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≪ アンコール・ワット (東門から入場) 多彩なデバター中心に、、、 ≫

Angkor Wat , Devata

デバター (デヴァター)の撮影を目的とする。

2007/10/27 〜 2007/11/07
2度目のシェムリアップ (22)
アンコール遺跡





東の環濠前の入口


西参道から入場の 07/05/30 の報告記

サンライズ アンコール・ワットの報告記

創建年代は、12世紀前半 (スールヤヴァルマン二世)

西の入口と違い、環濠を渡るのは静寂の林の中

初めてのアンコール・ワットの時は、午後に西の正門からだったので
今回は、午前に東から入り、、、アンコール・ワットを多面的に認識したかったのだ。


環濠を渡り直ぐに、東門 (塔は確認できない)。  窓は表裏共に開放的である。




東門の表面のデバター達




表面は風雨で磨耗しているが、、華麗でかつ端正な美人揃いである。

大きな髪飾りも揃い、ポーズも同じ
伏し目の表情、節度ある胸のふくらみ、細い胴、、と、女性の魅力に溢れている。
(脚が、やや短いが、、、長ければギリシャ彫刻になってしまう)

↓  頭上の模様、、装飾品の彫も繊細である。  →
ポーズも脚の向きまでワンパターン












表面の適度な磨耗で、表情が柔らかく、、色気まで感じそうである。











↓  東門から、第一回廊の東塔門を見る。  ↓
西からの場合は、テラス、経蔵とメリハリがあったが、
こちらは、森のままである。






東門の内側のデバター達



磨耗が激しいようだ。





第一回廊の東塔門、第二回廊の東塔門、中央祠堂と重なって見える。










第一回廊の東塔門



素晴しき青空、、カンボジアの青空は素晴しい。

第一回廊を北東の角から見る、  第二回廊、中央祠堂塔、、第二回廊四隅の塔

拡大図へ





■■  第一回廊外側のデバター達  ■■


頭は自分の頭髪を束ねて結っているようだ。
隣のデバターの腰に手をまわしたり、腰のヴェールに手をかけたり、、と 和やかさが感じられる。









未完成かなと思ったが、、磨耗が激しいのが原因だ。  繊細な彫は残っている。





頭の髪の形がそろぞれに特徴がある。  1人は団扇をかざしている。

画一的なパターン化されたデザインではなく、、、自由な発想の芸術の世界であろう。




石材の色の変化が残念ではあるが、、、、それぞれの出来は良い。




右のデバターは完成前だ、、表面が荒削りのままである。
左は、、大きな輪のペンダント、腰の繊細な飾り、、シンプルな頭、、と面白い。




頭の髪のシンプルさ
目立つ乳首
変わった腰のモノ



← の腰のモノの拡大
お腹のしわ、、と 特徴のあるデバターだ。




↓  口の赤さは、、石材の変化? 着色?  ↓






華麗な髪飾り


未完


未完としても単純すぎる



第一回廊の外側のデバター達は、、様々な意味で変化に富んでいて、面白い。




■■  第一回廊の中のレリーフ  ■■

---  乳海攪拌の物語  ---

これを奇麗に撮るというのが今回の予定の一つであったが、、


飛天の群舞が魅力なんだけれど、、奇麗には撮れないのだ。












中央部




左側の阿修羅の領域




右の端、、神々の領域の最後で指揮を執る猿の将軍ハヌマーン




↓ 参考写真 ↓


















第一回廊を出て、第二回廊を見上げる。

回廊外にはデバターが確認できない、、、



第二回廊の中、、、単純である。





第二回廊を出て、、第一回廊の下に出る。








■■  第二回廊の内側のデバター達  ■■

ここからは、、完成度が飛躍的に上がる。

 第二回廊の内側を左回り(反時計回り)で撮影


頭飾りの華麗さ、多様さ、、そして彫の繊細さ
それぞれのポーズの自由さ、、と

何もかも各段に魅力を増している。







石材の白さは新しく補修したものだろうか、、


この賑やかさ、、、、フランコ・ゼッフィレッリの演出を思い出してしまう。

華麗な演出の見事さよ!!






このグループはややワンパターン、才気に欠ける。





転落事故があったらしく、07/10 から
第一回廊への登りは中止されている。
07/11/03 北東の階段に、木製の階段を被せている。
もう直ぐ、第一回廊へも登れるのだろう。



第一回廊のデバター達の撮影は、次回の宿題である。

メリハリのある彫

唇の厚さ、、お腹のしわ、、がチョット気になるが、、

肩に手を回す仲良しデバター
抱かれたデバターは恥ずかしいそうである。



北面





格子窓とデバター達のバランス、、、、これらの組み合わせが実に心地良い。





↓ 髪飾りの華麗さ ↓
脚がチョッと短すぎるか、、、






仲良しデバター、、脚の方向は反対



仲良しデバター、、脚の方向は同じ





殆んど同じの3人デバター  (首飾りが違う)




肩に手を置いている






腰のヴェールが前から肩にかかっている。
手首にかけているのが多いのだが、、
ソフトクリームのような髪型






腰のヴェールの掛け方が3人とも違えている。












左のデバターがシンプルすぎる、、、









額の上の髪飾り、、その上の飾り、、首飾り、、
そして、腰のヴェール模様まで、、彫の繊細さは特筆モノである。

大勢の彫師達が、、永年に渡り彫り続けた結果という
この素晴しい場所を、、私は永年知らなかった。

イタリアの圧倒的な石の文化、彫刻、寺院建設に魅されたのがきっかけで
ヨーロッパ一辺倒の旅行を続けていたのだが、、
食傷気味になって、気紛れでやって来たカンボジア、、、

ヨーロッパの生々しい人間性や表現力はないけれど、、
この素朴な表現力は、、これはこれで魅せてくれる。



世の中、、まだまだ知らない魅力がありそうだ、、、、



何もかも、多様であるデバター達。  この壁面の作者の多彩さが溢れ出ている。




手をつなぐ仲良し、、大げさな動き。    堂々と肩を抱く仲良し




第二回廊の中から外の十字回廊を見る。


現在地を確認








各人各様にダイナミックな動作、、こんなに動きのある壁面は珍しい。




手鏡を見るデバター




南面にいる (西の気球)



東を見る





華麗なデバター達は続く、、、
腕を組むデバター




順に隣の肩に手を置くデバター達。




腕を組むデバター達




肩を組み、、隣のヴェールを触り、、(他にもあった同じ発想)




仲良し家族、、、母娘が同じシャツ同じズボンをはいているので、
脚の位置がややこしい。











■■   十字回廊のデバター達  ■■


ここは、、通路の横なので、、観光客にさわりまくられている、、
赤く磨かれたデバター達だ。














やはり、、胸が一番に触られているのだろうか、、










■■  第一回廊西面  ■■



レリーフ、、、、、もう食傷気味である。





↓  観光用気球が目立つ (望遠撮影)  ↓
第一回廊西のテラスより

気球はただ上昇して、留まって下るだけだそうだ。
気球で遊覧するのではない。







■■    一番外側の西塔門の内側のデバター達    ■■


一面の繊細さが目立つデバター達

地面の装飾の華麗さでイメージは違う。






背景の華麗さの中、、中央が主人で、両横が付き人か、、、




手鏡を見るデバター (珍しいわけではない)




団扇を持つデバター (これも他に何体かあった)







有名な歯を出すデバター (西塔門の南横)




歯を出すデバター


歯を出すデバター拡大画像

彫りの繊細さは素晴しい。








腰のヴェールの繊細さは注目である。









↓ 植物の枝を担ぐポーズ ↓
彫が浅く立体感には劣るが、繊細さは素晴しい。
お手手をつなぐデバター










第一回廊西塔門を出て、、、一段落である。



多彩なデバター達、、記録して分類しなければ、、理解できないだろう。

今回は、、可能な限り目立つデバターを撮影するという事に主眼を置いた。
ま、、現在のところは満足した結果である。


西参道から入場の 07/05/30 の報告記

サンライズ アンコール・ワットの報告記







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