写真だけ、狭いのだ |
下りの列、ただ待つのみ 高度感なんてない。 慌てると、スリップする |
視界の悪い中、方向だけ頼りに大喰岳に向かう。こちらに向かう人はほとんどいない。 少し不安、道を外れないように!≪大喰岳山頂≫、見つけるのに苦労した。 |
雪渓。 お花は沢山咲いていた。 見通しは全くきかない。 道を見失わないよう、それだけに集中! 人に会わないのだから「大丈夫?」 |
中岳山頂、人影多数。 良かった 雨は小降りになっているが見通しは変らない。 人に会うのが、正しい道の証拠 |
この岩を登るのに、鎖がついていない。 一般道なら鎖があってもおかしくないのだが、、 |
南岳山頂。 ここで写真を撮ってもらった若い短大卒の女性と、帰りは偶然名古屋まで相席。 それがどうした! |
南岳小屋。新築に近い気持ちの良い小屋。 鶏フライをはじめ一つずつ手作りの感触あり美味なる食卓であった。 こじんまりした小屋の良さであろう。 外食のカレーライスの具の巨大な事、槍沢ロッジ・槍岳山荘のひどさと好対照である。 |
お昼前に着いたので、晴れであれば大キレットに下り、北穂高岳に向かう予定であったが、ガスがひどく、明日に期待する事にした。 獅子鼻から半日眺めていたが、時々晴れる北穂高岳の巨大な岩峰とそこに張り付く赤い北穂小屋の対比が、自然と人間の好対比と認識。 |
獅子鼻から大キレットへの下り。 決行する人がいる。 迷わなければ良いが。 キレットは大変なはずだが!! 昼過ぎに、早朝下った一人が救助を求めているとの連絡。 夕方、鹿児島からきた男性が助けられてきた。 |
南岳山頂で、ブロッケン現象発生 人影は当然、私の姿である。 |
夕刻、南岳山頂から、天候は不安定。 大自然の素晴らしい光景だ。 |
槍岳が初めて見えた。 この後、直ぐに雲の中 |
a)大天井岳、b)東天井岳、c)横道岳、d)常念小屋、e)常念岳 f)西岳、g)横尾尾根、h)氷河公園(天狗原) |
a)屏風岩、b)横尾、c)本谷橋、 e)蝶岳、 穂高に登る時に通る本谷を見下す |
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翌朝も小雨、天気予報も芳しくなく明日晴れる予想もない。 もう一日待っても雨の可能性大。 大キレットは断念、帰ることに決定。 | ||
天狗原への下り、 氷河公園 天狗池は未だ見えない |
遥か向うに富士山、南アルプス |
氷河公園を過ぎると天狗池だ。 写真マニアの溜まり場だ。 |
天狗池から槍を見るが、雲一面 a)の場所に殺生ヒュッテがある |
暫く待って一瞬雲が切れた 紅葉の時期は好ポジション |
大曲から、振り返る 左がツバメ岩。 山頂は厚い雲 |
天候に恵まれない山行であった。 最初の天気予報が悪ければ出てこないのだが、こういう事もあるさ! とにかく槍岳山頂には登った事には間違いない。のぶながTOPへ 掲示板に参加して、感動の共有と増幅を! ≪我が登山歴へ≫
≪私の山登り観≫
『高い山に登れば地球が見えてくる』 ≪何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?≫ 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。