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≪ ダ・ヴィンチ・コード 図解補足 ≫

ダン・ブラウン著(Dan Brown) 『 The Da Vinci Code 』
本文に記述されている レオナルド・ダ・ヴィンチの絵のUP画像集

 

本文には挿入画はなく、出版元の角川書店のHPの参考画像が、小さくて参考にならない (05-03-17現在) ので
手持ちの資料を再確認したので、ついでにHP掲載してみた。 他人様のお役に立つやもしれない。

ダン・ブラウンの前作 『 天使と悪魔 』 の影響か、当方のベルニーニの紹介頁も毎日多くのアクセスがある。
対の 『 ダ・ヴィンチ・コード 』 もあっても悪くはないだろう。

『 天使と悪魔 』 『 ダ・ヴィンチ・コード 』 各々上下巻で、各巻1800円強なので、文庫化されてから購入を予定していたが、、人気が衰えず文庫化は遥か彼方。
昨年の夏に図書館に予約。 前者が先月に、後者が今月(2005-03)に貸し出された。
両書とも2日で読み終えた程、流れが良い。

未読の方の為にも、展開には触れずに画像紹介に限定。


■ 最初に事件が起きた時 ■
『 ウィトルウィウス的人体図 』



↓ 鏡文字 ↓



■ 岩窟の聖母 ■
↓ ルーブル所蔵 ↓
最初の作品
↓ロンドン、ナショナル ギャラリー所蔵 ↓
再描画品
<本文の記述>:上巻194頁
マリアが、イエスとおぼしき幼子を腕に抱く姿が描かれていた。

マリアが幼いヨハネの頭上に片手をかざして、
どう見ても威嚇の姿勢を示している
ワシの鉤爪のようなマリアの指が、目に見えぬ頭を握っている。

マリアの鉤爪につかまれた目に見えぬ頭部を、喉もとあたりで掻き切るしぐさである。

教団の怒りを静めるために、ダ・ヴィンチが型どおりに人物を配した”手抜き”の<岩窟の聖母>をあらてめて描いたと言う事実



*HP掲載者の注:ブラウンの記述は、向かって左をイエス、右をヨハネとしている。

↓ 拡大

↓ 拡大
天使ウリエルの指差す手と視線が違う。



■ 最後の晩餐 ■


↑ 16世紀の模写 ↑
レオナルドのオリジナルは、修復後でも、把握し難いので、
1495-1498年の原画に近い模写で、先ずイメージを確認


↑ 修復前のレオナルド・ダ・ヴィンチのオリジナルの問題部分

<本文の記述>:下巻15頁
絵の中央に鮮やかに現れたのは、みまちがえようもない巨大なMの字だった。



↑ 修復後のレオナルド・ダ・ヴィンチのオリジナル部分
<刀の形にした手を首へ>  <M>

<本文の記述>:下巻20頁
刃の形にした手を首へ突きつけている。
<岩窟の聖母>に描かれていたのと同じ、威嚇のしぐさだ!

この手が持っているのは短剣?

これがだれの手でもないのがわかるだろう。


↓ 修復後のレオナルド・ダ・ヴィンチのオリジナル部分

↑ 問題の短剣を持つ手   少し不鮮明


拡大 ↑

16世紀の模写だと、鮮明さは増す

↓ ある再現画像 ↓ 「復活最後の晩餐」小学館刊より

短剣を持つ手はペテロのものとして再現している


本編に登場する、教会やルーブル等の建物は
角川書店のHPに小さくではあるが、掲載されている。


各巻を1日で読破出来るほどに、集中力を刺激される。
服部真澄の諸作を読んだ時と同じである。
タイムリーな話題の服部真澄も、もっと人気が出ても良さそうなのだが、、、



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