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≪  石湾美術陶瓷廠、中国陶瓷城  ≫

陶瓷工場見学


杭州と広州 基点に2週間独り歩き(17)
2016/02/22 〜 2016/03/07








お気に入りの 陶美人・石湾公仔の買い増すのが楽しみなので、
製造現場に少しでも近寄りたいと、、インターネット検索するのだが、、ドンピシャリの情報は得られない。

林偉東(1957年生まれ)という石湾陶芸協会理事の名前が出てくるのだが、、住所は判らない。

石湾美術陶瓷廠という所が工場開放しているとの情報が得られたが、、
私の望む 石湾公仔の工房かどうかは確認できなかったが、駄目元で訪問するのを楽しみにしていた。



中国陶瓷城は、前を通過する度に、陶芸店が入居しているか気になっていたので、、序でに訪問する。







中国陶瓷城






巨大な施設だが、、建築関連、水洗関連と、、業者向けの製品ばかりで、
私の求める、、趣味の陶芸とは、、全く無縁だあった。

杭州の陶瓷城も同じで、個人趣味用は、旅游陶瓷街と別の小さな規模。
趣味の陶芸なんて、、極小さな商業界に過ぎないのだ。



木曜日の朝10時過ぎ、、全ての店は開店済だが、客は皆無だ。




展示品は、殆ど高級品だ、、、



気お引いたのが、、タイルによるモザイクだ。 各店舗が華麗なデザインで競っていた。
中国の現状を反映しているのだろう!




中国陶瓷城は、一応全てのフロアーを探索した。  1店舗でも石湾公仔の店舗が紛れ込んでいるかも知れぬ! と。
それでも、、30分はかからなかった。

次は、、美術陶瓷廠へ、、

バスに乗り、 ”美術陶瓷廠” を路線図で確認し、GPSを見る。
”躍進路中” のバス停は、美術陶瓷廠の300m程手前だったので、
次が ”美術陶瓷廠” だと思っていたが、、ありゃりゃ! である。
美術陶瓷廠の前を素通りして、、どんどん先へ、、石南大橋を渡り先へ進む。
次の停留所は、、”石南大橋” で 1km以上も離れてしまった。



”美術陶瓷廠” = ”躍進路中” なのだ。
よくある事だが、、バス内部の路線図までが、”美術陶瓷廠” となっているのだから お手上げだ、、

”石南大橋”站前に立派な牌門、、

陶瓷店舗もあったが、、業務用だった。

向かえのバス停から、、”躍進路中”へ戻る。



躍進路は、、地味な通りだが、、陶瓷店は数店舗あった。
一軒は、、石湾公仔 とあったが、、ありふれた陶人形しかない。




躍進路を 南に数百m進む。  窯業の街らしい雰囲気だが、、工場は見当たらなかった。




↓ 石湾美術陶瓷廠、、、百度地図で確認していたので躊躇わずに入る。  ↓




■  石湾美術陶瓷廠  ■



開放された門、、無人、、、



欄干に飾られた 陶製彫像


↑↓  全ての彫像は、、表情豊で芸術性大  ↑↓
期待が高まる。




案内図はあるが、、受付等の場所は無い。



自由に歩き回る。




展示室、店舗のようなものが1階にあった。
一品ものらしい作品が並んでいる。
人形類、、オブジェ、花瓶 etc、、
価格がついているものはメッチャ高額。


陶美人の類もあったが、、私の求めている物とは全く違う。
作家作の一品物のようだが、、全く魅力は無いのだ。




歴史的な 偉人、僧、、等の彫像は、、どれもリアリティがあり 魅力的な作品だ。

私の探していた工場ではないのは判ったが、、石湾公仔の工場なのは間違いなかった。



2階に制作室があった。

勝手に自由に入って行くのだが、、全くのお咎め無しだ、、、チラッとこちらを確認するだけで無関心。



一番奥に、、流し込みの作業場が、、


石膏型を確り縛り、泥を投入、、
暫くして、、石工が水分を吸収し、
表面が固まれば、、中の泥水を流し出す。

安定すれば、、型を剥がして、、第一段階終了だ。




左右と底、、合計3分割、、比較的シンプルな造形だ。




これは、、頭の頂上に 3分割の跡

肩、、胸にも型の跡が、、

、、結構 複雑な型のようだ。





基本型に、、別の部品を接着、、、
服装等のメリハリを丁寧に修正・仕上げを施す。
このレベルを、、如何に繊細に携わるか、、
職人の人格、ベテラン度が大いに影響する。



皆、、真剣そのもの、、、良心的な工場である事は間違いない。








造形の仕上げが終われば乾燥だ。









↓  廊下の展示コーナー  ↓
↓  寺院や廟の屋根の装飾も手がけているのだ。   陶美人は作家の作品だが、、私の求めるモノより遥かに魅力は無い。  ↓




別の部屋へ、、、大きな部屋に、、机に、応接椅子、作品展示、、
ベテラン作家の特別部屋なのだろう。




こちらも 特別部屋、、、量産品とは違う 一品作家モノ、、

一品モノの手造り作品だから、希少性はあるのだが、、その分、、完成度に限度がある。
私が求めている陶美人は、、型モノだが、複雑な組み合わせを前提としているので、
デザインは、、熟考を繰り返して、、洗練されているのだ。




↓    3階にも制作室、、、    ↓

乾燥後の、、、色絵付けの行程


素焼きした後なのだろうか?



お昼前の 11時40分  だが、、
殆どの人は、、昼食中、、








↓  釉薬の色見本に、、、バケツに入った釉薬  ↓









焼成窯へは 進入厳禁



私の求める工場ではなかったが、、石湾公仔の工場の一つだったので、、収穫は大きい。

そのうちに、、求める 石湾公仔工房へ辿り着くだろう。   一歩一歩前進だ。

石湾陶瓷協会の場所でも判れば、、私の陶美人の写真を見せて、工房を教えてもらえるかも知れない。
次回への宿題である。



石湾美術陶瓷廠の後は、、石湾公仔街へ、、


石湾公園で降車して、、公園散策しながら 石湾公仔街へ、、




石湾公園地図



陶製洗面器、、、、トイレ  のオブジェ、、、、センスが悪い !







前回は、、石湾公仔街で、、大量に購入しているので、、
今回も、、大いに期待しながらの訪問だ。
前回は、、量だったが、、今回は質を重視である。





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