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≪ シーギリヤ・ロック 大展望 (シギリヤロック) ≫Sri Lanka Sigiriya Rockダンブッラから大展望 シギリヤロックから大展望 2010-10-02 〜 2010-10-07 スリランカ、シーギリヤ・レディに逢いたくて (1) |
シーギリヤロックを大展望 (左から2番目のギアナ高地のテーブルマウンテンのような山) ↓ ↑ 20km弱 南西に位置するダンブッラから見た シーギリヤロック ↓ ↑ ↑ GOLDEN BUDDHA が シーギリヤロックを 遠望している。 ↑ ↓ 望遠拡大画像 右がシーギリヤ・ロック ↓ 左の山は、、シーギリヤロックに王宮を建設の際、元々在った僧坊を、移した山である。 ↓ シーギリヤロックの超拡大画像 (近くからは見上げるだけで全貌は見えない) ↓ アウヤンテプイのように巨大ではないが、、、 下界とは隔絶された まさにテーブルマウンテンである。
↓ 空から見たシーギリヤロック、、宮殿跡 ↓ 天空の城ラピュタである。
この切り立った岩山を、何処から どうして登るのであろうか? シーギリヤ村から見たシーギリヤロックの南面 爽やかな大空の下、、歴史の哀れさを感じる。 ★★ 『 ゆく河の流は絶えずして、しかも元の水に在らず。 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、 久しくとどまりたる例なし。 世の中にある人と栖と、 またかくの如し。 』 ★★ 鴨長明 ( 1153〜1216 ) さんは、水の流れで例えて名文を残したが、、 シギリヤロックの歴史の一時を知って、 太古から変わらぬ大自然を前にすると 人の人生の些細さを自覚させられる。 が、、、どうせ小さいなら、、、、 小さくても悔いの残らぬ日々を目指そう。 と、、少しは元気が蘇る。 どうせ凡人でも、少しはマシな凡人でありたいものである。
宿泊したホテル Sigiriya Village のプールから、、、 |
↓ シギリヤには空港がある。 ○ が宿泊した リソートホテル ↓ シーギリヤ・ロックは、やや東に傾いた ほぼ南北に長い形状 庭園の中央道が、、やや北によった西方向に向っている。 ホテルは南南東の方向。 西の庭園入口から入る。 ↓ 周囲を囲む堀は、、広く清潔である。 庭園中央を真直ぐ進む。 ↓ ↑ 堀には、ワニが放たれていたらしい。 水の流れを取り入れた庭園の構成は壮大である。 早朝の訪問は、、シギリヤロックは逆光となってしまう。 西洋の庭園を思わせる整然とした佇まい。 風車を動力として、水を汲み上げ噴水もしつらえている。 ペルシャの庭園で用いられている方式であるらしい。 庭園の奥に近づくと、、太陽はシギリヤロックに隠れる。 下界と隔絶されたテーブルマウンテンである。 守りの城としては万全、、兵糧攻めにどれだけ耐えられるか? 望遠で見ると、、、ピンク色のミラーウォール と その上のシギリヤレディの覆われた洞窟が見える。 庭園から大岩の多い階段 (おそらく太古からのシギリヤロックの崩壊岩であろう) 緑に囲まれた大岩群には、、修行場、、微かな壁画 修行場とも説教壇とも見て取れる。 いよいよ大詰めのトンネルである。 自然を利用したとは言え、、効果的な導入部ではないか、、、 石の積み方、、階段の構成、、と美的感覚は非常に勝れている。 造られた 5世紀という時期を考えると、、驚異の才能である。 真下に近づいた。 導入部最後の階段である。 早速 ミラーウォールへの入口となり、、直ぐにシギリヤレディ洞窟への螺旋階段がある。 持参したGPS表示によると 堀の入口が、標高195m シーギリヤロック取付のこの場所が、270m ライオンテラスが、310m 頂上宮殿が、361m 頂上部の南の低い沐浴場が、340m この時点でも西の展望は良い。 ミラーウォールに入って直ぐに、、シーギリヤレディ洞窟への螺旋階段
シーギリヤ・レディの洞窟 シーギリヤ・レディの詳細は、独立ページを作成。 シーギリヤ・レディ全詳細へ
西の大展望 ↑ 倉庫跡の向うに見える大岩は、敵に向って落下させる仕掛けがある。 ライオンのテラスから頂上宮殿部を見上げる。 ↑ ライオンの足だけが現存しているが、、ライオン全体像の前足の間から登るようになっていた。 ↑ ライオン全体像は壮観な造形であったろう、、、 崩壊した頭の残骸が残っていても良さそうだが、、、 シンハラ語で、ライオン=シンハ、 喉=ギリヤ 合わせて シーギリヤ となり、この地の語源である。 ライオンのテラスで一息入れて頂上に挑戦である。 ライオンテラスが、310m 頂上宮殿が、361m 標高差は、、50mである。 ↓ 恐ろしげな階段である。 ↓ 上から見下ろした ライオンのテラス全体風景 |
獅子の脚の間から、、いよいよ頂上部へ 着衣の対照的な現代のシーギリヤレディに壁画の艶やかな姿を重ねながら 華麗なる往時をラビリンス、、、、 いと 恐ろしげな 階段である。 絶景ではあるが、、、楽しむ余裕は全く無い心情である。 ↑ 庭園中央道 と エレファント・ロック ↑ 往時に使ったと思われる岩壁の削った溝跡、、、 とにかく油断のならない階段である。 ↓ 恐る恐る登った頂上部は広大な基礎部分だけの宮殿跡 ↓ ここで、、華麗なシーギリヤ・レディが、、しなやかに、、艶やかに、、住っていたのである。 南の大展望 南の大展望 多くの貯水池が点在している。 5世紀において、、壮大でバランスのとれた美的感覚が見て取れる庭園に 艶やかで魅力溢れるシーギリヤレディの美女群像、、 何にもまして、、この場所を選んだ才覚を思えば、、 カーシャパ(カッサパ) Kasyapa なる人物は ただ単に、我欲の強い愚か者ではない。 稀に見る人物ではなかろうか、、、 ルートヴィヒ2世は、狂気の馬鹿王だが、 未知のカーシャパ王には興味が湧く。 ↓ 未来を見つめるカーシャパ王の姿が重なって見える。 ↓ 携帯に忙しい僧侶、、、、独りで遺跡見学であった。 北〜東の展望 北の展望、、、この山に僧呂を移したそうである。 南、、、、南東方向に宿泊したホテルが見える。
沐浴池、、、僧侶 (カーシャパ王) は孤独に移動する。 シーギリヤ・レディは出番を待つ。
沐浴池 僧侶 (カーシャパ王) は さ迷い歩く。 中央の白い部分が王の観覧席 カーシャパ王の観覧席 頂上の宮殿跡を一回りして、、下りる方が危険な階段を下る。 ↓ 階段下で、、、 ↓ 鉄板を持っていたので、、階段の修理か? と指差しで聴いてみた後で この笑顔、、、 下りて 見上げてみても あなオソロシヤ、、、 |
ライオンのテラスから下りは、、食料倉庫跡から下に下りる。 ミラーウォール、、シーギリヤレディ窟を見上げる。 帰りは、、中央ではなく、やや南よりを駐車場へ下る。
微かに残る壁画の修復
西(南西)の堀から数分の所にある博物館、、、 ブックショップがあるとの情報で期待していたのだが 閉店のまま、、、 シーギリヤレディーのレプリカが設置されていた、、、 自然の超絶景 & 歴史の奇景 素晴しい一時を体験した。 出国前は、、10日間雨の天気予報であったが、、 幸運にも、、、青空の見えたシーギリヤ・ロックの探索であり ラッキーに感謝する事しきりである。 |
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