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≪ 少数民族トン族の村・程陽景区の風雨橋、鼓楼 ≫程陽永済橋少数民族トン族の村・三江、龍勝棚田、桂林 (1) 11/07/07 〜 11/07/12 |
↓ 程陽景区 馬鞍寨 の風雨橋 ↓ 程陽永済橋
訪問前に知っていたのは、風雨橋と鼓楼の小さな写真を数枚のみだったので、 その個性的な構築物に、未知の御伽噺的な文明世界を感じ、、密かな憧れがあった。 場所は、、桂林から1日行程で、三江に辿りつき、そこから山間部に上る と言う 観光としては、、相当にマニアックな場所である。 ↓ 三江 (古宜鎮) から潯江を離れ、支流の林渓江を遡る。 ↓
GPS軌跡によると、三江西岸から 走行距離 19km、1時間 で程陽景区 に入る。 ↓ 程陽景区入口の観光用の門 ↓ ↓ 大型駐車場から見た程陽の田園風景、、、 ↓ 風雨橋と鼓楼のみの写真しかイメージが無いので この無垢なる田園風景に、、何が出てくるのだろうと期待が膨らむ。 遠くに、、風雨橋が見える、、、が、、どこか違う。 ↑ これは、現代に作られた実用橋であった。 ↑ ↓ 現地の看板 ↓ 全く地域のイメージが出来ていなかったが、これで少しは把握できる。 程陽景区は、1〜2kmの距離に、 馬鞍寨 岩寨 平寨 平坦寨 東寨 大寨 吉昌寨 平鋪寨 の寨という 8村落が点在している。 全てではないが、風雨橋、鼓楼がある。 駐車場から 2〜300m歩いて、、程陽永済橋の登場である。 ↑ 現代の風雨橋 vs 程陽風雨橋 ( 程陽永済橋 ) ↑ 程陽風雨橋 ( 程陽永済橋 ) 全長77.6m 1912年建造。 現存最大の橋。 両端に3層の切妻屋根、真ん中には、上部に相輪が突き出ている方形屋根が3棟 と、変化に富んだデザインである。 これだけの造形力のある文明は、只者ではない、、、 他にも、知的な芸術性ある文化が育まれているのでは、、 と、期待して当然であろう。 それが、少数民族と言えば、、少数精鋭の民族と勝手にイメージ、、 |
馬鞍寨の地図 東西に、2〜300mの範囲 ↓ GPS軌跡 と GOOGLE EARTH の合成画像 ↓ 地図とGPS軌跡は一致するのだが、衛星画像は 50m程 東西にずれている。 衛星写真も都市部に比べると、粗いので、Google も適当なのだろう。 永済橋たもとから川向こうの馬鞍寨を見る。 瓦は乗せているだけ、、三江の鼓楼でも確認したのだが、、乗せているだけなので危険と感じるのだが、、 橋は、全て杉材、床も板である。 本来、村民が憩うベンチは、今や全て観光用の土産物展示に使われている。 ↓ 橋を渡って、馬鞍寨 側から撮る。 ↓ 釘を使わずに、、木組みだけ、、、 屋根瓦を乗せている台板は、、、何で 梁に固定しているのだろう? 上下の端で固定しているだけ? 橋の中央から 林渓河の上流方向を見る。 水田への揚水をする水車が至る所に見られる。 水車の桟は竹製。 デジカメ機能の進化
便利な世の中になったものである。 |
橋を渡って、馬鞍寨 側 観光客は、、中国人、西洋人だが、、疎らと言うべきか、、、 メイン通りを右に折れ、小さな鼓楼のある高台に向う。 腰の曲がったおばあさんが見え、、如何にも僻地の村ののどかな光景に見えるが、、 これが大変、、、よくある子供の土産物売りが、、ここでは おばあさんがひつこく迫って来る。 老人に対する敬意や思いやりの心を、強烈に閉ざさねばならないので 観光地としてのイメージが、暗くなってしまった。 鼓楼のある高台から村を振り返る。 鼓楼と広場 集会や祭りの場 鼓楼の内部、、、おじいさん達が集っていた。 太鼓が低い位置にぶら下がっている。 この位置だと連絡用に響くのだろうか? 観光用ではなく、現在も村の実用の憩いの場の用である。 七層の屋根の内部 三江の大鼓楼は最上部近くまでの階段があったが、、ここには見られない。 広場には鼓楼の他、舞台がある。 日に2回踊りが披露されるそうである。 広場の南端から林渓河方向を見る。
鼓楼前の高台を下りる。 村のメイン通り、、、ホテル、民宿、、内部が判らないので表現に困るが、、宿泊施設やカフェらしきものがある。
村のメイン通りと言っても、200mで村を突き抜ける。 コの字に湾曲した林渓河の上流に出る。 ↑ 左が岩寨と合龍橋、 正面が 平寨 の小学校? ↑ 切妻屋根が2棟だけの合龍橋 と 岩寨の鼓楼 合龍橋 と 岩寨の鼓楼 平寨への渡りとなる合龍橋 合龍橋は、、観光客はここまで来ないのか、、おじいさんが2人だけ涼んでいただけ。 岩寨 岩寨の鼓楼は、15層の大鼓楼である。 質素な村の在り様と 鼓楼の存在感は、目立ちすぎるのだが、、 村の鼓楼への思い入れは、、それだけが飛び抜けているように思う。 村同士の対抗意識の積み重ねか? イタリアのサンジミニャーノの塔の場合と同じか、、 歩いていて目の前を通り過ぎた、、、その太りぶりに驚いた、、トカゲ? 来た道を戻り、、程陽永済橋まで、、、 馬鞍寨側から撮る。 |
伝統の風雨橋を離れ、、昼食の為に、、現代の風雨橋を渡り、対岸のホテル?に行く。 造形は立派な伝統にのっとった風雨橋であるが、、土台は現代的なアーチ橋
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角度を変えて程陽永済橋を撮る。 現代の風雨橋の下から、、、永済橋、水田、水車、林渓河のせせらぎ、、アーチ と面白いアングルである。 イタリアのバッサーノ・デル・グラッパに架る ポンテ・ヴェッキオ(コペルト橋)を思い出した。 2006/05 バッサーノ・デル・グラッパ訪問記へ |
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