≪ 彫刻を中心に、オルセー、ルーブル。 G.モロー美術館も ≫

2004年GWイタリア、フランス旅行報告(22)
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■ 午前中は、<ランスへの旅>を実施し、
見るもの、接する人、共に好感度だった余韻のまま、パリ東駅から地下鉄利用で、ギュスターヴ・モロー美術館へ、、、Musee Gustave Moreau

今夜のガルニエ宮の音楽会は、8時半からなので十分時間があり、
彫刻だけでも見ようと、オルセー美術館へ。 Musee D'Orsay

翌日は、帰国便が夕刻なので、それまでは、ルーブル美術館をじっくりと巡る。 Musee du Louvre



ギュスターヴ・モロー美術館



昔、京都でギュスターヴ・モロー展があり、全館真っ暗の中、展示品に薄っすら光を当てる陰気臭い展示会だった。

その時に、ギュスターヴ・モロー美術館の写真を見て、自然光の中、超明るい雰囲気が印象に残る。

過度の作品保護が条件なのか、日本における海外借入れ展は、いつもながら不満足。  それでも行くのは、行きたいからではなく、行かないよりはマシだろうという消極的な理由。

美術展ではなく、西欧の美術館は楽しい。


美術館とは場違いな裏通りだけれど、迷わず到着。
「入って良いのだろうか」と躊躇するほど玄関は小さく、受付部分は狭く、Shop も兼ねている。
展示室は2階、3階、、、、、
モローの絵は、画集や絵葉書で一品ずつ見ていると、題材に起因するイメージが膨らみ、、正に自分で幻想を作り出している。  こうして一時に、圧倒的な作品群に囲まれると、、、作品そのものよりも、、モローそのものが見えてくる。
これが個人美術館の圧倒的な魅力だろう。














アムステルダムのゴッホ美術館のように、圧倒的ではないが、、訪れて損は無い個人美術館である。



↓ オルセー美術館 ↓

今日は日曜日、、並ばねばならない事を覚悟していたが、、
予想より少ない列の後ろに付こうとすると、、
団体用か予約用かの入口の方から担当者が、手招きしてこちらから入れと、、、
荷物チェックもスムーズに楽チン入館。



魅力的な彫刻が沢山あったのに、記憶がなくなった、
と言う理由で、彫刻を中心に見ようと周ったが
僅かに記憶していた作品以外には
魅力的な作品は発見できなかった。



Jeune fille de Megare 1867-1870
126 x 63 x 66 cm
Louis-Ernest Barrias



↑ Jeanne d'Arc 1873 ↑
119 x 100 cm  Chapu
シャンティイにも同じものが?









↑↓  Sapho, 1852   →
118 x 70 x 120 cm
Pradier James














↑ ブグロー
今年初めに、甘美過ぎて見るのが恥ずかしい、と
ホームページの1頁を作ったので、印象新た

ブグロー、見るのがチョット恥ずかしい絵画 (1)へ

ホテルでシャワー、着替えて、ガルニエ宮へ


翌日はいよいよ帰国
夕刻 6:20 のフライトなので、半日じっくりとルーブルに浸る。

↓  ルーブル美術館  ↓


入場は強烈に並ぶ、、
今までは、早朝でもそうであった。
ところが、、今回は ↓ ガラガラ ↓



デゥノン翼の半地階
イタリア彫刻で
早速ベルニーニの習作?



デゥノン翼の1階
↓ 古代ギリシャの彫刻 ↓

ミロのヴィーナスにはさっぱり興味が沸かなくなっている。
サモトラケのニケも、階段下のあの位置のみ良くて、、
横から見ると、あの翼には勢いが足りない、、と思って久しい。




↓ モナリザ ↓

↓ レオナルド・ダ・ヴィンチ ↓

 ↓ ダ・ヴィンチのこれらの作品、、こんなに痛んでいたのか! と
部分的に黒ずんだ染み、、、全体に黒ずんで退色??
<最後の晩餐>でも同じだが、、見えなくなっても、かすかに読み取れる造形だけでも、その価値は減じない。






↓ ラファエロ ↓



↓ ラファエロ ↓










↑ ラファエロ  ↑
  <アラゴンのジョヴァンナ>は ↑
ジュリアーノ・ロマーノをナポリに派遣し
下書きを描かせ、ラファエロが完成させたらしい



↑ ラファエロ  ↑
<冠の聖母>





この部屋は入室禁止になっていたので、カメラだけ差し入れて撮影
ティエポロの<カーニバル><アポロとダフネ>等が見える。
何故入室禁止なんだろう、、、まさか休ませているわけでもないだろう、、


↓ ピジェの中庭 ↓
18−19世紀のフランス彫刻



























アモール 1802
↑ Antoine-Denis Chaudet (1763-1810)
これはレプリカを持っている。


↑ James Pradien (1790-1852)






Pierre Puget (1620-1694)
Francias Nicolas Delaostre (1746-1823)
Christipe-Cabriel Allegran (1710-1795)
Charles-Ffanqoil lebeuf

とメモったのだが、どれがどれだか???
スペルもあいまい、、、、、
次回訪問時に役に立つように掲載だけしておく。

↓ Henri Joseph Rutxhiel



↓ ディドの死 ↓
Augstin Cayot (1667-1772)
Didon ディドン(ディド)はカルタゴ女王
トロイ戦争後の、アイネイアスの物語だ





↑ Augustin Pajou (1730-1809)



↓ マルリーの中庭 ↓
5−18世紀のフランス彫刻





← 40年ほど前に、学生の頃
百科事典の芸術の別冊に小さく掲載されて
私が、初めて絵に興味を持ったモノ、、、
ルーブルに来る度に懐かしく思い出す。

↓ アンドロメダ特集のページを作ったので
親しみが増す。

 ミニャールのアンドロメダは中々の力作だ。
アンドロメダ特集のページ、見るのが恥ずかしい絵画 (2)へ


↓ ミニャールのアンドロメダ






↓ Chasseriau のアンドロメダ





リシュリュウ翼2階で軽食をとったが、、、
見て周るにも半日が限界だ。
9時過ぎから2時過ぎまで、、感性までもクタクタになって麻痺してくる。

いよいよ、帰国できる嬉しさと無事であった安堵感の方が強くなる。

■ <2004年GWイタリア、パリ近郊都市21日間旅行 目次>

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