≪ 湯ノ丸山、篭ノ登山 ≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記 長野県上田市の巨木・大六のケヤキ、別所温泉

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■ コース=地蔵峠 → 湯の丸山 → 角間峠 → コンコン平 → 九十番観音 → 地蔵峠
        地蔵峠 → 池の平湿原 → (篭ノ登山) → 地蔵峠

2006年2月11日〜12日  天候=晴れ、2日目は時々曇り・吹雪

■ 所要時間=1日目、地蔵峠9:40 → 湯ノ丸山11:28 → 2098.6P 11:50 → 角間峠 12:45 - 13:15 →
         → コンコン平東屋14:30 → 九十番観音14:24 → 地蔵峠15:00 計 4時間50分

       2日目、地蔵峠7:55 → リフト上8:35 → 池ノ平湿原9:25 - 9:40 → リフト10:20 → 地蔵峠10:45
                                                             計2時間35分
                                                2日分合計 7時間25分

≪標高差 380m、2日目330m≫ 標高差は少ない。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪湯ノ丸山2101m≫≪篭ノ登山2227.2≫ 地蔵峠1732m   cf浅間山2568m 


■  前日夜、阪急塚口にて8:10わかば号に便乗。 梓川SAにて仮眠。
    梓川SA出発7:00、地蔵峠駐車場着8:54。
    地蔵峠にてテン泊。

 同行者(敬称略):TAYA、どんかっちょ!、ひげQ、わかば、のぶなが




 ★ 私は、スノーシューでの本格的な雪山は初体験。


 前夜、梓川SAでテン張り終わった所に、
 ごましおさん、しんさん夫妻とCRUXで一緒の面々と伊能さん等の囲炉裏村民のスキー組が到着。 偶然の遭遇。
 (唐松行きの なかさん達も車で仮眠中だったそうです、、、)

 別々に宴会の後、、就寝。
 翌朝7時にSA出発し、地蔵峠駐車場到着が8:45

 9時40分に、アイゼン装着で登山開始。



スキーゲレンデの端をアイゼンで登る。



リフト上から振り返ると
西篭ノ登山が、、






ゲレンデを越し、暫くして、スノーシューに履き替える。

晴天に恵まれて、、山頂での展望に期待がかかる。



左が湯ノ丸山山頂、その右が2098.6mピーク。  右端が角間山の頭









湯ノ丸山山頂近くの急な登りでは、、、
スノーシューでヤヤ苦労。

ジグザクに緩く登らないと雪が崩れて登れない。
時々、踏み抜けもある。

振り返ると、桟敷山、小桟敷山。  西篭ノ登山と遙か向こうに浅間山





湯ノ丸山山頂から、(北)四阿山、草津白根山。  (東)桟敷山、小桟敷山、西篭ノ登山〜浅間山

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素晴しき360度のパノラマである。


↓ 西篭ノ登山 〜 噴煙を上げる浅間山 (望遠画像) ↓




湯ノ丸山山頂から、(東)西篭ノ登山〜浅間山。   (南)烏帽子岳。 北八ヶ岳方面は確認できない。


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湯ノ丸山山頂から、(北西)
高妻山、妙高山方面なのだが、、確認できない。




山頂で少しの休憩後、角間山に向かう。


2098.6mピークから見た角間山(手前)、、遠方は四阿山



ここからが、、大変であった。






低木樹林帯の中、、足場に苦労し
ブッシュ上の雪を踏み抜き、、、
スノーシューが抜けなくなった。

ひげQさんに助けてもらったが、、抜けない。
スノーシューを外し、、雪掻きの結果、やっと取り出す。




目指す角間山だが、、



角間峠で軽食の後、、、
思いのほかの体力消耗で、、
下って宴会を急ぐ事になった。




登り返す気力はないので、車道に向かって下る。
九十番観音まで1時間強




スキーの軌跡のみ
たまに踏み抜くが、、ほぼ順調なスノーシュー



浅間山の噴煙、、、雲と区別がつかないのだが、

↑ 左手前は桟敷山


登りを諦めた角間山を見上げる




**  雪山  **
広く緩やかにうねる雪原
澄んだ大空、、、白く浮かぶ雲
潜める生命力
数少ない人の軌跡、、
そして、明るい静寂

しかし、潜む危険
暗雲、吹雪、、厳寒と、、
緊張を意識させる感性の活性化

雪山の魅力だ !




背景が無垢なる単純













コンコン平東屋から、、処女雪を直進する。

地形から推測して、道路の部分であろう道を下る。







角間峠から1時間10分で、除雪された道路に。
九十番観音がある。

ここから、登山靴で車道を30分、、地蔵峠に。

15時着、、駐車場を外れた空き地に車を移動し
車で作った死角にテント設営。

こまめに配慮されたわかばさんの湯豆腐鍋、、、、
「まだ5時だ、、」 「まだ8時だ、、」 と、、

今宵の話題は、、、、
酔いに紛れてチョッとシンコクなモノも、、、

鍋も、湯豆腐〜肉シャブ、鳥、魚、うどん、、と代わり
、、、、、 就寝。





≪ 篭ノ登山、池ノ平湿原 ≫

翌朝は、、5時起床予定が1時間遅れ。
昨夜の鍋に、、残りの食材を入れて朝食。


湯の丸スキー場の端を、最初からスノーシューで登る。
目指すは、篭ノ登山。  7:55出発





40分でリフト終点に、、
ここからは、車道に沿って池ノ平まで。
勿論、、車道といっても雪の下なので判らない。

深く踏み抜ける事はないスノーシュー道だ。


明かるい日差しに
ダイヤモンドダストが舞う。











左が 「西篭ノ登山」 、右が 「(東)篭ノ登山」




9:25 池ノ平到着







池ノ平から見る西篭ノ登山


寒い、、寒い、、
カメラの為に手袋を脱ぐので
右手の指先が凍傷気味だ。


ここで、、気力の充実しない私だけが、篭ノ登山山頂を中止する。
元気な皆さんは、、篭ノ登山山頂を目指して出発。

この後、吹雪、厳寒、、晴れ間と
めまぐるしく変化したが、、
山頂組は、、根性で登頂を達成。


私は、凍る指先で、、被写体を探りながら、、先に下る。


池ノ平湿原














下山を開始すると直ぐに、、、21名のスノーシュー団体が登ってくる。
先頭と最後尾をガイドらしき人に挟まれて、、列に隙間がない。

一瞬たりとも遅れを取れない行動。
風景に見惚れたり、カメラを構える事が許されるのだろうか、、

自由の許される私達の山行、、仲間達に敬意を!!



スキー組



スノーシューでの下りは快調である。


ワカン、スノーシュー

ドンドンと登って来る。




ゲレンデの端を遠慮しながら下る







  ゆっくりと冬山の厳しさを楽しみながら、1時間強で地蔵峠到着。

  ソフトクリームを食し、、ホットコーヒーで心を落ち着け、、山頂到達組を待つ事、1時間半。

  無事に、、2日間楽しませてもらった。

  おまけの、巨木と温泉が待っている。






上田市(塩田平)古安曽
大六のケヤキ
推定樹齢800年、樹高35m、目通り範囲11.7m



春、夏の威容は素晴しいだろう。

個人宅の門柱から入り、庭を通る。




独枯山(とっこさん)を背景に、、




この後、別所温泉、、、
外湯の大師湯¥150でくつろぐ。

良い泉質である。
が、、安すぎた、、トイレなし休憩所なしの湯船と脱衣場だけ。
近くの温泉案内所でトイレを借りる。


予定を全て終了。
宴会組は、、楽しみのビールを車中で、、、


途中、南アルプスのあまりの景色に見惚れて、駒ヶ岳SAに立ち寄る。


↓ 中央アルプス、仙崖嶺付近 ↓





↓ 南アルプス、、 甲斐駒の頭、仙丈岳、北岳、間ノ岳、、、そして満月 ↓






             わかばさん、TAYAさん、どんかっちょ!さん、ひげQさん、ありがとうございました。
             同行のどんかっちょ!さんの山行記へ

■ ≪私の山登り観≫ ■
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?



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