11月2日に北京に着いて、北京西駅前のホテルに行く前に、北京大劇院の BOX
Office でチケット購入する。
ホテルにチェックインしてから出直すと、BOX
Officeの営業時間内に間に合わないので、、大きな荷物を持ったままだ。
11月10日から BAYADERE 3公演を全て購入する。
座席は、、、高額席は結構希望の席が空いていたのだ。
翌早朝から洛陽へ向かい、11/10の公演当日に北京に戻る。
BAYADERE 公演を堪能して後、、贅沢かなと チョッと迷ったのだが、、
僅かな費用を惜しいで、後で大きな後悔をするのは避けたいと、、残りのオムニバス
2公演のチケットも購入してしまった。
座席は:
11/10 バヤデール : 1層楼座 1列15座 1080元 A平土間後ろの中央の最前列通路側 (最高の座席だ)
11/11 バヤデール : 1層楼座 2列42座 820元 B平土間後ろのやや右2列目通路側 (良い座席だ)
11/12 バヤデール : 1層楼座 11列17座 680元 C通路側だが後列なので、、舞台は全て見えるがやや不満。
11/13 オムニバス : 1層楼座 1列15座 960元 A初日と同じで、、最高の席だ。
11/14 オムニバス : 池座(平土間) 13列16座 1080元 D平土間後列の通路側 (前席の頭がやや邪魔)
合計 4620元
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↑ 左右に人がいると窮屈だが、、通路側だと自由度が増す。 前列の無い最前列は最高だ。 ↑
↓ 2列目だが、、視界に死角はない。 舞台は全て見えるが、、左右のバランスも我慢の範囲内だ。 200元も安くなるのだから、、
↑ 舞台は全て見えるが、、、視界に壁が入る。 私は、10倍の双眼鏡で見るので、、壁は視角外となる。
↓ 前席に背の高い人が座ると、、頭が邪魔になる。 この人は、、公演中は、、身体が沈んでいたので、、あまり気にならなかったが、
北京大劇院は、、入場の際のボディチェックでカメラは、クロークに預けさせられるが、、携帯電話は持ち込みOKなのだ。
殆どの人が、、スマホや 大きなタブレットで写真を撮り捲っていた。
私も今回は、、、ガラケー持参で記念撮影を撮ったが、、、さすがに ガラケーである。 暗いとフォーカスが滅茶苦茶、、、望遠ダメ、、、
カーテンコールの画像は、意味を成さない。 ↓
↑ 観客席の 幽かな明かりの数々は、、スマートホン の ディスプレー の明かりである。 ↑
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↓ さて 公演の方だが、、 ↓
出国前に確認した配役は、、現地では変更されていた。
実際の公演日程と配役、、赤字がお気に入りのダンサー達
10 Nov
Bayadere
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Nikya : Anastasia Matvienko
Solor : Vladimir Shklyarov
Gamzatti : Elena Yevseeva
Golden God : FilippStepin
Slave : Konstantin Zverev
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11 Nov
Bayadere
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Nikya : Kristina Shapran
Solor : Andrey Yermakov
Gamzatti : Anastasia Kolegova
Golden God : David Zaleev
Slave : Alexey Kuzmin
Uliana Lopatkina ではなく、 Kristina Shapran に変更
Kristina Shapran が神秘的な美貌の化粧、、、 |
12 Nov
Bayadere
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Nikya : Oksana Skoryk
Solor : Kimin Kim
Gamzatti : Ekaterina Chebykina
Golden God : VasilyTkachenko
Slave : Konstantin Zverev
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13 Nov.
Omnibus
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I. Part : Scotch Symphony
Anastasia Matvienko , Vladimir Shklyarov
Elena Yevseeva
2. Part : "5 Tangos"
Uliana Lopatkina , Andrey Yermakov
3. Part : In the Night
1st couple , Nadezhda Batoeva , Vladimir Shklyarov
2nd couple , Kristina Shapran , Konstantin Zverev
3rd couple - Oksana Skorik , Yuri Smekalov
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13 Nov.
Omnibus
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1. Part : Scotch Symphony
Anastasia Kolegova, Konstantin Zverev
Nadezhda Gonchar
2. Part : "5 Tangos"
Nadezhda Batoeva , Vladimir Shklyarov
3. Part : In the Night
1st couple , Anastasia Matvienko , Filipp Stepin
2nd couple , Viktoria Brileva , Evgeny
Ivanchen
3rd couple , Uliana Lopatkina , Andrey
Yermakov
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愛用の双眼鏡
Leica 10倍 X 20口径
で 詳細を満喫 !
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丁度 人の全身が視野に入る。
終始 双眼鏡で個人を追う。
踊り手の眼差し、
しなやかな腕から指の先までの動き
上げた脚の先までの勢いまで、、
真剣度、心意気まで繊細に見て取れる。
気の抜いた仕草はてき面に目に付く。
舞台の前部と奥での焦点のズレは:
1層楼は、舞台全域で焦点は合う。
平土間からだと、、焦点が若干狂う。
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↓ 以下の画像は、、、、当日の映像ではなく、、手持ちの映像データより取ったものである。 ↓
画像があれば、当日の記憶を蘇らせる助けにはなるだろう。
■ La Bayadere
指揮は、ゲルギエフではなく Alexei
Repnikov
と 記憶にない人。
オーケストラは、Mariinsky Orchestra だが、、バイオリンの音が微かに幅がある。
音程が揃っていないのだ。 管楽器の技量も平凡。 マリインスキーの 二軍が来たようである。
ボリス・グルージンあたりが指揮すると、、マリインスキーも ビシッーとメリハリのある演奏をするのだが、、
初日の、、Matvienko と Evseeva は、、日頃見ている映像と同じく、、艶やかで魅力的。
旅の公演であっても、、緊張度に緩みは感じられない。
王女とニキアの諍いは、、シリアスでリアリティ抜群だ。
Matvienko は ガムザッティの映像が多くて、ニキアの映像は数少ない。 Evseeva は地味だが穏やかな笑顔が魅力的。
↓ 壷の踊りは、、期待通り Oxana Marchuk だ。 ↓
Oxana Marchuk はまだコールドなのに、ドンクホーテのキューピット、眠り姫の赤頭巾と、格別のチャンスを与えられている。
↓ 影の王国の3人のソリストは、、 Nadezhda
Batoeva、Yekaterina Ivannikova、Nadezhda
Gonchar
バトエバは、、アクション一つ一つが基本通りに丁寧、、爽やかである。
↓ ヒンドゥダンスの女性は、、Anastasia Petushkova (プログラムでは Olga
Belik になっていたが、、)
ヒンドゥダンスの Petushkova の迫力のある脚には圧倒される。
主役は日替わりだが、、これら脇役は 3晩とも同じであった。
↓ La Bayadere の振付は、、2014年の後半に若干替わっているのに、、今回は古いバージョン。 ↓
Golden God と一緒に黒人の子供が出てくる旧バージョンであった。
踊り手以外の、、、槍持ち、ソロの友人の兵士6人以外の兵士は、、皆 中国人である。
団扇ダンサーに東洋人が2人見られたが、、一人は 石井久美子さんだろう。
子供は全て中国人 (壷も黒人も)
↓ 影の王国の導入部が、、、美しい音楽と共にお好みの場面なのに、、舞台前面に薄いベールを降ろし、
幻想的な雰囲気を出そうとしているのだが、、、美しいものはクッキリと見たいのだ。
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★ 2日目 Kristina Shapran と Anastasia
Kolegova
Shapran は、、若くて美人だが、、冷めたような美人の映像しか見ていなかったので、殆ど興味はなかったのだが、、
今回は、度肝を抜かれる程に驚いた。
眼の回りのメイクが、、高級化粧品のグラビア写真の様に男心を吸い込んでしまうような、、深淵さ !!
Shapran の映像は、前の Stanislavsky 劇場時代のものが多い。 (2011〜2014)
Mariinsky に移ってから 飛躍的に レベルアップしたのかもしれない。 楽しみだ。
Kolegova は、、淑やかに品良く踊り、、お気に入り、、、いつもながらの
Happy Time !
(ただ、、綺麗な顔に、つけまつげの目立つのに違和感)
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★ 3日目 Oksana Skoryk と Ekaterina
Chebykina
Skoryk は、、チョッとキツイ顔に見えて、、、感情表現が薄く感じてしまい 感情移入が出来なかったので、、興味はない。
2ヶ月前の 9月に プリンシパルに昇格したのには、、「なんでぇ〜、、他に居るだろう!!」 と違和感を覚えた。
今回も、、印象は変らなかった。
Chebykina は 伸びやかで ダイナミックな動きが 大のお気に入りだ。
イタリアン・フェッテが、、、珍しく右足を上げるのが刺激的なのである。
ガムザッティ や DonQ の森の女王 で楽しんでいる。
Kimin Kim はいつもながらの 高いジャンプで魅了するが、、 2幕後半で 着地に違和感があった。
3幕への休憩が 35分と長く、、何かトラブル発生と予想したのだが、、、
3幕の Solor は、、前日の Yermakov が代役となっていた。
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★ 4日目 と 5日目
メンデルスゾーンの スコッチシンフォニー (オーケストラ伴奏)
5 Tangos (録音再生)
In The Night (ピアノソロ伴奏)
主役メンバーは日替わり。
■ Scotch Symphny
13日 : Matvienko と Evseeva? (
Evseeva の満面の笑顔がトテモ魅力的 )
14日 : Kolegova と Gonchar
■ 5 Tangos
■ In The Night
この手の演目は、、予想通り、、あまり面白いモノではなかったが、、、北京の聴衆は、、La
Bayadere 同等に満席で、、
ロビーでは、、一般の愛好家よりも バレエ関連の人達が多かったように思う。
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5夜連続の Mariinsky Ballet の実体験、、、
帰国後、いつもの様に 毎夜の如く バレエ映像を見るが、
2次元の画面に、リアリティが増して、、
より一層 細かい所が見えてくる。
楽しい限りだ。
今後は、、Alina Somova 鮮やか過ぎる脚、、
Oxana Bondareva の 元気な踊り、、
の 実体験の機会に遭遇する事に期待する。
( しかし、、日本の劇場では、、興味は湧かない。 )
↓ 蛇足 ↓
( 同じ11月に、Osaka Festival
Hall での公演があったが、行く気はしなかった。 )
( ソーモアがジュリエットの予定だったのが、直前にソーモア来日せず、シュリンキナが代役 )
( 公演の前日まで、ソーモアの名前のまま、残席ありと 新聞広告していた。 )
( Osaka は 文化的には、、、ピッピッピッー だ! )
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最終日のロビーにて
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一階西側のCAFEでの
エスプレッソがお気に入り。
最初に来た時以来、、
毎回味わっている。
マシーンで淹れているが、
苦味だけでなく
濃厚な旨みも出している。
我が家の味に近いのだ。
普通の大きさのコーヒーカップを
大量展示していたので、
販売しているのか? と訊いたが
非売品だそうだ。
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最終日は、、土曜日で 終演も10時前だったのだが、、
地下鉄の天安門西站が 閉鎖 !!
劇場の警備員が説明してくれるのだが、、理由は判らない。
全くの想定外の出来事なので、、私は パニック !
C出口だけが閉鎖なのか、、駅が閉鎖なのか、、1号線全線が閉鎖なのか?
劇場正面のバス停から東行き路線に乗れば良かったのだが、、
パニック状態の私は、、他の出口は開いていると思い移動、、、ウロウロと、、
結局、、前門から2号線で帰る羽目になってしまった。
天安門広場 そして 土曜日なので、、テロ警戒の為の閉鎖だったかもしれない。
それとも単なる事故?
兎に角、、、北京の天安門広場は、特別な場所なのを忘れてはならない。
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