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≪チャン・イーモウ、張藝謀、zhang yimou(映画監督)≫素晴しき映像美美しいモノを探し出し、創り出し そして、撮る。 |
『 HERO 英雄 』 兵隊の動かし方は、、黒澤明を遙かに越えている。 衣装担当の ワダエミ女史、、、、 晩年の黒沢監督にも参加していたが、、 張藝謀 監督とは、衣装担当以上に 広範囲に画面の色彩に関わっていると思われる。 シーン毎に、基調の色が変わり、、それぞれに素晴しい。 CGを含めた特殊撮影技術も、、見るものを飽きさせない。 その用い方が、リアリティの限度を越えていない。 節度ある大人のバランスである。 風景、、、広大な中国をイメージさせる各シーン 見るものに、観光気分にさせるサービス、、 大人の映画創りである。 人件費の安いお国、、、人海戦術はお手の物、、、 少々CGと混ぜられても、、違和感は全くない。 色使いの鮮やかさ、、したたかさ 日本ではこんな場所は見つからないだろう。 そんな場所を知っている。 季節のタイミングを知っている。 それも才能の一つ。 チャン・ツィイー 章子怡 Ziyi Zhang (1979年02月09日生まれ) 私は、この時点では、この女優の名前は知らなかった。 グリーン・デスティニーなる映画で見た時、 かわいい女優さんだとは思ったが、それに留まったまま。 名前を記憶したのは、次の LOVERS で見た時。 見せ場は、、全編にある。 存在感のある小物大物、、そして空間 手間と隙、、豊富な知識の裏付け。 それらを活かした 効果的なアクション ワイヤーアクション、、特殊撮影の面白さ、、 映像はいつも美しい 迫力のある人海戦術 コレでもかコレでもか、、と迫ってくる。 豪華絢爛、迫力ある演出技術は、、フランコ・ゼッフィレリに肉薄する。 サービス満点の挿入風景、、、 格闘シーンも、、水中からの映像 と感性を刺激する。 全ての画面が、魅力的なカタチになっている。 次から次へと、、よくぞ発想するものだ。 色彩の効果的な空間、、、、 精神性の高さ !!! 「 秦王を殺してはならぬ 」 「 個人の仇にこだわり、大儀を見失ってはならぬ 」 「 天下の為に、 秦王を殺してはならぬ 」 蝋燭の ゆらぎ にまで演技させる、、この演出テクニックの豊富さ。 ただただ驚きに値する。 「 手に持つ剣 」 「 心に持つ剣 」 「 手にも 心にも 剣のない境地、、 」 映画創りの、、その技量の豊富さと内容の高さに感嘆 !! 恐るべし ! 中国映画 ! 張藝謀 ! |
『 LOVERS 十面埋伏 』 HOUSE OF FLYING DAGGERS チャン・ツィイー 章子怡 Ziyi Zhang はっきりと名前を記憶した。 当然、、主役だから、、、 彼女の為の映像だから、、 チャン・ツィイー 章子怡 Ziyi Zhang でなければ成り立たない映画だ。 画面の美しさ故に、、全編、心地良く堪能する。 色彩の鮮烈な鮮やかさ、、 写されているモノ、、それ自体が美しい。 こんな踊りが存在するのか!! 映画の為に思いついけるのだろうか? 原型になる踊りがあったのだろうか? 現実とは思えない不思議な魅力の美女が、、 華麗に鮮やかに舞う、跳躍しながら舞う。 私の体験の延長上には全くない 踊り、情景であった。 夢幻の世界に吸い込まれてしまった。 展開する画面、、画面、、見事である。 そして 見事に決める!! ストーリーは、、、 どうでもカマワナイ、、わけではないが 男が美しい女にひかれていく、、 そして、 女が、守ってくれる男にひかれていく。 その情景だけで良い。 見ている私は情景に入り込んでいく。 映像美、、と言うだけでは足りない。 撮る人の目指す感性そのものが、とてつもなく美しいのだろう。 100の能力で100の作品は難しい。 200、300の才能を持っていてこそ、 確実に、100の作品を連続させられる。 兵士の構え、、是一つ取っても、様になっている。 おうっ 何たる光景を作り出すのだ!! 落葉の時、、 ストーリー的には、重要な場面ではないが、 この映像美の為に、スケジュールされている。 場所も予定されている。 映像美の為に、妥協は微塵もない。 この女優の魅力は、、美人というジャンルではない。 この眼差し、、、 オードリ−・ヘップバーンの魅力等とは別のもの。 喜怒哀楽を的確に演技できるという魅力ではないだろう。 名監督に出会えば、、その期待に応えてくれる、、 監督次第で、、魅力は変幻自在に滲み出す。 そんな気配を醸し出す女優であろう。 撮影場所は中国ではないらしい。 モンゴル、、とか何処か、、 それを求めて、、その時期を求めて、、、 企画力、実行力、、そして統率力 人徳、敬意、、 これだけの結果が出せるには それだけのモノを持ち合わせているのだろう。 MakingDVDを見たら、、季節変動の読み違いで苦労したようだ。 黄葉シーンの後半が、、突然の雪景色、、、、 臨機応変なのか、、切羽詰ってか、、、 結果的には、、万々歳の雪中のクライマックス。 見る者の想像を超える仕掛けの数々、、 最後の最後まで魅せてくれる。 |
『 初恋のきた道 』 我的父親母親 The Road Home チャン・ツィイー 章子怡 Ziyi Zhang が 張藝謀 監督に見出されて、映画デビュー 中国の田舎の情景が美しく撮られている。 映像美が、、当然に素晴しい。 チャン・ツィイー、、こッ、こッ、これは、、、凄い発見である。 |
『 単騎、千里を走る 』 千里走単騎 天下国家を視野に入れた 「 Hero 」 若い男女の新鮮で燃える恋心 「 Lovers 」 その次に、親子の絆、、ときたので期待していた。 日中合作の高倉健映画。 いつもながらの ぐじぐじとした健さん映画でガックリ。 張さん、、遠慮しすぎたのか、勝手が違う。 収穫は、、僅かに 世界遺産的な ↓の画像ぐらい、、、 |
『 至福のとき 』 幸福時光 Happy Time 見始めて、、大いに戸惑った。 画像は、明るい露出でクッキリ画像なのだが、、 都会での出来事、、 かっこよい英雄と美女ではない。 さえないオッサンと、これまた極度にさえないオバハンで展開していく。 後半に少し展開が、、進展する方向が変わってくる。 まあ、まあ 見れる展開になってくる。 お人好しのオジサン達と、同情すべき女の子、、 古い映画 「 三人の逃亡者 」 を思い出してしまった。 まっ、、結果的に悪くない。 とするか! 『 活きる 』 活着 To Live 共産主義が、、中国の庶民生活を変えていく。 庶民の意思とは無関係に、政情が突き進んでいく。 若い夫婦の一生を、、社会の変化の中で見つめた映画。 奇麗で、明確な映像で、、淡々と世の中の流れが描かれていく。 今まで想像すらしなかった、中国共産主義社会の歴史の一場面が、 現実の映像として見せられて、、大いに役に立った。 粛清、紅衛兵、、、単語だけの知識に肉が付いてきた。 映画 「 愛と哀しみのボレロ 」 を思い出した。 教養を高めた秀作である。 |
『 黄色い大地 』 撮影担当 中国電影学院卒業後、初仕事。 映像は、確かに目立つものだが、、、マイナーな映画 『 紅いコーリャン 』 DVDがなく、VHSなので、、見ていない。 『 ハイジャック/台湾海峡緊急指令 』 緻密さがなく、、B級の仕上がり 『 菊豆(チュイトウ) 』 見ていない 『 紅夢 』 見ていない 『 秋菊の物語 』 見ていない 『 上海ルージュ 』 映像的には、美しい水辺の風景があるが、、終始、恨み言の展開で、、不愉快な映画 『 キープ・クール 』 うーん、、、現代の都会の映像が鮮やかだが、、、ストーリーが下品で、早送りしてしまったが、、 何かありそうなので、、もう一度じっくりと見る予定。 監督&出演 『 あの子を探して 』 この娘が主役で、、前半は殆んど、この画面のイメージで展開、、 辺鄙なド田舎の映像は、美しい。 が、、幾らなんでも、、見るに絶えない展開に、、早送りで見てしまった。 最後に、、とんでもない展開になり、活気が出てきたが、、、、 張藝謀 監督、、いろんなテーマの映画を撮って、、現在がある。 という かつての肥やしとしてみるべきなのだろうか。 次回作は、安定した名優の歴史大作 『 CURSE OF THE GOLDEN FLOWER 』 だそうだ。 章子怡 Ziyi Zhang は出ないで、コン・リー出演、、、、 楽しみである。 <2007-02-23 掲載> |
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