写真豊富な、のぶなが山行記
96年 7月13日、14日 天候=快晴
コース=美濃戸口 → 美濃戸 → 北沢 → 赤岳鉱泉 → 硫黄岳 → 硫黄岳山荘 泊
→ 横岳 → 赤岳 → 中岳 → 阿弥陀岳 → 行者小屋 → 柳川南沢 →
→ 美濃戸 → 美濃戸口
所要時間=1日目、美濃戸口発 7:00 → 美濃戸7:50 → 赤岳鉱泉9:55 → 赤岩ノ頭12:20 →
→ 硫黄岳山荘 1:45
2日目、硫黄岳山荘 4:40 → 横岳5:39 → 三叉峰 → 赤岳天望荘7:05 → 赤岳山頂7:50
→ 中岳8:53 → 阿弥陀岳9:41 → 行者小屋11:02 → 美濃戸1:09 → 美濃戸口2:08
登り計 6時間45分、縦走 3時間10分、下り計 5時間58分 2日分合計 15時間53分
≪標高差 1399m≫ 標高差は意外と多いのだ。 富士山の標高差=1376m より多く、
北岳の標高差=1663m より264m少ないだけ。
主な標高≪赤岳2899m≫≪阿弥陀岳2805m≫≪横岳2829m≫≪硫黄岳2760m≫≪三叉峰2825m≫
前夜、大阪21:03発急行ちくまで塩尻着3:46。 長い待ち時間の後、6:01発で茅野着6:27着
ここからタクシー相乗りで美濃戸口着が7:00。 ¥4800円なり
塩尻では、JR辰野にいく予約タクシーが5〜6台待っている。 木曾駒(駒ケ根)に行く時は、便乗させてもらうのだが、茅野行きは急ぐ必要はない。 塩尻駅前に、馬鹿でかい海老天を乗っけるソバ屋があるもだけれど、帰りでも夕方休憩を取るので、期待して行くと閉まっている時がある。
バスの場合もここまで。 後は美濃戸まで50分の歩きだ。 自家用車で来る登山者に便乗させてもらいたいのだが、手を挙げる勇気がない。 帰りは特に便乗させて欲しいのだが、、。 帰りもバス待ちの登山客が長蛇の列、急いで下山すべき。 |
美濃戸から、柳川北沢を選んだ。 こちらは水量が多く、南沢より楽しく登れる。 流れの淀んだ所は土が赤くなっている。 赤岳鉱泉まで標高差640mだから、侮ってはならない。 半分の高さを楽しく稼げる。 1:55も掛かっている。 |
赤岳鉱泉の小屋。 特徴のある形は、大同心だ。 ここから赤岩ノ頭までは、後半急登があり結構きついので、充分に休んで行こう。 野外学習のトレーナー姿の学生さん達も硫黄岳まで登るので、挨拶が大変だ。 |
赤岩ノ頭にて、赤岳、中岳、阿弥陀岳と絵になる眺めである。 登山を始めて2年目に過ぎないので、結構こたえた登りであった。 |
北方向。遠くが蓼科山?、手前が天狗岳か? 登った山は直ぐに判るのだが、初めての場合、地図を見ても距離感が判らない。 |
硫黄岳への今日最後の登り。 例年ならば梅雨の真っ最中なのに、この晴天はどうだ! 天候次第で、いつでも山行。 単独の最大の利点 |
硫黄岳山頂 |
硫黄岳の火口 |
左にケルン、中央に硫黄岳山荘 |
丁度、16回駒草祭だった |
神官、巫女、役所幹部と多彩 |
挨拶する小屋主の浦野栄作氏 |
今日は、食事まで豪華、 と言ってもメインは鯉の甘露煮。 |
寝たら、もう歩く余地なし。 200人の客×¥7000=140万円の売上。 儲かるな〜 |
a)赤岳鉱泉、 b)南沢、 c)北沢 行者小屋は左手で見えない。 翌朝の風景である |
三叉峰と横岳(右)。 ここまではコマクサを見ながら楽な縦走路だ |
右手遠方に微かに富士山。 この後ずっと富士山が見えていた気持ちの良い縦走である |
遠方に、甲斐駒ケ岳と仙丈岳 赤岳と阿弥陀岳の間に見える。 北岳からも八ヶ岳は鮮明に見える |
横岳手前の鎖場。 梯子、鎖と変化に富んだ縦走路が続く |
横岳山頂 遠方に富士山 |
三叉峰と日ノ岳の間の岩場。 適度に退屈しない山行である。 |
中央が赤岳天望荘、 上が赤岳頂上小屋。 この登りは足がかり少ない |
赤岳山頂への登り途中から 中岳と阿弥陀岳(右) |
赤岳沢を下りるカモシカ 登山道の直ぐしたではないか! |
赤岳山頂北峰から狭い南峰をみる |
中岳への登り。 赤岳からは、鎖、階段、梯子を使って下りて来る。 意地の悪そうなおばさん2人組と抜きツ抜かれツ。 オバサンは両極端だ、話の弾むおばさんが良いに決まっている。 |
阿弥陀岳の登りから、行者小屋への下り分岐を見下ろす。 この登りは30分程である。 阿弥陀岳山頂は、初めてガスで展望なし。 分岐から行者小屋までは42分。 近くに見えるのに! |
赤岳頂上小屋。 飲んだ空き缶を自分でつぶせと言う。 時々あるが、そんなに大仰な仕事なんだろうか? |
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行者小屋。 最後の休憩 ここで安心してはいけない! |
南沢の上半分は涸れ沢である。 前半は軽快に下りていたのだが、、 |
南沢の後半は、沢だが北沢に比べると水量は少ない。 北沢に比べると深い樹林帯であり、標高差は650mで10m多いだけであるが、長く感じる下りだ。 やはり、登りは、明るい北沢を登り、下りに南沢というのが精神的に良い気がする。 我慢が出来ずに、登ってくる人に「美濃戸までどの位?」 と聞いてしまった。 対向者に 「 あとどの位? 」 と聞くのは初心者だ。 恥かしい事なのだ! |
標高2899mなのに、八ヶ岳は高原のイメージがある。 登山としてはやはり心して掛からなければならない山だ。のぶながTOPへ 掲示板に参加して、感動の共有と増幅を! ≪我が登山歴へ≫
横岳〜赤岳の縦走は、鎖、梯子、階段と一通りの面白さがあり、お花も沢山、カモシカも出ると、変化に富む爽快な山行であった。 登山を始めて2年目の最初の山行としては万万歳である。 2週間後に白馬岳に挑戦だ!
≪私の山登り観≫
『高い山に登れば地球が見えてくる』 ≪何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?≫ 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。