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≪  紅橋市場、カンフーミュージカル  ≫

紅劇場 ( 功夫伝奇 )


2度目の北京、独り歩き (9)
2014/05/21 〜 2014/05/28




紅劇場のカンフーミュージカル開演時間は、夜 7:30 なので、
地下鉄天檀東門駅近くの 紅橋市場を探索する予定で早めに着いた。

北京滞在中に、何か劇場に挑戦する予定は、出発前にたてていた。
京劇や雑技では面白味が無いので、海外からの音楽・バレエ公演でもあれば、、と探したが検索できず。
カンフーミュージカルなら、ミュージカルなんだから少しは見所があるだろう、、と選択肢に入れていた。
紅橋市場は、、今後の参考の為の探索だから、、購入した荷物が増えるなんて考えもしなかった。







地下鉄天檀東門駅の東北の出口(B) から出て、夕方5j時半なので交通量の多い体育館路の信号を北に渡る。
紅橋市場は、直ぐに見える。





↓   紅橋市場 正面(東面)   と  南面の PEARL MARKET 表示  ↓
裏には、玩具市場 の看板が見える。 ↓




1〜2階は、衣服、カバン、お茶、眼鏡、、etc なんでもありのまとまりのない店舗配置のようだ。




ザッと見て殆ど興味は湧かないので、エスカレーター横のアイス売場で休憩。
コーンで2種類を頼んだら、、2種類はカップだけ。 20元渡したら5元のお釣。
今回の北京では、4元のアイスから5元の飲み物まで、、全て現地価格で応対。
ただの一度も、、外国人に対するボッタクリはなかった。
庶民レベルでは紳士の国である。
帰国時のタクシーでさえ、生真面目にお釣をくれた。
エスカレーターで、 3階まで、、、特に目標は無い。

真珠、宝石の店が並ぶ。  天井はガラス張りだ。 専門街らしい。




↓  ブラ〜ッ と周っていると、、雑貨、土産物屋らしい店が、、、、  ↓



ありふれた土産物屋のお姉さん、、熱心な呼び込み !!

全く欲しい物なんて見当たらない、、、

ひつこく迫ってくるので、

デジカメで 潘家園旧貨市場で撮った 「 歓喜仏 」 の画像を見せると、、

咄嗟に、、山積みのガラクタと思えた中から、、↓ の歓喜仏を取り出した。


「 お〜ッ! 」 と 感激 !!


Annie さん
小さ過ぎるが、綺麗な歓喜仏だ。   即、、買う気に!!

所がである、、、値段が 2900元と メッチャクチャ !!
こんなもの 1000円 以下である。
価格の差は極端だ、、、、、

電卓を交互に叩きながら、、、

歓喜仏なんて何処にでもあるものではない、、
私は、、まだ一つも持っていない、、
これを逃せば、、暫くは、、無い、、


疲れ果てて、、120元 ( 約2000円 ) で妥協。

しかし、、これだけでは終わらなかったのだ。


Annie さん、、
他に欲しい物は無いかと、、迫ってくる。

今度は、、琉璃廠街で撮った 陶美人の画像を見せる。

直ぐに隣の店舗へ、、、
(貰った名刺を見ると、、3階に7店舗も展開している。)


↓   お〜ッ!  と 感激    ↓      

今回の中国訪問の  最大の目的である。  仏山市の陶器街、広州の空港、で見かけて以来、欲しかったのだ。



↓  カタログの存在を知ったのが大きな収穫だ。  ↓
林偉東、醉春陶、、林及河、、名前が判れば、ネットで検索できる。

広州の空港の免税店での値段は、380元表示だったので、、それが価格の上限である。

Annie さんの表示は、、1800元 とマタマタ べらぼう〜

結果的に、、200元 で購入する。
この値段は、納得価格である。

帰国時の重量制限が気になるので、、購入したのは、1体のみ。
帰国後に眺めて見ると、、期待以上に 繊細な造りである。
顔の品位を感じる美しさ、、、指の表情までもが、、洗練されている。
両手の 腕輪 は分離していて自由に動かせる。 身体に付着してはいないのだ。




足元の鳥や花も、一体成型等ではなく、
一部品毎に、成型して貼り付けている。

手作りの手間は、、マイセン磁器人形に劣らない。
リヤドロなんかは遥かに凌駕している。

恐るべき中国の陶磁器職人達、、、

数千年の歴史の、、宮廷芸術の伝統は、、
近年の共産主義体制、特に文化大革命の破壊に、絶やされていない。

書の奥深さ、現代の映画製作にも感じられる、、中国の奥深さを見過ごして、
共産主義国家の愚かな産物をのみ、軽んじていてはならない。

予定外の 大きな荷物を抱えて、、カンフーミュージカルへ、、、





■ カンフーミュージカルのチケット手配:

ネット検索で様々な業者を比較していた。  業者のホームペ−ジの完成度や提示価格から判断して、、
北京ガイド
中国旅行達人 とめぼしを付ける。
北京ガイド: 立派なHPで会社案内があり、住所が明示されていたので、、
他の音楽公演の情報も得たかったので、、ビジネス街の探訪も兼ねて訪問する。
所がである、、なんと訪れた部屋は別会社である。 『北京ガイドなんて知らない』
郵便受けも中国郵政。  ホームペ−ジの立派さは信用できない。

中国旅行達人 サイトにネットで申し込む。
当日のチケットだが、的確にゲット出来た。
開演前に、劇場前で待ち合わせ、席に案内されて現金払いだ。
←  バス路線は全て、
北京体育館(紅劇場) → 北京体育館西 (天檀東) → 法華寺(紅橋市場)
なので、、帰路は一区間だけだが楽チンだ。

劇場前で中国旅行達人が名前を持って待つ。
座席まで案内されて、料金を払う。
観客は、、2〜3割の入りだ。
殆どが西洋人の団体で、一番安い2階席と両サイドに陣取る。
中央の特等席は、、中国人家族のみ。

私の席は、中央の前から4列目。
ガラガラなので、開演前に良い席に移動する。


公演は、、素晴らしい演出と、、鮮やかなカンフー技、、真摯な演技太態度で好感が持てた。

↓      撮影禁止なので、、パンフレットより画像引用   ↓







観客席まで使用する刺激的な演出、、大音量の迫力、、
あっと言う間の1時間半だった。



カーテンコール
素晴らしくて敬意を表するのだが、、、
終わってしまうと、、何の感動も残らないのである。

毎夜毎夜、、自宅で、マリインスキーやボリショイのバレエを見て、
ヴェルディやモーツァルトの魂に響くオペラを堪能している私には、
贅沢な願望が基準になっている。

せめて、、本編の後に、女性陣のしなやかな群舞がレヴューとしてあれば良かったのに、
登場する若い女性は一人だけ。 母親役を含め女性は二人だけだ。。
後は、、全て逞しき男性陣に圧倒される。


帰りの劇場前は、、団体送迎の車で満杯だ。
高額なオプション料金を払っているのだろう。

貧乏人は、、1元のバス と 2元の地下鉄を乗り継いで 帰る。






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