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≪  開封:相国寺 (北斉の555年創建)、大相国寺市場界隈  ≫

相国寺  = 北斉の555年創建



中国・中原 一人旅2週間 (11)
2016/11/03 〜 2016/11/17








↓    山門     ↓

1500年近い歴史を持ち、、現在の建物は1766年の再建なのだが、、
意外にも、、ありふれた寺院の門構えだ。

左右の 仁王象も チャッチイ、、、



↓  参道は菊の花で飾られ、、左右に 鼓楼と鐘楼  ↓

お決まりの配置と言うだけで、、威厳とか風格とかは全く感じない。



↓  天王殿  ↓

布袋姿の弥勒菩薩、四大金剛像、韋駄天菩薩 と お決まりの仏像も、、存在感が希薄。
宗教的に全く集中力や集金力が貧弱な寺院だと思わざるを得ない。
ありふれた街の寺院なら、、立派だと言えるのだが、、
北宋の都・開封の由緒ある寺院としては、、疑問に思う。



↓  大雄宝殿  ↓

この光景は、、何とか 絵になる。










大雄宝殿の御本尊  (横三世仏)
中央=釈迦牟尼仏、、東方=薬師仏、、西方=阿弥陀仏、、
c.f. 三世佛には、 釈迦像 + 文殊菩薩 + 普賢菩薩
釈迦像 + 日光菩薩 + 月光菩薩
縦三世佛 = 燃灯佛 + 釈迦佛 + 弥勒菩薩
等の組合せがあるが、、解説は難解だ。
          左右の高僧像群
背後の観音像の世界も バックとの配色、バランスにセンスが無い。
仏教界で重要な位置の寺院ならば、、優秀な人材・仏師を派遣するだろうに、、、意気込みは感じられない。



↓  お目当ての 羅漢堂  ↓

八角の造りで、、中央に 千手観音が祀られている。




八角の羅漢堂と中央の観音堂とは分かれた建物だ。




五百羅漢像、、、羅漢像に問題はないが、、背景が手抜きだ。

羅漢堂は中国各地で、数多く見てきた。
殆どが、、期待以上の素晴らしいものだったが、、

ガイドブックに、「ここは、、注目だ 」 と書かれていたので
期待が大き過ぎたようだ。


↓  千手千眼観音立、、同じ形で東西南北に4面、、  ↓

千手に其々眼があるので、、千手千眼となる。

18世紀の無名彫刻家の作、、銀杏の木彫

千手の作りが、、ただ棒の様で膨らみも表情も無い、、観音様の心が感じられないのだ。




↓  観音堂の奥は、、蔵経楼 と 資聖閣  ↓

資聖閣は建築中だが、、とても目立つ。



大いなる期待外れで帰路に着く。




山門近くの、、、ショップで、、商品としての素晴らしい 観音像 を見つけた。
青海観音 と 観月観音  だ。




衣装の細工が繊細・精巧で
中華工芸の素晴らしさが感じられる。


撮っても良いか? と許可を得たが、、
価格を尋ねる程に愚かではない。








↓   大相国寺市場   ↓

大きい構えだが、、1階は衣料関連で店舗は詰まっているが、、2階は、、殆ど物置状態だ。




界隈を ブラブラ と 鼓楼広場に出る。


鼓楼広場周辺は、、商業地区、、、
観光客向けではないのだが、、散策は楽しい。







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