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≪  静安寺、上海博物館  ≫

静安寺   = 魏蜀呉の三国時代創建
上海博物館=陶磁器(陶瓷)が魅力的


初めての南京・2度目の蘇州・杭州・5度目の上海 (32)
15日間一人旅  2015/04/28  〜 2015/05/12




□  静安寺  □

魏・蜀・呉の三国時代247年の 呉の領土に創建された真言宗寺院。

文化大革命の際に徹底的に破壊され、1972年火災で焼失し廃墟となる。
1984年より再建が開始される。





地下鉄の駅から地上に出て驚いた。   なんだ! この金ぴかは!
修行を積み重ね、、無=悟り を目指す空間で、、俗世の欲望とは無縁の筈!!
それが、、成り上がりの秀吉の様に、、金、金、、で自己顕示。






例外なく一律に 50元の功徳金が入場料
軍人、子供、老人は、別扱いに慣れていたので、
有無を言わさずに  50元 ! これにも驚いた。




超現代的な大都会の上海の中心で、、歴史ある名刹、、
何から何まで 金、金、金 と、、無我の悟りとは正反対の自己顕示の極み。




大雄宝殿



鐘楼と鼓楼









大雄宝殿内部は、、彩色無しの木造だ。




ご本尊の釈迦如来像


そっけなさに驚く。

屋根等の外見のど派手さに比して、

この存在感の無さは ???



↓   杭州の浄慈禅寺の御本尊  VS  静安寺の御本尊   ↓

顔の慈悲溢れる表情に対して、、静安寺は??
↓  細やかにデザインされた出来栄えが、心を込めて制作に当たったのが伝わってくる浄慈禅寺に対し、
静安寺は、、、まるで製作中で、これから親方が細工をするというような状態だ。  ↓

外観の成金趣味の極地 と 本尊の軽さ の距離感に、、心穏やかではない。



大雄宝殿の背面




大雄宝殿の 1階部分、、、工事中のようだ。




大雄宝殿の背後

ここも 1階は工事中のようで、、コンクリート打ちっぱなしに 仏像群、、これらは普通に素晴らしい出来栄え。



2階に上り、、天王殿、鐘楼、鼓楼へ、、




山門の上が天王殿、、、ご本尊の弥勒菩薩




普通は、背後に韋駄天菩薩と 四隅の東西南北に4大金剛像の配置なのだが、、
左右に、、伽藍菩薩と韋駄天菩薩だ。





天王殿からの展望




まるで、、皇帝の宮殿の様である。




左右の建物に配置されている諸仏




僧侶の部屋ではなくて、、従業員の部屋



静安寺向いの静安公園、、、小さいが普通の公園だ。





□   上海博物館   □


北からでも南からでも入れ、無料である。

中央が吹き抜けになっており、各階の周囲が展示室となっている。




□  中国古代彫塑館

唐代の天王石像  ↑                菩薩漆金彩絵木彫像 ↑
                                     ガンダーラ佛かと見違えそう。 金の時代(1125〜1234)



↓  千佛石碑                 




↓  菩薩漆金彩絵木彫像  ↓

衣装の繊細な装飾が魅力的だ。





□  中国古代青銅館



繊細な装飾が付けられた物が多い、、保存状態がとても良い。







青銅器の製造過程の展示






□  中国古代陶瓷間


素晴らしい絵柄だ。




ありふれた様に見えるが、、絵付けの熟練度は高い。




染付けも、、選りすぐったものが収集されている。




意外と現代的な文様である  ↓




絵付け花瓶




食器、、





□  中国歴代書法館


作品数は少ないが、、

私の気に入った作品  ↓ →





一階南側に、、書店と陶磁器等の販売

当然ながら、、メッチャ高い値段が付けられているが、、
私のお気に入りの賑やかな花鳥のお皿のレプリカはなかった。





期待以上に見るべきものが多かった。  満足である。






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