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≪ エローラ石窟寺院、17窟〜27窟 ヒンドゥー教寺院 ≫

Ellora, 21窟 Ramesvara


2度目のインド旅行12日間 (3)
2010-11-20 〜 2010-12-01




34窟あるエローラ石窟寺院群の内、1窟〜16窟、32窟〜34窟は、2008/12 に訪問済みなので
今回は、、未体験の 17窟〜29窟を独り歩きする。

衛星写真
GPS軌跡

↑ 濃い青線が、17窟〜27窟の軌跡だが ↑
電波の届かない石窟内に出入する為
位置情報が外れてジグザグと乱れる。
2008/12 の訪問記
☆ 16窟カイラーサナータ寺院
☆ 1窟〜12窟仏教窟
☆ 32窟〜34窟ジャイナ教窟


観光客は、圧倒的に 南に位置する1窟〜16窟しか観光しないので、
北に向う17窟以上は、、道は? 治安は? と 不安がいっぱい。
「地球の歩き方」にも、、大回りする車道の記載はあるが、石窟前の歩道は記載なし。

衛星写真を繊細に見つめ、、歩道らしきものを確認し、、ナントカなるだろう、、と。



16窟 カイラーサナータ寺院の前の広場を北に向うと、、、明確な指標があった。  一安心である。




前方には一人っこも居ない、、未知の道。  鉄の歩道橋、、、東には高度差のある滝、、池、、、
冒険心が刺激されるが、、、強烈な太陽の光が、不安を消し去ってくれる。



橋を渡って、、、、先の見えない小道を歩く、、、、、、、




道を曲がると、、展望が開ける。   遥か前方に、、観光客が見える。  不安は全く解消した。





■ 17窟 ■





階段を上る主寺院の両脇にシンプルな側室がある。




小ぶりな石窟ではあるが、、中央奥の聖室には、、リンガ。
聖室前の柱は、、重厚な彫刻で満たされている。




岩盤の部分と石窟の対比が、、彫り込んだ人間の精神力を際出させる。




彫刻の彫りは深く、、動きがあり肉感的である。
模様の部分は、極めて繊細。



小さいながらも、、魅力に溢れた 17窟である。








水牛の姿をした魔神マヒシャースラを殺す 女神ドゥルーガー(シヴァの妃)

牛の出てくる彫刻は、、「シヴァ神の乗り物ナンディ牛」 がある。



17窟内部から、、大平原を望む。






■  18窟  ■




リンガ以外は、目ぼしい物は見当たらない。





爽快な青空である。


客待ちするオートリクシャーと、、僅かな観光客。




■  19窟  ■




入口は小さいが、、、内部は少しばかり広い。




聖室両脇の彫像が残る。











左の学生さんが居る所が 20窟、、、正面は、、数に含まれない?





32、33窟のジャイナ教寺院で、、会話した学生さん達、、いつも賑やかである。





■  20窟  ■

立派な柱では在るが、、
未完 ? なのだろうか?



20窟から外を見る



20窟と21窟は隣り合っている。



■  21窟  ■



ラーメーシュワラ Ramesvara  入口前には ナンディ牛が、中を向いて鎮座している。



中に入る前から、、見応えのある石窟である事は判る。
柱、側壁、、繊細で力強い彫刻で溢れている。










↑ 七母神 マートリカー ↑


↓ 右端壁面は、、水牛に化身した魔神を殺す女神ドゥルーガー ↓









柱に彫りこまれた女神 or 天女像の存在感、、
メインではない脇役なのに、、この魅力、、、










憩うシヴァ神とパールヴァティー妃、、下には、カイラーサ山を持ち上げるラーヴァナの姿

↑  カイラーサ山を持ち上げるラーヴァナの話は、、  ↑
「 ランカー島(セイロン)の王ラーヴァナが、旅先で山に上ろうとしたが、彼の戦車は動かない。
その理由が、カイラーサ山で、シヴァ神とパールヴァティー妃が戯れているので、
誰も山を上ってはならない、、、と知り、、激怒する。
それではと、、、10本の腕と怪力で、、カイラーサ山を持ち上げ揺さぶる。
パールヴァティー妃は怯えるが、、シヴァ神は、山を脚で押さえつけ、
ラーヴァナを山の下に閉じ込めてしまう。
許しを請うラーヴァナは、、千年後にやっと許される。  」
と言うものである。

このテーマは、、様々な寺院で見られる。


↓ 夫婦で憩う シヴァ神とパールヴァティー妃 ↓
下には、、シヴァの乗り物 ナンディー牛




水牛に化身した魔神を殺す女神ドゥルーガー




21窟入口で寛ぐ母子、、、




いつも思うのだが、、、インドの人の目は、、眼力は、、強い。
確りと相手を見つめている、、、しかし、、常に親しみを感じさせる眼差しである。
日本で、これだけ見つめられる時は、、非難の眼差しと感じる時である。








■  22窟  ■


↑ ビートルズにこんな絵があった、、、 ↑



正面には、、四角い部屋が彫り残されて、、内部には、ナンディ牛




予想外に広い、、、
どれも単体の彫像だけである。

柱の装飾もなく、、未完であろうか、、


















↑  数に入らない窟?  ↑



↓ 23窟(上) & 24窟(下) ↓


ガネーシャの小窟群



■  23窟  ■

リンガだけである。




■  24窟  ■


ガネーシャが側壁に、、、聖室のリンガは破壊されている。




25窟には少し歩く。
数に入らない窟
■  25窟  ■

大きそうな石窟ではあるが、、、




見るべきものは少ない。






25窟から、、、遠く離れた29窟を見る。




■  26窟  ■

ここも、、大きさの割には、、、見るべきものが少ない。



↑↓  聖室のリンガは健在、、左右に側室がある。  ↓↑


29窟を見る。









■  27窟  ■








外から見ると、、期待されるのだが、、、
彫られたものは立派だが、、数が少ないのである。






  ↑ 野猪に化身したヴィシュヌ神 ↑

↓  三頭神、、持物は法輪、、持物はナーガ、、これらもヴィシュヌ神であろう。  ↓

躍動感が無く、、やや単調、、、


入口部分だけで、、内部はシンプルなままである。




ここで、、、いよいよメインの 29窟へと、、活き込んだが、、、

↓  な、な、なんと、、29窟への道がはっきりと見えているのに、、通行止めなのである。  ↓
滝の裏側を通り、、29窟へ、、、と 絵になる光景なのであるが、、、



どうしようか!!、、と 迷っても仕方がない。
東側(左)に、、車道に向う薮道があり、、車道に出て歩くか???
歩くには、、大回り過ぎる、、、時間がオーバー
引き返すしかないのである。





21窟前まで、、引き返すと、、オートリクシャーが客待ちしている。

29窟、32窟と周り、、中央のバス駐車場まで帰るのが、、3ドル との言い値。


予想外の通行止めで、此方にも焦りがあった。
本来なら、、値切り交渉するのだが、、、たかが 3ドル、、。
そのまま、、オートリクシャーに乗り込んで、、29窟へ向う。




☆ 29窟 探訪記へ






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