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≪  平遥 : 双林寺   ≫

明時代の彩色塑像


洛陽(龍門石窟)、平遥、太原、北京 一人旅 (9)
2015/11/02 〜 2015/11/16













平遥古城北門を出て、、中都東街で、バス停を探すが見つからないので、
平遥汽車站の方へ探しながら歩き、、結局、汽車站までは停留所はない。
汽車站の広場前に、停留所があり、、103路でなく、108路が屯していた。
108路は、、汽車站←→高鉄火車站を、左回り+右回りで運行して、
途中に、、双林寺站がある。


108路バスに、3元を払い乗車、、、
古城北門付近では、停留所標識は無いが、2度停車して客を乗せる。
平遥火車站付近でも、停留所標識は無いが、5度も停車して客を乗せる。
( 停留所がないと、路線のルートが判らないので、バスに停車サインを出せない!! )


途中から、荒野に広い道路だけとなり、チョッと不安になり、、事前登録したGPSルートと睨めっこ。

↓  突然に、厳しい赤い城壁に人家の気配、、、ここでバスは Uターンして停車、、双林寺バス停である。  ↓
停留所は、道路の両側にあるが、、内回りも外回りも 同じ双林寺側に停車し乗降する。
帰路は、、内回りか外回りかを運転手に確認する必要がある。



↓  双林寺山門   と   橋頭村の村落の佇まい  ↓




拝観料 35元、、私は 老人免費


双林寺の創建は、、
北斉時代571年の修理記録があるので、それ以前。


現存しているのは、、明時代の 建物と塑像群。

彩色泥塑像は、、2056尊で、
精緻な造作がそのまま現存している。
ただ、、彩色は、、相当に退色・剥離している。



山門内の前庭、、、↓ 左の砦のような門をくぐると境内となる。   右端にトイレ、、↓





先ずは、、  ↑  天王殿  ↓

見慣れた天王殿は、布袋に化身した弥勒菩薩に四隅に四大金剛像、背後に韋駄天菩薩、、なのだが、
双林寺は、、そのイメージを覆す。  天王殿だけではない。

↑  前面に、、四大金剛像、、内部には御本尊、、左右にも、、名称不明  ↓





御本尊の後背は、、繊細華麗な浮き彫り、、、往時の彩色を想像するだけで、、素晴らしい! と思う。




天王殿の脇を奥へ、、、

チャーターバスで来た写真学校の生徒達で賑わう。




壮大な世界だ、、、本来ならば、、極彩色に金箔、、、




↓  釈迦殿  ↓

カメラで、、はしゃぐ 学生達



比較的、、色が残っている。  朱色、緑、、金、、、  壁面一杯にレリーフ、、これも塑像なのだろう。




邪魔な鉄格子を避けると、、角度が悪い、、が、、、神々しさは感じられる。




左右の壁面、、、



明時代そのまま、、、良くぞここまで残されているものだ。

支那 China の宗教施設は、、歴史的であっても現在の祈りの対称なので
ピカピカに補修されているものが多いように思うのだが、、、





奥へ向かう。





双林寺の仏像構成が、、今までの体験と違うので、、
どのお堂での撮影かが、特定できなくなった。





大雄宝殿、、大樹は、唐代のエンジュか?




大雄宝殿内部



ご本尊と言えそうなのが、、左右に2尊ずつ、、中央に前後に重なって2尊



↑   両端の彩色は綺麗に残っている。   ↓



五体は、、頭部に冠、、、、羅髪は中央の赤いマントだけ、、(後世?)

↓  重なった中央   ↓




大きくうねる海流を背景にすると、、立体感が強調されて、、世界が広くなる。





↑  千仏殿 ↓



観音像であろう、、、  緑だけが良く残っている。









最奥部の娘娘殿





大きな女性像は5体、、





城壁と言うべき周囲の塀



左右の側殿を覗いて帰る。


鉄格子の内部で、専門家が助手を従えて、、複数のフラッシュを焚いて撮影していた。

最も華やかな一郭だ。













その内容から、、特異なお寺である。

事前情報は、”塑像がある” と言うだけで、、平遥古城から近いという理由で訪れた。
その塑像が、、こんなに 多彩で魅力的だとは思いもよらなかった。

心して訪れていたならば、、もっと詳細に観察記録していただろうと、、反省しきり、、、



平遥火車站に戻ったのが  16:30     予約した K866 は 18:37  2時間もある。
1 列車前に変更依頼したが、、そんなに甘くない。  全く残席はない。

平遥の街を ブラブラ、、、平遥古城の西門から西大街を往復、、

K866 は 10分程遅れて到着。
平遥火車站のホームは、、停車位置の標識がない。  5号車は何処に停車する?
駅員に何度も 乗車券を見せて、、停車位置まで移動する。

到着した列車は、、在来線の常、、立ち席も満席の超混雑。  ノロノロ走行も苛立ちを増す。
「K」 に乗る度に、、「もう止めよう!」 と思うのだが、、「1時間チョッとの我慢だ! 」 と選択してしまう。
ほぼ時間通りに 太原 に到着。




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